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OFF派生のまとめとか洋ゲーの和訳とか

HOME ver1.0.4 ゾーン2:モール~図書館~遊園地(Mall, Library, & Park)

故Felix The Judge氏制作のOFF派生作品「HOME (ver1.0.4)」の邦訳記事です。
ゲームのダウンロードはWindowsこちらMacこちらから。
※性別は男性を選択、プレイヤーの名前は「プレイヤー」に置き換えています。
※メインストーリーのみの翻訳です。実際にプレイしている際の補助として使うことを想定して作っています。メインストーリー以外の要素(NPCの会話、謎解きなど)は是非プレイして確かめてください。
※OFF非公式日本語版未プレイにつき個人訳準拠です。意訳・超訳・誤訳あり。
(前→ゾーン1:シャチハタ&アルマ
(次→ゾーン2:居住区&図書館

 

 

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☆ショッピングモール
ザッカリー
 ジャッジ、我が猫の親友よ。ここで何してるんだ? お前さんの懐でブラブラしてるその金を使ってくれるのか?

ジャッジ
 ザッカリー、お前は我輩よりもこのゾーンのことをよく知っておろう。このゾーンの主の居場所を知らぬか?

ザッカリー
 多分な……
 図書館は見たか?
 噂じゃガーディアンがそこに住んでるらしい。地上の遥か高みにな。

ザッカリー
 以前は彼の綺麗な歌声がゾーン中で聴こえてたもんだが、最近は無くなっちまった。そいつを調べてみたほうがいい。

ザッカリー
 あとあのバッターって奴を見かけたら、俺のとこに寄越してくれないか? あいつの浄化の力が必要なんだ。ショッピングモールに亡霊がうようよしてる。

ジャッジ
 もちろんだとも、ザッカリー。

ジャッジ
 さあプレイヤー、出発しよう。
 我らが使命の下に、次なる目的地へ向かうのだ。


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ジャッジ
 御機嫌よう、潔白なる同志殿。お前の旅はしかるべき場所へ向かってはおらぬのかな?

バッター
 お前に似た猫を見かけた。お前の親類は亡霊の主だったのか?

ジャッジ
 なっ! 一体どうやってそんな筋の通らぬ結論に辿り着いた?

バッター
 ヤフェトという名の猫がこの建物の屋上に住んでいる。

ジャッジ
 猫? 亡霊どもの主が猫だと言いたいのか? 我輩のような? 我輩にはとても信じられん。

バッター
 自分で確かめろ。もっとも、道は封鎖されているが。

ジャッジ
 ふむ……それはともかく、お前のような者に耳寄りかもしれん知らせがある。

ジャッジ
 ショッピングモールが亡霊に占領されておるのだ。ザッカリーが、亡霊を屠るお前の力を一刻も早く欲しておるぞ。

ジャッジ
 お前がそれをやっている間に、我輩はそのヤフェトと話をしよう。

バッター
 いいだろう。
 では。


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☆図書館
司書
 ええ。

司書
 蔵書はもう大丈夫です。

司書
 あの男の人が図書館を片づけてくれましたから。

司書
 また貸し出しができます。

エルセン
 分かった。

エルセン
 僕は上に戻るよ。


司書
 こんにちは。図書館へようこそ。

司書
 さっき男の人が来て、この場所を綺麗にしてくれたんです。

ジャッジ
 この建物には亡霊がいたのだな?

司書
 あの……は……はい……

司書
 ……どうしてそんなことを?

ジャッジ
 上の階には他に何かあるか?

司書
 えーと……猫の鳴き声が聞こえたという報告がありました。

司書
 その……あ……あなたは、猫ですし……
 見に行ってみては……?

司書
 その猫はずっと上の方の階に居ます。

ジャッジ
 猫とな?

ジャッジ
 バッターは正しかったな……
 我輩は上階を調べよう。

司書
 あ……あの……はい……
 ……分かりました。

司書
 なら、あまりうるさくしないでくださいね。

司書
 危険ですから。


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☆図書館・隠し部屋
ヴィオラ
 こんにちはおチビちゃんたち、私を見つけてくれて嬉しいわ。

ジャッジ
 君は誰だ?

