四の五の

OFF派生のまとめとか洋ゲーの和訳とか

Renew ゾーン3(Zone3)

Brandy氏制作のOFF派生作品「Renew」の邦訳記事です。
ゲームのダウンロードはこちらから。
※OFF派生作品「RISE」の続編に当たります。
※性別は男性を選択、プレイヤーの名前は「プレイヤー」に置き換えています。
※メインストーリーのみの翻訳です。実際にプレイしている際の補助として使うことを想定して作っています。メインストーリー以外の要素(NPCの会話、謎解きなど)は是非プレイして確かめてください。
※OFF非公式日本語版未プレイにつき個人訳準拠です。意訳・超訳・誤訳あり。
(前→ゾーン2&浄化後ゾーンX
(次→ゾーン4

 

 

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●幕間・ゾーン4
ダニー
 フン。悪くねえ日だ。空に星が流れてるぜ……
 ダレンならこういうのを見たがるだろうな……


 どけェ!

ダニー
 !!!

テイト
 ハァッ……やっと出られたぜ……おれは自由だ!

ダニー
 おい!

テイト
 アハハ……ハ……おっと。

ダニー
 逃げる気じゃねえだろうな。

テイト
 …………

テイト
 あばよ!

ダニー
 戻ってこい!


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●ゾーン3
☆エリア1
トフィー
 シ……シナモン……? ああ……き……きみ、無事だったんだね!

シナモン
 ああ。当然だろう……?

トフィー
 聞いたよ、ゾーンXでなにが起きたか……あとデーダンのことも……

シナモン
 ああ……くっ……そうだ。
 ソーダとデーダンがやられた……

シナモン
 この危機をイーノックに警告しなきゃならない。

トフィー
 ぼくも一緒に連れて行ってくれ……
 人数が多いほうがもっと安全だ。

シナモン
 ああ……分かった、トフィー。

  トフィーが仲間になった。


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☆エリア2
シナモン
 トフィー! ゼロ!

シナモン
 大丈夫か?

ゼロ
 うううう……こ、怖いです……

トフィー
 ぼ……ぼくは大丈夫。ちょっと驚いただけだ。

シナモン
 他の道を探してみてくれ、いいな?

シナモン
 俺とアルヴィは先に行ってイーノックを探す。気をつけろよ。

トフィー
 うう……分かった。用心する……


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ゼロ
 トフィー、まっ、待って!

トフィー
 あ……あなたは?

エマニュエル
 俺はエマニュエル。

エマニュエル
 お前はそこのお仲間が言ったようにトフィー、だな?

トフィー
 あ……はい……あの、そうです。

ゼロ
 ト、トフィー、お願い、そそそそいつから、は、離れて!

トフィー
 どうして……? なにか問題でも?

トフィー
 親切そうな人に見えるけど……

エマニュエル
 ああ、俺はお前に手を出したりしない。お前たちのどちらにもな。

ゼロ
 う、嘘つき……

エマニュエル
 なんて言った?

ゼロ
 ひっ……! なんでもないです!

トフィー
 あの……ぼ……ぼくたち、仲間とはぐれてしまったんです……

トフィー
 エマニュエル、す、すみません……
 ここを出るのを、てて、手伝ってくれませんか……?

エマニュエル
 ほう? いいだろう。ここの亡霊はかなり危険だしな。

トフィー
 あ……ありがとうございます……

  エマニュエルが仲間になった。

トフィー
 さ、さあ、行こう……


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トフィー
 あれ? なんでこんなところで止まるんですか?

トフィー
 シナモンはいませんよ……
 ここで彼を待つんですか……?

ゼロ
 うう……嫌な予感……

トフィー
 エマニュエルさん……? どうしてここへ?

エマニュエル
 なぜかって? 教えてやろう。

トフィー
 うわっ?! な……なにをする気ですか?
 こ、来ないでください……!

エマニュエル
 こっちに来な。痛みはない……そこまではな。すぐに終わらせてやる。
 お前のお仲間のシナモンにもそうするかは約束できないがね。

ゼロ
 やっぱりお前は信用できないやつだった!
 うううう……僕たちに触るな!

エマニュエル
 黙ってろ。事態を余計にややこしくするだけだ。
 そこをどけ、そうすれば使命を進められる。

ゼロ
 やめて!


