四の五の

OFF派生のまとめとか洋ゲーの和訳とか

REPEAT Finale Demo ゾーン2:エリス2回目~イング戦(エリスを倒さなかった場合)

D3dans氏制作のOFF派生作品「REPEAT (Finale Demo)」の邦訳記事です。
ダウンロードはこちらから。一緒に以下のマップデータの更新(Map0297Map0023Map0159Map0161、Map0165)を推奨。
※性別は男性を選択、プレイヤーの名前は「プレイヤー」に置き換えています。メインストーリーのみの翻訳です。
※実際にプレイしている際の補助として使うことを想定して作っています。メインストーリー以外の要素(NPCの会話、謎解きなど)はプレイして確かめてください。
※OFF非公式日本語版未プレイにつき個人訳準拠です。意訳・超訳・誤訳あり。
(前→ゾーン2:エリス戦直前まで
(次→ゾーン3(※現デモ最終ステージ)

 

 

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コンダクター?(エリス)
 また会いましたね、我が友よ!

エリス
 何のご用でここへ戻られたのです?

バッター
 お前の兄弟に会った。

ウィリアム
 愛しのウィリアムに! 彼はステキな人でしょう、違いますか?

バッター
 お前の名前はエリスなのか?

エリス
 要点をズバリ突きますね、そう思いませんか?

エリス
 ええ ええ、それがわたくしの名前です!

エリス
 かわいらしいでしょう、違いますか? わたくしはそう思いますよ。

バッター
 ……。

エリス
 どうしてそんなにピリピリしているのです、親愛なる友よ? →【見逃す】

バッター
 もう行かなくては。

エリス
 おや? いいですよ いいですよ。
 何か必要なものがあれば来てくださいね、よろしいですか?

エリス
 あなたがいない間に情報を集めておきましたからね、アハ!


【ウィリアムとは誰?】
バッター
 ウィリアムとは誰なん……

エリス
 わたくしの愛しの兄弟ですよ、もちろん!

エリス
 わたくしより上の兄弟です。
 身長ではなくて歳の話ですよ、違いますか?

エリス
 そうでしょう? 違う? そうですとも!

バッター
 攻撃的な性格のようだな。

エリス
 おや、いえいえ。彼はあのぽっこりしたお腹みたいにソフトな人です!

エリス
 ただちょっと……何と言うのでしたかね?

エリス
 過保護? なのですよ。

エリス
 ああ……でも、ちょっと語らせてくださいな!
 ちょっとだけ!

  三時間後。

エリス
 彼の靴のサイズは……確か7でしたか? そうです そうです! 彼は服も作っていましてね。手先が器用なんですよ!!

バッター
 エリス。

エリス
 何でしょう、バッター殿……?

バッター
 ……。

エリス
 ……。

バッター
 ……。

エリス
 わたくし……喋り過ぎましたね……

エリス
 ですよね……

バッター
 ……。

エリス
 ……あらあら。


【ウィリアムとは誰?(2回目)】
バッター
 断る。

エリス
 はい? 断る?

バッター
 断る。


【ペダロが呼べない】
バッター
 ペダロが作動しない。

エリス
 作動しない……?

エリス
 ああ! ああ!

エリス
 申し訳ありません、それは兄がいるからです!

エリス
 彼の船が航行中に誰かに衝突することがないよう、安全上そうなっているのです!

エリス
 彼はもうじき出発するはずです、違いますか?
 彼が行ってしまえば動きますよ!

エリス
 わたくしが「よろしく」と言っていたと伝えてもらえますか?

バッター
 分かった。


【ガーディアンは誰?】
バッター
 このゾーンを治めているのは誰か知っているか?

エリス
 ああ、確か彼の名前は……?

エリス
 おや……思い出せない。
 おかしいですねえ……

バッター
 どうした?

エリス
 いつもなら、わたくし実際に起こったことなら何でも覚えているんですけれど……

エリス
 何かが思い出すことを阻んでいるような、恐ろしい気分がするのです。

エリス
 そんなことをするものと言えば、わたくしの愛しい人でしょうか。

エリス
 それとも……まさか……

バッター
 ……?


【ガーディアンの見た目】
バッター
 彼の外見は覚えているか?

エリス
 誰のです?

