故Felix The Judge氏制作のOFF派生作品「HOME (ver1.0.4)」の邦訳記事です。
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※性別は男性を選択、プレイヤーの名前は「プレイヤー」に置き換えています。
※メインストーリーのみの翻訳です。実際にプレイしている際の補助として使うことを想定して作っています。メインストーリー以外の要素(NPCの会話、謎解きなど)は是非プレイして確かめてください。
※OFF非公式日本語版未プレイにつき個人訳準拠です。意訳・超訳・誤訳あり。
(前→ゾーン4:図書館)
(次→浄化後ゾーン3&4、ゾーン0)
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●浄化後ゾーン1
☆エルセン
アラン
ようやくお目覚めかよ。
ヴァレリー
パブロ。大丈夫ですか? 結構な間気を失っていましたよ。
ジョズリン
あたしたちが揺すったり舐めたりしてみても全然反応しないんですもの。
ヴァレリー
僕の記憶では、僕とアランは揺すって起こそうとしましたよ。舐めてみたら違う反応があるかもって思ってたのはあなたです。
ジャッジ
分かった。考え無しのお喋りは結構。
プレイヤーよ、まだそこにいるかね? 何でもいい、何か試してみてくれ。
ジャッジ
良かった、そなたがこの世界を離れてしまったのではないかと心配していたのだ。
ジャッジ
ううむ……
ジャッジ
アラン、この場所に見覚えは?
アラン
少しだけ……何となくだけど……オレたちが出会った場所の近くっぽいな。遠くにオンボロの駅が見える。
ジャッジ
同感だ。ただ、我々の世界を定義していた色彩はどこに消えたのだろうな。この世界から失われてしまったように見えるが。
ジョズリン
邪魔するつもりじゃないんだけど、何かが近づいてくる音が聞こえるわ。フレンドリーな感じじゃないわよ。
ヴァレリー
あの化け物……
ヴァレリー
図書館に、ああいう変な化け物のことが書かれている本がありました。
ジャッジ
あれは何だ? あの存在に何の意味がある? このゾーンでは見たこともないぞ。
ヴァレリー
分かりません、まったく。これからもっと出くわす予感がします。
アラン
そんじゃ動き出さなくちゃな。ジャッジ、あんたとイマジナリーフレンドとの旅でこんなことに巻き込まれるとは思ってもみなかったぜ。
アラン
オレにはもう選択肢は無いらしい。ここまで来たら他に行くとこもねえ。
ジャッジ
感謝する、我輩は一人ではここまで来ることなど出来なかった。さあ、急がねばな。この謎はひとりでに解けてはくれまい。
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☆ペンテル
アラン
待ってくれ……
アラン
オレが行くよ、独りで。
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彼を行かせる? → 【はい】
アラン
ありがとよ。
アラン
お、お前ら……生きてたのか?
アラン
お……お前らがここにいるはずねえ。
アラン
何で逃げるんだ?
アラン
オレは何もしねえよ。
*
オマエハボクタチヲコロシタ!
コロシタ!
コロシタ!
アラン
やめろ。来るな!
生き残るにはああするしかなかった!
アラン
お前らだって同じことをしたさ!
オレは腹が減ってた! オ、オレにはもう選択肢が無かったんだ!
*
ボクタチハオマエヲシンジタ!
オマエニシタガッタ!
ソンケイシタ!
アラン
オ……オレは、生きたかった!
アラン
詰んだと思ったんだ。鉱山の野郎どもが知恵をつけてよ。殺すのも、こっそり食料をいただくのも難しくなっちまった。
アラン
腹が減りすぎて頭がおかしくなってたんだよ!
*
オクビョウモノ!
バケモノ!
サツジンキ!
アラン
す……
すまねえ。
アラン
オレを尊敬してくれてたのに。信頼してくれてたのにな。
アラン
オレも仲間たちと一緒にくたばるべきなんだ。オレは臆病モンだ。
相手にするのは弱い連中。やり返せねえような連中……
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オマエハボクタチヲコロシタ!
コロシタ!
コロシタ!
アラン
オレはお前らを殺した……自分だけ生き残るために……
アラン
どんな罰だって受けるさ。
アラン
お前ら、好きにやってくれ。
ジャッジ
アラン、殉教者の真似事は止めよ。
ジャッジ
お前は自分を万死に値すると考えておるのかもしれぬが、我輩がこの旅を終わらせるためには、お前に生きていてもらわねばならぬ。
ジャッジ
この地から肢を上げ、過去と決別せよ。
アラン
す……すまねえ、こんなことして。
オレはトチッてばっかだな。
ジャッジ
我輩の命さえ奪おうとしたのだからな。過去を振り返っても何も解決せぬ。今でも我輩はお前を仲間として大事に思っておる。
ジャッジ
自分を許せ、そうすれば我々は先に進めよう。
アラン
分かった……昔の仲間に、さよならだけ言わせてくれ……
ジャッジ
もうよいか?
アラン
おう。
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☆アルマ
フェイク・デーダン
……。
ジャッジ
デーダン?
フェイク・デーダン
……。
【フェイク・デーダン戦】
【戦闘終了後】
ジャッジ
さて……あの黒猫の言っていたグランドアイテムとやらをあやつが落としたぞ。
ジャッジ
奇妙な透明のガーディアンと戦わねばならぬとは一言も言っていなかったがな。
ジャッジ
それもやはり……その機会が無かったのだろう。
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●浄化後ゾーン2
ヴァレリー
見てください、図書館があります……
何かが違う気はしますが……
ジャッジ
この場所はややこしいことになっておるようだな……
動力源たるガーディアンの力を失ったことで、抽象的な性質が変化したのかもしれぬ……
ジャッジ
ビスマルクの各地を探索すればもっと色々なことが分かるであろう。
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☆モール
ジャッジ
ザッカリーはここにもおらぬか……
アラン
ここにあるものといや、あのおかしなマシンだけだ。
何も無いよかマシだろうけどな。
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☆図書館
ヴァレリー
そうです……まさにこの場所で、僕はこのゾーンのガーディアンと出会いました……
ヴァレリー
あの鳥を食べる気は無くて、ただイタズラしようと思っただけだったんです。タチの悪いイタズラでした、もう少しで僕の命を奪うところだった。
ヴァレリー
ヤフェトは僕に食べる気があったのかを気にしていました……彼は身体を求めていましたから。
ヴァレリー
彼は、猫の身体になれば住民たちともっと親しくなれると考えていました。結局その計画は裏目に出て、さらに無視されるようになってしまいましたけど。
ヴァレリー
……。
昔のことをグダグダ語るのは止めましょう。
先に進んだ方がいい。
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☆図書館屋上
ジャッジ
この卵、底知れぬエネルギーを放っておる。
ジャッジ
敵意があるようだぞ。
【卵→フェイク・ヤフェト戦】
フェイク・ヤフェト
……。
【戦闘終了後】
ジャッジ
さて……これが二つ目のグランドアイテムか。
またしても、これを手に入れるためにガーディアンの亡霊らしきものと戦わねばならなかった。
ジャッジ
何故だろうな。こんな亡霊がここにいるはずはないという気分がしておる。
何が彼らの消滅を阻んだのだ?