 道を開けろ! お通りだァ!

ゼロ
 ?!

トフィー
 ……?

エマニュエル
 なっ?!

ダニー
 戻って来い!

ダニー
 ……

ダニー
 あれ……

ダニー
 なにが起きてんの?

エマニュエル
 お前の知ったことじゃない。
 あっちへ行け。

トフィー
 い、行かないで! あいつはぼくたちに暴力を振るう気なんだ!

ダニー
 ……ああ、畜生め。


ダニー
 痛ってえええええ! くっそぉ、あいつハメやがった!

エマニュエル
 さあ、もう逃げ場はない。


 あるさ!

エマニュエル
 やれやれ……またか。


ヘイラン
 みんなから離れろ!

カラメル
 聞こえただろ。離れろ。

エマニュエル
 チッ。何人来ようが俺は止められんぞ!


ヘイラン
 うわああああああっ!

ヘイラン
 僕の……僕の腕が! あぁぁ……あああっ!!!

カラメル
 ……

カラメル
 ……お……

カラメル
 お前……

カラメル
 ヘイランを……傷つけたな……

カラメル
 思い知らせてやる!


カラメル
 死ね! 死ね! 死ね! 死ねぇっ!

ヘイラン
 カラメル……!

ダニー
 やべえ……

ヘイラン
 カラメル、よせ!

カラメル
 イヤだ! イヤだ! こいつはお前を!

ヘイラン
 カラメル、頼む!
 僕はこんなの望んでない!


ヘイラン
 お、お願いだ、カラメル……こんなのダメだ。
 やめてくれ……

ヘイラン
 僕は知ってるんだ、カラメル……君は人殺しじゃない……君はこいつより良い人だ。

カラメル
 ヘイ……ラン……

カラメル
 ヘイラン……

カラメル
 ごめん、ヘイラン! ぼくは……

ヘイラン
 いいんだ……

カラメル
 お前が死ぬって考えるのが耐えられなかった……ぼくを置いていかないで……

ヘイラン
 置いてかないさ……約束だ……

ダニー
 えと……その……邪魔しちまって悪いけど……
 バッターの野郎はどこ行ったんだ?

カラメル
 あっ!

カラメル
 あの野郎……

ヘイラン
 カラメル……落ち着いて……あいつのことは後で探そう……今は……僕は……

ヘイラン
 僕たちは、どこか安全なところへ行かないと……

カラメル
 ……そうだな。


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シナモン
 ここにいたのか!
 ああ、無事で良かった……

ゼロ
 ギ……ギリギリでしたけどね……

シナモン
 なにかあったのか?!

トフィー
 ……エマニュエルが……あいつが……ぼくをだました……
 もうちょっとでぼくたちを殺すところだった……

ゼロ
 でも、顔にたくさん傷があるエルセンと、一本だけ傷があるエルセンが来たんです。

ゼロ
 一人目のほうは逃げちゃいましたけど……
 もう一人のほうは僕たちをかばってくれました……

トフィー
 あと……ヘイランとカラメルも……
 エマニュエルが……ヘイランの腕を……

トフィー
 ぜ……全部ぼくのせいだ!

シナモン
 おい、トフィー、違う……
 君の責任じゃない。

シナモン
 ヘイランは強い男だ……きっと大丈夫だ。
 待てよ……傷だらけのエルセンの話をしたか?

ゼロ
 し……しましたけど?

シナモン
 テイトだ……くそっ。逃げ出したな!

シナモン
 心配しなきゃいけないクソ野郎が二人に増えた!

シナモン
 イーノックのオフィスに行かないと。
 近道を見つけたんだ。行こう。


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☆エリア4
シナモン
 よし、みんな。ここを見張っておいてくれ。
 プレイヤー、あんたもみんなのことを見ていて欲しい。

シナモン
 エマニュエルがあの不細工面を現したら、あんたの助けが必要になるだろうからな……

アルヴィ
 シナモン、本気?
 イーノックはまだ完全には態度を改めてないのよ。

シナモン
 あの人は俺に手出しはしないさ。

アルヴィ
 ……そこまで言うなら……

 

※ゼロに話しかけたとき
アルヴィ
 ねえ、ゼロ?