バッター
 ガーディアンだ。

エリス
 ああ! ええ ええ、覚えていますよ。

エリス
 とても背が高くて、がっしりした身体をしています。確か仮面も被っていましたねえ。

エリス
 不思議なことに彼はあまり気配を感じさせませんが、それでもわたくしは彼を見ました。

バッター
 他には?

エリス
 うーん……そうだ!

エリス
 わたくしが彼と話していると、彼はいつも落ち着かない気分になるようですねえ。

エリス
 あと、彼は迷子になってしまったエルセンをたくさんたくさん助けています。
 このビルはとても広いですからね。

エリス
 時々彼らのことがとても可哀想になりますよ。本当に 本当に。

エリス
 彼らはずいぶん寂しそうです。
 きっと何かに悩まされているに違いない。

バッター
 なるほど……。

エリス
 そういえば……ガーディアン・アツもよくここに来ていますね。

エリス
 きっと、この場所の多くがまだ建設中だからでしょう。

エリス
 ……でもひょっとしたら、何か別の意味があるのかも? アハ アハ!

エリス
 ステキな思いつきでしょう、違いますか?

エリス
 ロマンチックなことを考えるとお腹がこそばゆくなりますねえ!


【愛しい人とは】
バッター
 ……。

バッター
 お前の……愛しい人とは?

エリス
 ……!

エリス
 おやおや、バッター。何故そんなおかしな質問を……!

エリス
 アハ、もちろん冗談ですよ。

エリス
 わたくしの愛しい人は列車です!
 彼女はとても美しい、違いますか?

バッター
 かもな。


【行かないと】
バッター
 私はもう行かなければ。

エリス
 おや! いいですよ、ええ。

エリス
 またすぐにお会いしましょうね……?

バッター
 ああ。

エリス
 ……!!!


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☆別棟

ザッカリー
 おやおや、お二人さんはまったく威勢がいいな。

バッター
 どうやってここに?

ザッカリー
 いつもと同じさ。
 ここに配置されたんだ。

ザッカリー
 ところで、あのコンダクターを生かしたとはおかしなもんだ。

バッター
 何故だ?

ザッカリー
 彼女はお前さんを本当の案内人に歯向かわせ、彼のポジションを奪った。

ザッカリー
 その奪ったポジションから彼女を引きずり下ろさなかったんで驚いたのさ!

バッター
 何?

ザッカリー
 おや、知ってるだろう……

ザッカリー
 彼女は動物をひどく恐れていた。
 たとえ言葉を話せるものでさえ。

ザッカリー
 我らが可哀想な案内人は肉塊につられたらしい。

ザッカリー
 お前さんが彼を野良犬だと思ったことは責めはしないさ。

バッター
 つまり、私たちは騙されたと?

ザッカリー
 残念ながらな!

ザッカリー
 そしてお前さんはその過ちを正す機会を逃した。大丈夫さ。

ザッカリー
 きっとまた機会が巡ってくる……彼女の嘘を罰するつもりがあるならだがね。

ザッカリー
 お前さんはやる気かい?

バッター
 ……。


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☆「天国と地獄」

エルセン
 来ましたか。

バッター
 ん?

エルセン
 僕たちは仕事を続けられる。

バッター
 意味が分からん。

バッター
 説明しろ。

エルセン
 簡単なことです。

エルセン
 僕たちは、その……
 あなたに謎を出すためにここにいます。

エルセン
 僕たちが二人いるのもそのためです。

エルセン
 ドアは二つ、人も二人。

エルセン
 一つは善で……
 一つは悪……

バッター
 分かった。謎とは何だ。

エルセン
 その、僕たちは二人いますよね……

エルセン
 一人は嘘を吐き、一人は真実を話します。

エルセン
 あなたは僕たちに、どちらのドアがどちらなのかを聞くことができます、でも……

エルセン
 質問できるのは一度だけです。

エルセン
 ですから……

エルセン
 賢く選んでください。

 

(※左の部屋を選ぶ)
エルセン
 ああ、これはいけない。

エルセン
 あなたは、その……間違った選択をしました。

エルセン
 いけませんね。

エルセン
 でも……でも、彼はあなたを殺しはしません。
 今はまだ。

エルセン
 ですから……このまま進む、といいと思います。

 

(※右の部屋を選ぶ)
エルセン
 お、おめでとうございます! あなたは……

エルセン
 あなたは正解しました、ですが……
 ですが、一応言っておきます。

エルセン
 これは、テストの始まりに過ぎません。

 

バッター
 消えた。


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バッター
 ……!

