故Felix The Judge氏制作のOFF派生作品「HOME (ver1.0.4)」の邦訳記事です。
ゲームのダウンロードはWindowsはこちら、Macはこちらから。
※性別は男性を選択、プレイヤーの名前は「プレイヤー」に置き換えています。
※メインストーリーのみの翻訳です。実際にプレイしている際の補助として使うことを想定して作っています。メインストーリー以外の要素（NPCの会話、謎解きなど）は是非プレイして確かめてください。
※OFF非公式日本語版未プレイにつき個人訳準拠です。意訳・超訳・誤訳あり。
（前→コートルーム 第３章：証人）
（次→コートルーム 第０章：死刑 バッド＆ワーストエンド／トゥルーエンド）
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
☆第４章：裁判
この場所はあんまり好きじゃない。
幸い、パパがいる。
今日は二人で一緒に遊んだ。
パパが漫画をくれた。
パパが言うにはぼくは病気なんだって、
だからぼくは薬を飲まなくちゃならない。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
ジャッジ
ガーディアン達？ ここで何をしておる？
デーダン
ジャッジ！ 今日は誕生日パーティだろ！ 俺たちがあの子のために用意したパーティだ。お前が来ないんじゃないかと心配してたんだ。
デーダン
俺たちの関係は良かねえが、あの子はお前が来たのを喜ぶと思うぜ。
ヤフェト
そういえばあの子はどこにいるのです？ デーダン、あの子はあなたが見ていたでしょう。
デーダン
すまねえ、どこにも見当たらねえんだ。
イーノック
それはまずい。あの子が居なくなったと知ったら彼女はきっと激怒するよ。
イーノック
あの子が居なければパーティは開けない。それにしてもあの子のママはどこへ？ 彼女はもうここには居ないのかな。
→ 【すまぬがあの子は家出した。】
イーノック
何だって？ 家出した？
どうして君がそれを知っているんだい？
ヤフェト
どうでもいいでしょう。女王さまが居ないならこのパーティに意味はない。時間を無駄にしました、ゾーンの建設に取り掛からないと。
デーダン
どうやら……あの子の誕生日パーティはキャンセルしなきゃならんらしい。
デーダン
俺たちは新しい世界を作って、もっと素晴らしいものを導いていくんだ。
デーダン
ジャッジ、ここまで来てもらったのに無駄になっちまってすまねえな。女王陛下にはお前が報告しに行ってくれ。
デーダン
俺たちは自分のゾーンのことで忙しくて、あの御方に会いに行く時間がねえ。
ジャッジ
やってみよう……
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
☆第５章：判決
彼女の最初の言葉は……
クイーン
とうとう来たのね、ジャッジ……
クイーン
あなたが来るまでずいぶん待った……
クイーン
でも無駄足よ。
あなたのやろうとしていることはここでは面倒を起こす。家へ帰りなさい。
女王の御前で機転を利かせ、
ジャッジが答えた……
ジャッジ
この地こそが我輩の家なのだ、女王よ。既に居る場所に帰ることはできぬ。
ジャッジ
我輩の目的はこの世界を救うこと、そしてお前のやらんとしていることはその目的と相反する。
不意を打たれつつも、
動揺することなく、
女王が尋ねる……
クイーン
わたしが作り直した国をどうして壊したの？
答えは簡潔だった……
ジャッジ
女王よ、お前は何一つ作ってはおらぬ。お前という存在はこの世ならぬ破壊者を生み出す装置。
ジャッジ
お前の亡霊は世界を穢し、燃やし尽くした。
ジャッジ
我輩ではなくお前の手により、この世界は絶望の淵に立たされたのだ。
女王はジャッジと彼の尊大な言葉を嘲笑った。堂々と、彼女は言い放った……
クイーン
これは何もかもあの子のためにやったこと。
クイーン
わたしは心から子どもたちの幸せを願っている。
ジャッジ
今の彼らが幸せそうに見えるかね？ 子どもたちは笑顔でお前を見上げておるかね？ 否、彼らの顔は羞恥に塗れておる。
その答えに、女王が我慢の限界を迎えた……
クイーン
あなたが全てを台無しにしたのよ、わたしの計画が全て無駄になった！
クイーン
あなたは無限の深淵へ落ちるのよ、あなたが行くべき場所へ。
【ヴェーダー＝エローハ戦】
【戦闘終了後】
クイーン
無責任過ぎるわ、ジャッジ。
クイーン
わたしのやってきたことは間違いだったかもしれないけど……
あなたは、自分の行動がどういう結果になるか分かっていない。
クイーン
あなたはあの日、わたしたちがかつての世界を作り上げた日、そこに居た。
クイーン
あなたはガーディアンになることを強制されてはいなかった。あなたは自らそれを選び、義務を受け入れた。
ジャッジ
そう、我輩の義務はこの会話を見ている者を導き、守ること。
ジャッジ
そしてお前の義務は、我々のために作られたこの世界を見守ることだった……
クイーン
その義務を果たせなくてごめんなさい……
懐かしい友よ。
クイーン
あの頃に……何一つ心配事の無かったあの頃に戻れたらどんなにいいか。
ジャッジ
千の顔を持つ女王よ……
このような事態になったことをお詫びする。
クイーン
あの子はわたしを許してくれると思う？
→【もちろんだ。】
クイーン
それが聞けて良かった……
クイーン
あなたはわたしを許してくれるの……友よ？
→【許そう。】
クイーン
ありがとう。
クイーン
疲れたわ……
クイーン
わたしは、もう眠りましょう……
ジャッジ
良き夢を。