【→気分はどう?】
アルヴィ
 気分はどう? あまり調子が良さそうには見えないわ。

ゼロ
 こ……こ……怖いんです、アルヴィさん……

ゼロ
 トフィーも僕もあやうく死ぬところだったんです……
 怖くないわけないでしょう?

ゼロ
 僕は怖い、でも怖がってたらあなたたちの役に立てない、それがつらいんです!

ゼロ
 このつらい気持ちを止めてください、こんなの嫌です!

アルヴィ
 ゼロ、落ち着いて! 深呼吸して、ね?
 パニックになっちゃダメ!

アルヴィ
 いまの状況は怖いわ、私だって怖いもの! 私の故郷のことも、作業員たちのことも、あなたのことも!

アルヴィ
 でもあたふたしたってどうにもならないわ。しっかりしなきゃ、私たちの大事なものを救うために。

ゼロ
 あなたは違うんです、アルヴィさん!
 あなたは強い! 僕は強くない!

ゼロ
 僕は……ただの弱くて無防備なエルセンです! 亡霊と戦うたびにバーントになりかけるんです! こんなの向いてないんですよ!

アルヴィ
 でもまだバーントにはなってないじゃない。

アルヴィ
 ゼロ、あなたは自分が思っているよりずっと強いのよ。本当に。

アルヴィ
 エマニュエルに初めて襲われたときあなたは死ななかった、あいつがトフィーとあなたを殺そうとしたときも、大勢の亡霊と戦ったときも。

アルヴィ
 ただのエルセンにそんなことできるかしら。

アルヴィ
 あなたは弱くないわ。

ゼロ
 僕は……

ゼロ
 アルヴィさん……僕は……あなたがどうして僕のことをそんな風に見るのか分かりません。僕はそんな風には思えませんから……あなたが正しいのかもしれません。僕みたいな目に遭って生き残れるエルセンはそんなに多くないでしょう。それでも……僕は強くない。ただ……他のみんなよりちょっと弱くないだけです。

ゼロ
 僕は……0です。

アルヴィ
 ゼロ……

ゼロ
 はい……?

【→エマニュエルはなにをしたの?】
アルヴィ
 二手に分かれた後になにがあったの? エマニュエルはなにを?

アルヴィ
 私もシナモンもそこにいなかったから、なにがあったのか知りたくて……あなたたちが心配なのよ。

ゼロ
 その……

アルヴィ
 その話をすると落ち着かない気分になるなら、別に構わないけど……

ゼロ
 い、いえ! ぼ……僕……

ゼロ
 話せます……
 話したいです。
 すごく怖かった……

ゼロ
 誰かに話す必要があるんです……
 すっきりさせるためにも。

アルヴィ
 分かったわ。話してみて。

ゼロ
 その、僕とトフィーは、僕たちが入らなかった建物に戻りました。
 なぜかそこのカウンターが開いてて……
 そこにパイプがありました、潜り込めるくらい大きなパイプが……入ってみると、中に砂糖がありました。とても甘い香りがしました。僕たちは部屋に出て、そこにも砂糖がありました。

ゼロ
 先に進むとあいつがいました。エマニュエルです……あいつも僕に気づきました。気取った笑いをしてましたよ。
 あいつは僕の弱さを知っていました。僕が口をきけないから、トフィーを信用させて利用できると思っていました。あいつはトフィーに取り入りました、僕は抵抗しようとしたんですが……

ゼロ
 あいつは僕たちを砂糖だらけの部屋に連れて行って、追い詰めて……殺そうとしました! 
 そのとき……テイトって人とダニーが飛び込んできたんです。テイトはそのまま走っていきましたけど、ダニーは立ち止まりました。なにか変だと思ったんでしょうね……ダニ-は僕たちをかばおうとしましたが、エマニュエルは彼をあっさりと押しのけて僕たちに迫りました。

ゼロ
 ヘイランさんとカラメルさんもあいつを止めようとしました。ヘイランさんは……エマニュエルのせいで腕を……

ゼロ
 カラメルさんはバーントになりかけました!
 あの人は怒り狂ってました、本当に怖かった!
 彼はエマニュエルを殺そうとしましたが……ヘイランさんが止めました。

ゼロ
 ヘイランさんがカラメルさんをなだめている隙にエマニュエルは逃げました……
 その後、あなたたちと合流したんです……

アルヴィ
 なんてひどい……本当に大変だったのね。

アルヴィ
 それじゃ……

【→あなたはどこから来たの?】
アルヴィ
 ところで、あなたはどこから来たの?
 あなたのことはあの地下室で見つけたけど……どうやってあの場所に?