イング
 君は何のためにここに来た?

バッター
 お前は誰だ?

イング
 それは今はいい。

イング
 バッター、君は何故ここに来た?

バッター
 お前がこのゾーンのガーディアンか?

イング
 なるほど……それが理由か。

バッター
 ……。

イング
 わたしが死を迎える前に、ひとつゲームをしないか?

バッター
 私はゲームはしない。

イング
 君は今、コンダクターとゲームをしているのではなかったかね?

イング
 これは運試しだ。

イング
 君もきっと気に入る。

イング
 君が勝ったらわたしの名前を教えよう、そうすれば君はわたしとここで戦える。

イング
 わたしが勝ったら、わたしは去る。

イング
 申し出を受けるかね?

イング
 君のすべきことは選択だ。

バッター
 ……。 →【宝箱を選ぶ(※どちらを選んでも同じ)】

  中には何も無い。

イング
 さらばだ、バッター。

バッター
 待て。


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☆仮面の間

バッター
 エリス……

エリス
 バッター!

エリス
 捕まってしまいましたねえ!

バッター
 え?

エリス
 あなた、ハンマーを探していたのではありませんか?

バッター
 何故それを?

エリス
 すみません すみません。

エリス
 わたくし、このゲームにいささか真剣になりすぎていたようです。


(※→「尾けていたのか?」を選択)
バッター
 私たちを尾けていたのか?

エリス
 私たち?
 あなた、誰かと一緒なのですか?

エリス
 あ……

エリス
 本当に、申し訳ありません。

バッター
 もうついて来るんじゃない。

エリス
 はい……はい。

エリス
 ハンマーをどうぞ、バッター殿。

エリス
 あなたが本気で怒っていないといいのですが。
 わたくしはただ助けになろうとしただけなのです!

  ハンマーを手に入れた。


(※→「ハンマーをくれないか?」を選択)
バッター
 ハンマーをくれるか?

エリス
 !!!
 もちろんです。そのために取ってきたのです!

エリス
 ハンマーをどうぞ、バッター殿。

エリス
 あなたが本気で怒っていないといいのですが。
 わたくしはただ助けになろうとしただけなのです!

  ハンマーを手に入れた。


(※→「構わない」を選択)
バッター
 気にするな。

エリス
 そうなのですか?

エリス
 あなた、怒っていないのですか?

バッター
 ああ。

エリス
 ハンマーをどうぞ、バッター殿。

エリス
 あなたが本気で怒っていないといいのですが。
 わたくしはただ助けになろうとしただけなのです!

  ハンマーを手に入れた。

 

(※ハンマーで壁を壊した後)

エリス
 中には何がありました?

バッター
 分からない。もう少し調べてみようと思う。

エリス
 わたくしはここにいましょうか? いましょうね!

エリス
 わたくしは後を追いません!
 良い子にしています。見ていてください!

エリス
 あっ! でもハンマーはお返しください、いいですか?

エリス
 片づけないといけませんからね!

バッター
 分かった。

  ハンマーを失った。

 

(※メモ:左から1番目)
 「今日は友だちができた」
 「私にとても優しくしてくれた。絵もたくさん描いた」
 「これまで友だちなんか一人もいなかった」
 「誰かに会ったこと自体、長い間なかった気がする」
 「一緒にいる時間が永遠に終わりませんように」


(※メモ:左から2番目)
 「今日もまた一緒に遊んだ。楽しかった」
 「絵も描いたし、楽しい話もした」
 「初めて会ってから数週間が経つ」


(※メモ:左から3番目)
 「今日は別の友だちを紹介された」
 「一人目の友だちよりも背が高かった。彼と一緒にいるとおかしな気分になった」
 「何をやっても変な風に見られてしまう気がした。わざとらしい。変なやつだって」
 「彼に嫌われたかもしれない」


(※メモ:左から4番目)
 「彼と一緒にいればいるほど、彼を求める気持ちが強くなる」
 「身体の中に激情が湧き上がる」
 「触って欲しい」
 「抱いて欲しい」


(※メモ:左から5番目)
 「一人目の友だちが病気になった。もう助からない。というより……そう聞かされた」
 「何か手立てがあると信じたい、でも一緒にいられる時間は日に日に失われていく」
 「こんな知らせなんて聞かなければよかった。何も知らず、幸せに生きていたかった」


