Chimakiisane氏制作のOFF派生作品「ONE (Demo4.5)」の邦訳記事です。
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※性別は男性を選択、プレイヤーの名前は「プレイヤー」に置き換えています。
※各種隠し＆分岐イベントのフラグを立てた状態でのメインストーリー＋一部サイドストーリーのみの翻訳です。実際にプレイしている際の補助として使うことを想定して作っています。メインストーリー以外の要素（NPCの会話、謎解きなど）は是非プレイして確かめてください。
※各フラグについてはここにヒントをまとめています。
※OFF非公式日本語版未プレイにつき個人訳準拠です。意訳・超訳・誤訳あり。
（前→【分岐版】ゾーン３：悪夢の世界その１「遊戯室」）
（次→【分岐版】悪夢の世界その３「マレー」＆イーノックの部屋」）
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「何なのだ……アレは！？」
「我々が望んだものとは似ても似つかないではないか！」
「弱くて、無様で……」
「何と不愉快な……」
「あいつらがオレを要らないと思ってるのは分かってる……それなら、どうしてあいつらはオレをここに引き止めてるんだろう？」
「牢屋に閉じ込められてる気分だ……」
「脱出しようと思って、オレは穴を掘った……」
「オレにできるのは掘ることだけだった……」
「そこはオレが一人になるための場所になった。あいつらは、オレがいることも忘れるかもしれない。」
「穴に入る時には、あいつらに絶対に見つからないように穴を隠しておかないと。」
「何であいつらは、オレのことを愛してくれないんだろう……？」
「我々は豊かに生きている。」
「愛しき我が主より存分な施しを受けてな。」
「だがお前はまるで囚人。」
「お前の肉体の内で腐り果てるのだ。」
「おぞましい！」
「穢れた、ちっぽけな疫病よ。」
「オレ様から逃げるな！」
「や、やめろ！」
「オレ様かお前の中のバーントがお前を殺すんじゃなきゃ、あのお方たちがお前を地獄の炎で焼き尽くすだろうさ。」
「オレのことは放っといてくれよ！」
「お前を求めてる奴なんかいねえ。」
「お前を必要としてる奴なんかいねえ。」
「お前は独りで死ぬんだよ。」
「不愉快だ！」
「不愉快で、卑しいチビだ！」
「何の役にも立たん！」
「足手まといめが！」
「こいつを側に置いておいても無駄だ。」
「捨てろ！ ここからつまみ出せ！」
「そして必ず殺せ……」
「我々はあんなもの二度と見たくない……」
「嫌だ……」
「嫌だ、死にたくない……」
「お願いだ……独りにしないで……」
（※訳注：ここからの会話はドゥの選択肢次第で大まかに３パターンに分かれる。ここではベストルートと思われる１つを掲載する。他の２パターンはこちら。）
ドゥ
ブライト……？
ブライト
……。
ドゥ
ブライト、大丈夫？
ブライト
失せろ……
ドゥ
でも……ドゥは助けにきたの……
ブライト
失せろって言っただろ！
ブライト
お前は耳が聞こえねえのか、それともただのバカなのか！？
ドゥ
何があったの？
ブライト
何があった？ 何があったかだと！？ 何でお前が気にするんだよ！？
ドゥ
……。
ブライト
お前は少なくとも生きてられるじゃねえか！
ドゥ
で、でも。
ブライト
でも何だよ！？
ブライト
オレは何をしたって、いずれ死ぬんだぜ！
→【「ドゥは気になるよ……」】
ドゥ
ドゥは気になるよ……
ドゥ
ブライトのこと、いっぱい気になるよ……
ブライト
でも何で？
ブライト
本当に？ オレに同情したから、オレが一緒に行くのを許しただけじゃねえのか？
ドゥ
えっ？ そんなこと……ドゥは……
ブライト
同情なんかいらねえよ！
→【「そうじゃないよ」】
ドゥ
そうじゃないよ……
ドゥ
同情なんかじゃないよ。
ドゥ
ドゥは助けたいの……
ドゥ
ブライトを助けたいの……
ブライト
でも何で！？
ブライト
死ぬ運命にある奴を何で助ける！？
ドゥ
ドゥは助け……
ブライト
オレは死ぬ！ 何をしたって死ぬんだ！
ブライト
オレはもうどうしようもないんだよ、ドゥ！
→【「それでも前に進めるよ……」】
ドゥ
それでも前に進めるよ……
ブライト
進める？
ドゥ
進むの。戦うの。
ドゥ
でっかい目玉をやっつけた後に言ってたよ、わるいモンスターをみんなやっつけるまでは死なないって。
ドゥ
しっぱい……さく、じゃないことを見せてやろうよ。
ブライト
……。
ブライト
お前、本当にそう思ってるのか……？
ドゥ
うん……。
ブライト
あ、ああ……その通りだ。
ブライト
本当にすまねえ。
ブライト
まさかオレがあのバケモンの洗脳を許しちまうなんてな。
ブライト
あいつは嘘の糸で、オレをハエみたいに絡めとりやがった。
ドゥ
行こうよ。
ブライト
同感だ。
＊
アハハハ……
＊
おめでとう、小さき子。
ドゥ
な、なにこれ？ だれかいるの？
グリム
最初に思っていたよりも、君はずっと賢いな。
ドゥ
わあ！
グリム
実に素晴らしい。
グリム
脱帽したよ、狂気の腕に掴まれた男をこうも易々と正気に戻してしまうとは。
ブライト
……。
ブライト
お前……
グリム
驚嘆はしたが、君たちを生かしておくわけにはいかない。
ブライト
この子の頭には髪の毛一本だって触らせやしないぜ。
グリム
ああ、とうとう抜け殻が牙を剥いたか。
グリム
それでも君は、まだ自らが張った嘘の糸の陰に隠れている。
グリム
道を見失ったあまりに、君はたとえ完璧な身体を持っていたとしても保てないような人格の仮面を被った。
ブライト
……。
ブライト
オレが何者かを知るのに、マスクを被る必要はない……
ブライト
オレの名はブライト。
ブライト
ああ、オレは完璧じゃないし、疫病神さ、でも不完全でもオレをオレとして受け入れてくれる人がいた……
ブライト
ドゥ。
ブライト
あいつをやっつけちまおうぜ。一緒によ。
ドゥ
うん！
グリム
君がそれをご所望ならば。
グリム
好きにしたまえ。
【グリム戦】
グリム
至福の狂気へご案内しよう。
グリム
悪夢にその身を捧げ、無慈悲なる現実から逃れるのだ。
【戦闘終了後】
グリム
君は確かに強い。気に入った。
グリム
夢と悪夢の狭間で真の最終戦をお望みなら、エリア５で私を探したまえ。
グリム
勝利した記念にこれをあげよう。再会した時、君たちが一番強い状態であって欲しいのでね。
グリム
君たちを待っているよ……
ブライト
聞いたな。
ブライト
とっととこの場所から出て、エリア５へ大急ぎだ。
ブライトが仲間に加わった。