ゼロ
 ……ここじゃない、別の世界があって。エマニュエルと似てるけど少し違う男の人がその世界に来て、全てを真っ白に浄化しました。

ゼロ
 なにもかも消えて、危険なものはなくなりました……
 けど一人ぼっちで……空っぽでした。

ゼロ
 ところがある日、色が戻ってきました。
 あなたたちが僕を見つけてくれました。あなたと、シナモンが。
 僕は……たぶん、なにかの拍子に他の世界に来てしまったんです。

ゼロ
 僕がゾーンXの状態に気づいたのもそのためです……浄化されていました、僕の故郷と同じように。

アルヴィ
 そ、そうだったの……ゼロ……かわいそうに。

ゼロ
 いいんです……

ゼロ
 僕は平気ですから……

アルヴィ
 そう、ゼロ……話し相手が必要になったら私のところへ来て、いい?

 

※トフィーに話しかけたとき
アルヴィ
 ねえ、えっと、トフィー、だったわね?

トフィー
 ……え? ごめん、なに?

アルヴィ
 いくつか聞きたいことがあって。

トフィー
 ………………。
 構わないよ。

【→あなたは?】
アルヴィ
 あなたはどういう人なの? どういう経緯でこんなことになったの? 私、仲間のことを知っておきたくて。

トフィー
 ぼ、ぼく? ええと……その……
 ぼくは前まで……砂糖炉で働いてたんだ。

トフィー
 火の中に死体を放り込む仕事をしてた……

トフィー
 嫌な仕事だったよ。

アルヴィ
 ああ……それは最悪ね。

トフィー
 そいつのせいでぼくはズタボロになった、きみには想像もつかないくらいに……

トフィー
 今もまだ、あの孤独と狂気から立ち直ろうとしてる最中なんだ……

アルヴィ
 かわいそうに……

トフィー
 今はそこまで悪くない……
 誰かに支えて欲しいときにはダレンが助けてくれる。
 彼は……その……マッティよりは良い人だ。

アルヴィ
 マッティって?

トフィー
 ………………

トフィー
 気にしないで……

アルヴィ
 ……分かった。ごめんなさい。

【→大丈夫?】
アルヴィ
 気分はどう?
 エマニュエルのことでショックを受けたでしょう……

トフィー
 つらかったよ! 怖かった……
 あいつはぼくを裏切った! ぼくはあいつを信じたのに裏切ったんだ、マッティみたいに……!

トフィー
 大っ嫌いだ!

トフィー
 怖いんじゃない! ただ……つらい!
 あいつはぼくを裏切って、殺そうとして、ぼくの友だちを傷つけようとした!

トフィー
 なんであんなことを?!
 アルヴィ、どうしてこういうことになるのかぼくには理解できない!

アルヴィ
 ……彼がこんなことをする理由は私にも分からないわ。
 けど、彼のことは私たちが止めてみせる、そうでしょう?

アルヴィ
 自分のやったことを後悔させてやるのよ。

トフィー
 ……あいつを苦しめてやりたい。

アルヴィ
 ええ……分かるわ。

【→シナモンとはどうやって知り合いに?】
アルヴィ
 ところで、シナモンとはどうやって知り合ったの?
 私とゼロはたまたま彼に出会っただけだけど、あなたのほうは経緯があるようね。

トフィー
 シナモンとはあの革命の最中に初めて会ったんだ。当時ぼくはまだ砂糖炉で働いててね。イーノック所長の情報を集めていたシナモンの一行が砂糖炉に立ち寄った。
 ぼくは彼らを帰したくなかった、初めてできた話し相手だったから……

トフィー
 シナモンはぼくを落ち着かせてくれて、そのおかげでぼくは自分の妄想に乗っ取られずに済んだ。シナモンは戻ってくると約束してくれた……

トフィー
 革命の後、シナモンは約束を守った。ぼくを砂糖炉から出してくれたんだ……永久に。
 そしてリハビリのためにぼくをゾーン4へ連れて行った。

トフィー
 ぼくはそこで療養し、ダレンに会った。ぼくの恋人だ……

トフィー
 最近になって、ぼくはゾーン再建を早めようとゾーン3に戻った……ところが、イーノック所長は砂糖の生産を中止する気がない。新しい種類の砂糖を研究しているそうだ……共食いにならない種類の砂糖を。でも、どうなんだろうな。

アルヴィ
 まあ……あなたはずいぶんいろいろなものを背負ってるのね……

アルヴィ
 後でイーノックを説得してみましょう、ね?

