Chimakiisane氏制作のOFF派生作品「ONE (Demo4.5)」の邦訳記事です。
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※性別は男性を選択、プレイヤーの名前は「プレイヤー」に置き換えています。
※各種隠し＆分岐イベントのフラグを立てた状態でのメインストーリー＋一部サイドストーリーのみの翻訳です。実際にプレイしている際の補助として使うことを想定して作っています。メインストーリー以外の要素（NPCの会話、謎解きなど）は是非プレイして確かめてください。
※各フラグについてはここにヒントをまとめています。
※OFF非公式日本語版未プレイにつき個人訳準拠です。意訳・超訳・誤訳あり。
（前→【分岐版】悪夢の世界その３「マレー」＆イーノックの部屋）
（次→第三の仲間）
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ドゥ
……。
ブライト
何か聞きたいことがあるなら、何でも言えよ……
ドゥ
う、ううん。大丈夫……
ブライト
おいおいドゥ。オレたちは知り合ってしばらく経つじゃねえか。気になってることがあったら遠慮せず聞きな。
ドゥ
その……
ブライト
今はその気にならないならそれでもいいんだ。
ブライト
でもこれだけは覚えておけよ、今やらないで、後になってもやるのを躊躇ってたら、そいつが手遅れになる瞬間がいつ来るのかってことも分からないんだぜ。
ドゥ
そだね……
ブライト
どうやら駅が近いみたいだ。
もう戻れないぞ、小さき子よ。
私のところへおいで。君を待っているよ……
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ヴィオラ
こんにちは、みんな。
ブライト
ここはいったい何が起きてんだ！？
ヴィオラ
ああ……あの苦しんでいる亡霊さんたちのことね。
ヴィオラ
あなたたちはゾーン３の中心部に近づいている。
「ガーディアン」にね。
ヴィオラ
彼に近づくほど、このゾーンは彼のように穢れていく。
ドゥ
ドゥ、ユーレイさんたちを助けたい……
ヴィオラ
悲しいけれど、今あなたがあの人たちにしてあげられる一番いいことは、あの人たちを苦痛から解放することだけ。
ブライト
クソッタレなあれやこれやを見てきた後でなきゃ、オレもその意見に異論は無かっただろうがな。
ヴィオラ
このゾーンの終着点は近いわ、アイテムを補充して行きなさいな。
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ブライト
……。
ドゥ
……。
グリム
やっと辿り着いたようだね。
グリム
景色を楽しんでくれたかね？
妄想に囚われた哀れな愚か者たちの、嘆きの声を？
ブライト
歪んだイカレ野郎が……
グリム
私が？
グリム
闇の中に光があるのか？
グリム
それとも光の中に闇があるのか？
ドゥ
え……？
グリム
これはメタファーだ……
グリム
要するに、私は自分の行いが間違っていることは百も承知なのだよ。
グリム
私の行いが……いわゆる「健全」なものとは程遠いことを。
グリム
私にはどうでもいいことだ。
グリム
私はただ命じられたことをしてきただけ。
グリム
それで私は真に邪悪であると、あるいは君の言うようにモンスターだと言えるだろうか？
ブライト
自分がある目的のために作られたからって、それに従う必要はねえ。
グリム
君は自分自身の目的を果たせなかったからそう言っているだけだ。
グリム
君に恐ろしい、しかし正直な真実を教えてあげよう。
グリム
君があの時捨てられていなかったら、君も私たちと同じようになっていただろう。
グリム
君が私を指して呼んだモンスターそのものに、君もなっていたのだ。
ブライト
……。
ドゥ
……。
グリム
そして君。
ドゥ
え……？
グリム
この件に関して自分が無実だと思うなよ。
グリム
いずれにせよ、私はあの方たちの意思に従い、あの哀れな者どもを打ち滅ぼす。
グリム
私がそれを楽しんでいるか？
グリム
だったら良かったがな。
グリム
や、やめろ！
ドゥ
えっ！？
グリム
ハハハ！
この手品は気に入ったかい？
グリム
君たちのような厄介者の心を惑わすにはぴったりだろう！
ドゥ
やめろォ！！
グリム
うん？
ドゥ
おまえは……ドゥがころす！
ドゥ
パパはいい人なんだ！ おまえはわるいやつだ！
ドゥ
パパをそんな風に使うな！
グリム
アッハッハ！ どうやら何かに火を点けたようだ！
グリム
いいぞ！ その怒りを私にぶつけたまえ！
グリム
抑圧していた怒りと暴力を！
ドゥ
あああああ！！
ブライト
ドゥ！ バカな真似は止せ！
あいつの罠に掛かるな！
ドゥ
