Xintetsu氏制作のOFF派生作品「CONFINIUM (Act1)」の邦訳記事です。
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※プレイヤーの名前は「プレイヤー」に置き換えています。
※メインストーリーのみの翻訳です。実際にプレイしている際の補助として使うことを想定して作っています。メインストーリー以外の要素（NPCの会話、謎解きなど）は是非プレイして確かめてください。
※OFF非公式日本語版未プレイにつき個人訳準拠です。意訳・超訳・誤訳あり。
（前→ゾーン・プルート：中心街＆大劇場）
（次→おまけ：オムニの会話集）
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☆遊戯室
フロッグプリンス
この部屋……
フロッグプリンス
ここは昔、ぼくとおねえちゃんが遊んでたところなんだ。おねえちゃんはいっぱい本を読んでくれたんだよ、絵が描いてあるやつ！
フロッグプリンス
パパが置いてった漫画を大きな声で読んでくれたこともあったなあ……
フロッグプリンス
パパと一緒に漫画を読めたらな。
でもパパはいつも忙しいし……
フロッグプリンス
ママとおんなじで。
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※本
（ページ１）
初めに、何もない闇だけがありました。それから、願いが現れました……一人ぼっちの子どもが発した願いが。そしてその願いから、世界が生まれました。
子どもは父と母を創り、彼らはその後、新しい世界の王と女王になりました。彼らは公平なる統治を行い、創造主へ尽きることのない愛を注ぎました。
（ページ２）
世界は６つのゾーンに分けられ、各ゾーンには、住人たちを悲しみと苦しみから守るガーディアンが一人ずつ与えられました。
７番目のゾーンは、他の６つのゾーンを監視するため作られたもので、そのガーディアンは皆の罪と善行の審判を行うことを天命としていました。そしてしばらくは、全てがうまくいっていました。
（ページ３）
しかし、時間の流れはいつも残酷なものです。
王と女王は、次第に自分の仕事と悩みに没頭するようになりました。二人の愛は徐々に薄れ、間もなく王国に悲劇が訪れました。世界は分断され、冷たく堅固な無の世界がその間を隔てる障壁になりました。
（ページ４）
時が経つにつれ、ゾーンの住人たちは消えたもう半分の世界のことを忘れていきました。ゾーンの数字は失われ、その意味は歪められ、忘却の彼方に消えました。ガーディアンたちは自らの義務を省みず、約束を違え、人々は悲哀の涙を流しました。
（ページ５）
破滅を求める世界の声に応えるように、とある病が生まれ、世界の深奥を侵食していきました。悲しみと嘆きのあまり、子どもは病気になりました。そして女王は、創造主を守る一か八かの最後の手段として、彼女が見つけることのできた唯一の安息の地、ザ・ルームに彼を匿いました。新たな揺り籠の中で、創造主は全くの一人きりとなって眠りにつきました。
（ページ６）
しかし、彼の夢は幽閉の束縛よりも強いものでした。二つ目の願いから、一体の人形が生まれました……生身の肉体で出来た入れ物が。それには欠陥がありました、病は創造主のことも創造物のこともゆっくりと蝕んでいたからです。それでも子どもは新たな希望と共に、彼の世界を抱き慈しもうとしました、たとえそれが最後のチャンスになるかもしれないとしても。
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☆玉座の間
キング
ついに来たか、我が子よ。
フロッグプリンス
……パパ？
キング
長い間、お前のことを待っていた……
キング
お前の容態は急激に悪化している。
キング
お前の腕も、脚も。私は見てきた。顔を隠そうと……お前は蛙のように醜い。何たる呪いよ。
キング
お前を愛することができるのは、父たる私だけだ。
フロッグプリンス
パパ……
フロッグプリンス
ぼくに……何が起きてるの……
フロッグプリンス
ぼく……どこか悪いの……
キング
お前にも分かるだろう。
この呪いを解く何らかの方法を取らない限り、お前のその身体は長くは持たない。
キング
我が子よ、お前の身体の深奥にはある病魔が潜み、至る所に不浄の種を撒き散らしている。
キング
しかし、方法はある。
キング
そして私は、お前の中からその悪魔を駆逐するために何をせねばならないのかをよく知っている、どんな病にも源はあるものなのだ。
キング
その核心となるものを教えよう……お前もきっと知りたいだろう。
キング
さあ、見るがいい。
フロッグプリンス
……。
インベントリの「鋭い爪」「素早い羽」「ぎとつく鱗」が何かに反応している……
フロッグプリンス
あれ……消えちゃった？……
フロッグプリンス
あ……あれ、なに？
キング
忌わしき敵。
キング
お前を内より貪る者、いや……物だ。
キング
奉仕し守護するために生まれながら、今は道を外れ、守るべき主君と主人を攻撃している。
キング
奴は強い。
だがお前はさらに強い。
フロッグプリンス
ぼく……怖い……
キング
勇気を持たねばならない。
キング
お前の決意の強さは知っている。
ここに来るために、お前はよく頑張った。
キング
私はお前をとても、とても誇りに思っている。
キング
だがお前がさらに努力しない限り、私はお前を愛することはできない。
フロッグプリンス
でも……ぼくに何ができるの……
キング
本当にその呪いを消し去りたいと願っているのなら……
キング
お前も心の奥底ではもう分かっているだろう。
お前にしかできないことがある。
キング
己の敵を打ち倒せ、そうすれば病院の窓から見える退屈な灰色の影だけではない、この世界の真の色彩を見られるだろう。
キング
私たちはお前のために大きなパーティを開こう、お前がいつも夢に描いていたようなパーティを。
キング
すぐに、私たちはまた一緒に遊べるようになる。
お前の好きな物語は何でも読もう。そしてお前は永遠に平和に暮らすのだ。
キング
だが、それもお前が為すべきことを為した時だけの話。時間は限られている。
キング
手遅れになる前に急がなければならない。
キング
さあ、力がお前を勝利へ導かんことを。
先に待ち受けるものへの準備はいいか、プレイヤー？
忘れるな、常に任務が第一である。
敗北を受け入れてはならない。
放棄してはならない。
王のために戦い、この世界の王に栄光を。
ナビゲーター
飛行機が必要になる気がする。
ナビゲーター
お前とプリンスは先に行ってくれ、後で追いつく。
【トリニティ戦】
【戦闘終了後】
パイロット
……な、何が起きてるんだ？
フロッグプリンス
ぼく、これ嫌い……
ナビゲーター
みんな、掴まれ！
パイロット
衝撃に備えてくれ！！
ロッテ
……な、何が起こったんだ？
大きな音が聞こえたけど……
ロッテ
な……
ロッテ
嘘だ嘘だ嘘だ……
そ、そんなのありえない……
ロッテ
こんなはずじゃなかったのに……
こんなのじゃ……
ロッテ
誰か生きてるか？！……
ああ、神様……
ロッテ
頼む、返事をしてくれ！ 誰か……
ロッテ
起きろ！
目を覚ませよ、なあ……
ロッテ
何とか言ってくれ……
ロッテ
目を開けて！
ロッテ
お願いだ……