トフィー
 そうだね……

 

アルヴィ
 シナモン、遅いわね……
 様子を見てみましょう。


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イーノックのオフィス
シナモン
 なんて言った、イーノック?!

イーノック
 わたしは砂糖炉を自動化した!

シナモン
 違う、違う、違う! 砂糖炉の問題点はそこじゃない!

シナモン
 砂糖炉の使い方が問題なんだ!

シナモン
 砂糖の生産を中止しろと何度も話しただろう!

イーノック
 それでは作業員たちが不幸になってしまう!

シナモン
 この馬鹿……

アルヴィ
 シナモン!

シナモン
 な……

アルヴィ
 シナモン、集中して! いま心配すべきなのは砂糖のことじゃないわ!

シナモン
 アルヴィ……

シナモン
 くそっ。すまない、アルヴィ。

アルヴィ
 私が話してみる。

アルヴィ
 イーノック所長、このゾーンに浄化の危機が迫っています。
 バットを持ったエマニュエルという男がこのゾーンに来て、私たち全員を浄化しようとしています。
 ゾーンXは崩壊し、デーダンは死にました。いまは彼に代わってシナモンがゾーン1のガーディアンです。

アルヴィ
 ソーダやデーダンと同じ運命を辿りたくなければ用心すべきです。

イーノック
 そいつがわたしの巨体に敵うとは思えないが、気をつけよう。

シナモン
 お前はツルハシとナイフしか装備してないエルセン4人に負けたんだぞ。
 エマニュエルならもっと簡単にやれるだろうな。

イーノック
 それでもだ。警戒はしておく。君たちの次の目的地はゾーン4なのではないかね?

シナモン
 ああ。

イーノック
 なら行きたまえ。
 これがカードだ。

  水瓶座のカードを見つけた。

シナモン
 よし。みんなと合流しよう。
 少し訓練もしておくか。


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シナモン
 待ってくれ……マ……マッティ? ゾーンXから来たのか?
 そんな……ゾーンXのみんなはてっきり……

マッティ
 いいや……違う……
 僕は……逃げ出せた……

マッティ
 かろうじて……生き残った……
 お……お前は……なにもしなかった……
 僕たちのゾーンを……守ろうとも……

シナモン
 なんだって……? 俺たちには知りようがなかった!
 エマニュエルが来ていたと知ったときにはもう手遅れだったんだ!

マッティ
 嘘だ……知ってるぞ……お前は……ゾーンXに来てた……
 あいつが来るまで待つこともできた……そして……止められた!

シナモン
 あいつがゾーンXのことを知っているなんて思わなかった!
 俺はソーダがゾーンXを守ってくれると……

トフィー
 マ……マッティ……?

マッティ
 ……! ト……ト……フィ……
 ……お前、彼まで巻き込んだのか?

マッティ
 僕の……元恋人を……危険な目に……

トフィー
 ぼくは手伝いがしたかったんだよ!

マッティ
 嘘……嘘だ……認めない。
 そんな……そんなことを続けるのは……僕が許さない!

シナモン
 ……プレイヤー、彼は話を聞く気がない。
 戦わないと。


【マッティ戦】
マッティ
 恨んで……やる……
 僕は……全部失った……
 僕だけが残された……お前が……油断したせいで!

マッティ
 死ね……死ね……シネ……
 シネ……シネ。シネ。
 シネシネシネシネシネシネシネシネ!


【戦闘終了後】
マッティ
 ご……ごめん……
 トフィー……僕の大事な人……
 僕は……しくじった。

トフィー
 あぁぁ……ぁぁぁぁ……あぁぁぁぁ……
 マッティ……

シナモン
 トフィー……すまない。
 本当にすまない。

シナモン
 今は……先に進もう。