あああああああ！ あああああああ！
ブライト
これは罠なんだ！ あいつの思い通りにはなるな！
ドゥ
……。
ドゥ
……。
ブライト
それでいい。
グリム
ふん、君が私の罠に掛かろうと掛かるまいと、そんなことはどうでもいい。
グリム
真に重要なことは、君たちのささやかなる「旅」もここで終わりだということ。
グリム
敗北とは思うな。私が、君たちの人生という名の旅を終わらせる手助けをすると思えばいい。
グリム
死とはつまるところ究極の謎なのだ。
グリム
そろそろ私の本当の姿を見せる時か……
ハサス
私はハサス。私は恐怖であり、畏怖。迷える魂をその終焉の地へ導く死神……
ハサス
君たちも死に場所へ導いてやろう！
ドゥ
負けないもん！
ドゥ
プレイヤー……ドゥは信じてるからね……
ブライト
……。
ブライト
何で攻撃してこない？
ハサス
……。
ハサス
何かが……おかしい……
ブライト
あ？
ハサス
この気分は……何なのだ……？
ハサス
どんどん……悪く……
ハサス
私に……何が……起きている？
ハサス
抑え……られない……
＊
ハァァァァアアアアアアアアア……
ブライト
何てこった……
ドゥ
ドゥ嫌い！ あっち！ あっちへ行け！
ブライト
どうやら他に選択肢は無さそうだ……
ブライト
やるぞ。
【ゾーン３ボス：アバドン戦】
アバドン
ワ……タ……シ……ヲ……オ……イ……テ……イ……ク……ナ……
アバドン
コ……ン……ナ……ノ……ハ……イ……ヤ……ダ……
アバドン
私ハ罪ヲ犯シタ。今ナラ分カル。
アバドン
初メテ、ソウ感ジル。
アバドン
許セ。神ヨ、許シテクレ。
【戦闘終了後】
アバドン
頼ム……
アバドン
許シテ……クレ……
ブライト
何でオレたちがお前のしたことを許してやんなきゃいけねえんだ！
アバドン
コンナコトハ望ンデイナカッタ……
アバドン
私ハ……誰モ傷ツケタクナカッタ……
アバドン
私ハ罪ヲ犯シタ……先ノ兄弟タチト同ジダ。
アバドン
罪無キ者ヲ傷ツケタ……
彼ヲ傷ツケタ……神ヨ、許セ……！
ブライト
お前、聞いてんのか！？
アバドン
……。
アバドン
アハ……アハハ……
アバドン
アア……分カッテイル……
スマナカッタ……彼ニアンナコトヲシテ……
アバドン
……。
アバドン
アリガトウ……
アバドン
ヤット……解放サレタ……
ブライト
おい、ちょっと待て……
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ザッカリー
なるほど、ここまでか。
ザッカリー
ここから出る道は無いな……
＊＊
我々はあの子供を見くびっていたのかもしれん……
＊＊
ハサスまで倒してしまった。
＊
奴は己の傲慢に敗北したのだ。
＊
自らの使命から逸脱した。
＊
いずれにせよ奴は十二分に罰を受けたさ。
＊＊＊
我々の責任だ。奴を急き立て過ぎた……
＊＊
あの失敗作は相変わらずあの子の側にいるのか。
＊＊
厄介かもしれんな。
＊
何が厄介なものか。
＊
あいつを作った時に殺しておくべきだったと思うだけの話だ……
＊
躊躇したのは我々の責任だがな。
ザッカリー
……。
＊＊
では、彼らには真の恐怖を味わってもらおうか……
＊
そうだな。奴ならうまくやってくれるだろう。
＊＊＊
あの子を傷つけるな……
ザッカリー
奴？
＊＊
行け、我らが小さき疫病どもを打ち滅ぼせ……
ザッカリー
嘘だろ……な、何で……？
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ヴィオラ
あらあら、なかなかすごいじゃない。
ブライト
お前、いつからここに！？
ヴィオラ
あなたたちがハサスと戦ってる間にするっとね。
ヴィオラ
正直な話、あなたがあの悪夢使いのシェイプシフターを倒したなんて驚いたわ、プレイヤー。
ブライト
……。
ヴィオラ
この部屋はちょっと落ち着かないわ。イーノックのところへ戻りましょ。ハサスがやられたって聞いたらきっと喜ぶわよ。
イーノック
君たちが助けてくれたことにどう報いたらいいのか。
イーノック
ケーキでも焼くかね？
ドゥ
ステキだけど、そんなことしなくていいよ。
ドゥ
ドゥたちはイーノックやみんなを助けられてうれしいの！
イーノック
何と優しくて無欲な子だ。
イーノック
君がこの子に鍵を託した理由も分かるよ、ヴィオラ。
ヴィオラ
私は約束は守る女よ。
イーノック
さて、次はどこに向かうつもりかね、ドゥ？
ドゥ
こんなことをしたわるいモンスターを止めるの！
ドゥ
ドゥがそうしないと、パパは戻ってこないの。
イーノック
わたしも皆も、君を応援しているよ。
イーノック
わたしたちは君のことをずっと忘れはしない。
ブライト
じゃ、そろそろ行くか……
ブライト
準備ができたらいつでもいいぜ、プレイヤー。