(※メモ:左から6番目)
 「どうしてこうまでたくさんのものに見放されてしまうのだろう」
 「一体何をしたら、自分の友だちがゆっくりと避けられない死を迎える羽目になるのか」
 「顔が無くなる羽目になるのか」
 「あの人は毎日わたしの周りに現れる。その移ろいゆく顔が嘲り笑う」
 「もう見たくない」


(※メモ:左から7番目)
 「何をすればいいのか分からない。希望が無い」
 「わたしのせいなのか?」
 「わたしの嫉妬が原因なのか? もうどう考えたらいいのか分からない」
 「友だちにはもうずいぶん長いこと会っていない」
 「動かないその姿がわずらわしい」
 「また歩けるようになるのかも怪しい」


(※メモ:左から8番目)
 「また一人ぼっちだ。前よりもっと最悪だ」
 「時々、一人のままでいればよかったと思う。その方がマシだった」
 「そうじゃないか?」
 「お前を見ると頭痛がすると彼に言われた」
 「彼がわたしを見るたびに、彼の気分を悪くしてしまう」


(※メモ:左から9番目)
 「こんなのもう無理だ」
 「あの人を取り戻さなければ。一人でここに居ても私の虚ろな身体を内側から蝕むだけ」
 「何もかもがわたしの心から生気を奪っていく」
 「頭が動かなくなっていく」


(※メモ:左から10番目)
 「わたしの友だちは最初からダメだったんだ」
 「この問題はわたしの手には負えない。一番最初の状態に戻ってしまった」
 「初めからこうなる運命だった」
 「抗っても無駄だ」

 

(※「嘘つきの仮面」を手に入れた後)
エリス
 それは何です? それは何です?

バッター
 仮面だ。

エリス
 おや! 一瞬あなたの頭を持っているのかと思いましたよ。

エリス
 アハ アハ! わたくしとしたことが。

バッター
 私の?

エリス
 それ、あなたに似ていますよ。実に!

エリス
 気にしないでくださいね。ぜーんぜん。
 中の探索が終わったのでしたら、わたくしは行きますね!

エリス
 このゲームも楽しいですが、ダラダラしてはいられない。わたくしには仕事がありますから!

エリス
 頑張ってくださいね、いいですか?

エリス
 ガーディアン・イングがあなたに会いたがっていますよ、アハ アハ!

 

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イング
 ついにこの時が来た。

バッター
 そのようだな。

イング
 感銘を受けたと言わざるを得ない。

イング
 君の決意は興味深いよ。

イング
 別のゲームをするのはどうかな?

バッター
 断る。

バッター
 私たちの会話もこれが最後だ。

イング
 ああ……では、わたしの命の灯火もここで消えるのだな。

バッター
 イング、ゾーン2のガーディアンよ、
 我が審判を受ける覚悟はできたか。

 

【ガーディアン・イング戦】
イング
 来るべき時が来たのなら、わたしも戦闘態勢を取らなければ。

イング
 バッターよ、本当にこの使命を続けたいのか?

イング
 君には無理だ。

 

バッター
 避けられないことを何故遅らせる。

イング
 遅らせてなどいない。

イング
 わたしはただショーが始まるのを待っているだけだ。

バッター
 ……。

 

イング
 我々は詰みに入ったらしい。
 このままではお互い疲れ果てて続けられなくなる。

イング
 故に、手っ取り早く終わらせよう。

イング
 こんなことは全て無駄だがね……

イング
 許 し て 。

 

イング
 こんなのは間違っている!
 君にそんなことは……!!!


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 大丈夫。この仮面は完璧だ。闇がこの地を覆うまで、わたしはこれを着けていよう。
 ああ……すまない。怖がることはない。わたしたちはその頃にはずっと遠くに行っている……もっと良い所へね。故郷、とでも呼ぶべきかな。


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イング
 こんなことは有り得ない。どうして、わたしが……

バッター
 お前の負けだ、イング。

バッター
 この世界はもう、お前の嫉妬に苦しむことはない。

イング
 わたしは……わたしは招待されていたのだ。芝居をすることになっていたのだ。

イング
 バッター、頼む……

イング
 わたしのたった一人の友だちを、傷つけないでくれ。


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 彼はもうすぐそこまで来てる。


 どうしたら?