四の五の

OFF派生のまとめとか洋ゲーの和訳とか

CONFINIUM Act1 ゾーン・サターン:石油農場(Oil Farm)

Xintetsu氏制作のOFF派生作品「CONFINIUM (Act1)」の邦訳記事です。
ゲームのダウンロードはこちらから。
※プレイヤーの名前は「プレイヤー」に置き換えています。
※メインストーリーのみの翻訳です。実際にプレイしている際の補助として使うことを想定して作っています。メインストーリー以外の要素(NPCの会話、謎解きなど)は是非プレイして確かめてください。
※OFF非公式日本語版未プレイにつき個人訳準拠です。意訳・超訳・誤訳あり。
(前→ゾーン・サターン:ガラス庭園
(次→ゾーン・ジュピター:中心部&沼地

 

 

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ナビゲーター
 急ぐぞ。


パイロット
 不意打ちだ!

 

パイロット
 本部に連絡を取った方がいいな。
 でも無線は通じない……

パイロット
 電波状況を良くする方法を探さないと……


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エルセン
 亡霊が……あいつらがいきなり……現れて……
 僕たちはどうすることもできなかった……

エルセン
 同僚をここに連れてきましたけど、持ち堪えられるかどうか……
 ああ、神様。


エルセン
 こんな……
 こんなこと、起きるはずじゃ……

エルセン
 何が起きてるんでしょう……僕には……分かりません……

エルセン
 血は止められたのにまだ何か変なんです……

エルセン
 ど……どうしたら……
 彼、反応がないし、身体からは黒い煙が出てる……

エルセン
 こんな状態になった人は見たことない……

エルセン
 ……。

エルセン
 あっ、そうだ!

エルセン
 別の建物にもっと強い薬を置いてあるんです。あれなら効くかも……

エルセン
 あなたがそれを持ってきてくれたら、まだ希望はあるかもしれません。

エルセン
 僕が行きたいところですが、脚を怪我しているし、外にはまだ亡霊がいるかもしれない……僕はここで同僚の容態を見てないといけません……

エルセン
 僕のロッカーに必要な薬があるはずなんです。あの……

エルセン
 ……どうか、お願いします。
 急げばまだ彼を救えます。

 

ナビゲーター
 彼の傷はそこまで致命的ではなさそうだ。
 だがあの目……

ナビゲーター
 ずいぶん動揺していたな、今にもバーント化しそうな様子だった。

パイロット
 ああ。なあ……もう一人が言っていた薬がここで役に立つとは、僕にはあまり思えない。

ナビゲーター
 市民のカラメルエキスの使用は想定されていないが、あの負傷した作業員に残された最後のチャンスはカラメルかもしれん。

ナビゲーター
 あの胡散臭い商人なら持っているかもな……どういう名前だったか、オムニか?


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オムニ
 何だって、怪我した作業員を助けるために薬を探してる?

オムニ
 この場合は普通の薬じゃ不十分かもしれないな。肉体的な怪我は治せても、奴さんは今にもバーント化しそうだった。

オムニ
 強すぎるストレスが掛かれば……ポンッ!
 もう戻れねえ。
 そうなる過程はアンタ達も知ってるだろう。

オムニ
 そして、アンタ達がバーント化を免れる唯一の方法はカラメルの摂取しかないってことも。

オムニ
 残念だがオレは売れない……
 オレは合法的な品だけを売るんでね。

オムニ
 アンタ達はカラメルを持ってないのか?
 ……アッハッハ。兵士様に対して、ただの市民に支給品をくれてやれだなんて言うべきじゃねえか。

オムニ
 何たってカラメルは貴重品だ。それにこれから何が起こるか分からねえ……
 アンタ達自身が戦闘中にバーント化しかけるとかな?

パイロット
 ……。

ナビゲーター
 おい。もう止せ。

ナビゲーター
 波風を立てるな。

オムニ
 うん?
 オレは何も仄めかしたつもりはないぜ。

ナビゲーター
 だろうな。


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エルセン
 ……どうか、お願いします。

エルセン
 薬を持ってきてくれるだけでいいんです。
 僕のロッカーの中にあるはずなんですけど、その鍵をどこかに落としてしまって……

  普通の薬では効果はなさそうだ……
  任務用のカラメルエキスを与えるか、それとも別の薬を探すか? →【はい、カラメルを与えます】(訳注:現デモではどちらを選んでも後に大きな違いは無い。)
  カラメルエキスは希少な物だ。
  戦闘中にバーント化するのを防いでくれ、次にいつ補充できる機会があるのかは分からない。賢明な選択を。
  本当にそれを渡すつもりか? →【はい、本気です】
  絶対に本心か? →【はい】

パイロット
 あ……その……すまないけど、恐らく普通の薬では効果は無いと思うんだ……

パイロット
 彼の様子を見るに彼はバーント化しかけている、それを防ぐには方法はひとつしかない。

パイロット
 これをあげるよ、彼に飲ませてあげて。

  カラメルエキスを作業員に渡した。

エルセン
 あ……ありがとうございます……

エルセン
 この感謝をどう伝えたらいいのか……

エルセン
 おかげで、彼もすぐに良くなるはずです……

パイロット
 起こりうるあらゆる危険から市民を守るのが僕たちの役目だ。

 

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パイロット
 ケホッ……ケホッ……

パイロット
 待ってくれ……この空気……
 肺が潰れそうだ。

ナビゲーター
 高所へ行くほどスモッグも濃くなっているらしい。

パイロット
 周りがほとんど何も見えないな。

ナビゲーター
 さっさと済ませよう。

パイロット
 あ、ああ……

パイロット
 繋がるといいけど。

パイロット
 E7、こちらXT98、送れ。


 …… ………… ……

パイロット
 E7、こちらXT98。亡霊の発生源を特定した。現在追跡中。聞こえるか?


 …… ………… ……………

パイロット
 E7、聞こえるか?


 ……

パイロット
 ダメだ……

パイロット
 通信が完全に途絶えた。

ナビゲーター
 そいつはまずいぞ……
 急がないと。


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ナアマ
 忌々しい。

ナアマ
 ぐううううぅぅ……何故だ……

 

ナアマ
 ぐううううぅぅぅぅ……
 アドオンに傷を負わせられん……

ナアマ
 お前たち、何をそんなにもたついていた?

ナアマ
 あの大広間……アルファはあの中に入って行った。
 後を追うぞ、奴を追い詰めるのだ。

 

【ゾーン・サターンボス:アルファ戦】
  アドオンは小さく揺れている。
  攻撃するか? →【準備はできている】

パイロット
 ここまでだ。

 

【戦闘終了後】
パイロット
 はあ……はあ……
 やった……のか?……


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トードキング
 勇敢なるガーディアンよ。
 きみを待っていたよ。

トードキング
 星々は天より落ち……そしていずれはこの王国も。

トードキング
 重力は日ごとに強さを増すばかりだ、そうは思わんかね?

ナアマ
 わたしはこの国が崩壊していく様を見てきた。わたしがどれだけ足掻こうとも、腐敗は全てを喰らい尽くす。

トードキング
 この世界はガラスの城と化しつつある。

トードキング
 美しいように見えて……
 ひとたび小さなヒビが入れば、一瞬で崩れ去ろう。

トードキング
 そして最後には、砕け散り幾千の破片となるのだ。

ナアマ
 王は成り行きを見よと言うが……
 しかしわたしはいつまで経っても待っていることしかできない。

ナアマ
 わたしは奇跡など信じない。
 誰かがこれを止めなければ。

トードキング
 耐えるのだ、愛しき子よ。
 落ち着きなさい、わしはこの混乱を鎮める術を知っている。

トードキング
 さあ、もっと近くへ。

ナアマ
 ……。

トードキング
 躊躇しているね、ガーディアンよ。

トードキング
 だがわしには分かる、
 きみも心の奥底では、
 何をしなければならないのかを既に知っている。

ナアマ
 その言葉は、ほぼ正しい。

ナアマ
 ……だが、それでもわたしは王の従者なのだ。

トードキング
 わしの申し出を受ければ、遠からず彼はきみの主君ではなくなる。

ナアマ
 ……やろう。


トードキング
 そして、第一の契約は交わされた。

ナアマ
 …………。

トードキング
 王にこれを飲ませなさい。
 そうすれば、彼の渇きは鎮まるだろう。これはわしの血だからな。

ナアマ
 主よ、仰せのままに。

 

ナアマ
 陛下。
 わたしをお呼びですか?

キング
 我が股肱のガーディアンよ。

キング
 何かが近付いてきている。

キング
 私には分かる。我々の愛しき世界の奥深くで形を為し、力を増している。

キング
 ……。

キング
 軍隊を動員せねば。
 何があろうとも生産は続けろ。

ナアマ
 我が君、あなたはお疲れのご様子。
 わたしからひとつ贈り物を差し上げましょう。
 さあ、これをお飲みください。

キング
 喉は渇いていない。

ナアマ
 陛下……
 近頃のあなたは実に苛立っておられる。
 お心を静める飲み物を差し上げるべきだろうかと、わたしはずっと考えていたのです。

ナアマ
 少し休んでもよろしいでしょう。
 さあ、王家の蔵から出したこの最高級のワインを。

キング
 ……そうかもしれないな。


キング
 な……
 何だこれは?

ナアマ
 陛下、そのワインに何か気になるところでも?

キング
 ……これは……いつもより強い……

キング
 頭が……

ナアマ
 陛下?

キング
 大丈夫だ。

キング
 何でもない。


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パイロット
 今の見たかい、プレイヤー?

ナアマ
 何をだ?

パイロット
 いや……

 

ナアマ
 良くやった、軍人たちよ。
 お前たちの尽力で、脅威を排除することができた。

ナアマ
 しかし、申し訳ないがお前たちにはさらに任務を続けてもらわねばならない。

ナアマ
 我が親愛なる友にして同士たるゾーン・ジュピターのガーディアン・ラマシュトゥから、近ごろ彼女のゾーンに第二のアドオンであるオメガが現れたという報告を受けている。

ナアマ
 我々はアルファを倒したが、
 戦いはまだ終わってはいない。

ナアマ
 発生源を破壊せぬ限り、亡霊たちはいつまでも現れるだろう。

ナアマ
 残念だが、わたしはお前たちを助けるためにこのゾーンを離れるというわけにはいかぬ……わたしには義務があるのだ、分かってくれるな。

ナアマ
 だが、きっとラマシュトゥが助けてくれるはずだ。

ナアマ
 彼女は普段は多忙な身だが、
 わたしが特別なカードをあげよう、それで彼女のオフィスへ直接入れる。

  琥珀のカードを手に入れた。

ナアマ
 ゾーン・ジュピターはお前たちの本拠地ではなかったか?

ナアマ
 もしそうなら、急いで本部へ戻った方がいい、今にもまた亡霊が現れそうな予感がしている。

 

ナビゲーター
 ……嫌な予感がするな……