ヴィオラ
 私はヴィオラ。ザッカリーと同じアイテム商人よ。あなたのお手伝いをしに来たの。

ヴィオラ
 私はとっても強力なアイテムを扱ってるわ、他では買えないものばかりよ。

ジャッジ
 しかしどうして君は我々の手助けをする? 君に何の利益があるのだ?

ヴィオラ
 ヒマなのよ、私の世界では今は何も起きてなくって。
 (訳注:ヴィオラはOFF派生「ONE」からのゲストキャラ。ザッカリーと同じく第4の壁を破れる商人。)

ヴィオラ
 それに、あなたがこのゲームを早くクリアすれば、そのぶん私の方のゲームに早く移ってこられるでしょ。

ヴィオラ
 だからその過程が早まればいいなと思って、強力なアイテムを売りに来たってわけ。

ヴィオラ
 言わせてもらうが、君は実に奇妙な女性だ。しかし我輩の旅は困難なもの、差し伸べられる手は何でも掴もう。

ヴィオラ
 素晴らしいわ。さ、商品を見せてあげる。


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ヤフェト
 あ……あなたは?

ヤフェト
 わたくしの図書館に何故猫がいるのです?

ジャッジ
 ヴァレリー

ヤフェト
 ヴァレリー
 ……いえ。いえ、違います。

ヤフェト
 わたくしの名前はヤフェト。この街の創始者です。

ヤフェト
 そしてまた、我が復讐の刃たる亡霊たちの先導者でもある。

ジャッジ
 ヴァレリー、一体どうしたのだ?

ヤフェト
 わたくしはヴァレリーではありません! 無礼な愚か者よ。わたくしはヤフェト、このゾーンのガーディアンです。

ヤフェト
 あの亡霊たちは、このゾーンに正義を取り戻すべく女王さまより遣わされたもの。

ヤフェト
 この図書館の階段に足を掛けるとは、実に強い覚悟をお持ちなのですね。

ヤフェト
 あなたには相応の勇気があると見えます、この恐怖に満ちた地においてはなかなか目にすることのない特質です。

ヤフェト
 ですが、我が復讐は何人たりとも逃しません。

ヤフェト
 ゆえに、あなたには我が亡霊兵たちの最初の犠牲者となっていただく!

 

【ヤフェト戦(1回目)】
ジャッジ
 ヴァレリーよ! どういうことだ!

ヤフェト
 わたくしはヴァレリーではありません、ニヤニヤ笑いの哀れな猫よ。

ヤフェト
 わたくしはヤフェト、このゾーンのガーディアン。我が正義の鉄槌を食らいなさい!


ヤフェト
 あなたの魂は実に勇敢ですね……その爪もよくできている。

ヤフェト
 あなたのことを見くびっていたと言わざるを得ません。

ヤフェト
 あなたには残念ですが、必要とあらばわたくしはこの紳士的な態度を捨てましょう。
 とりわけ、新たな敵が現れた時にはね。

ヤフェト
 我が許へ来たれ、亡霊たちよ!
 共に舞い、正義の歌を響かせよ!

ヤフェト
 人々の苦痛が我が傷を癒す……あなたの身体を、永遠にあの形なき亡霊たちの贄としましょう……

ヤフェト
 ……亡霊たち? 
 亡霊たちよ、我が許へ来たれ!
 命令する!

ヤフェト
 忌々しい!
 邪悪なる猫め、何の魔術で亡霊の従者たちの召喚を阻んだのです?


ヤフェト
 構うものですか!
 我が怒りを食らいなさい!

 

【戦闘終了後】
ヤフェト
 うう……ううう……うう……

ヤフェト
 哀れなる愚か者め!

ヤフェト
 今はまだ、わたくしの真の姿を見せる時ではありません。

ヤフェト
 しかし鼻持ちならぬ猫よ、待っているだけでは何も得られはしませんよ。

ジャッジ
 愛しき弟よ……お前はずっとここに居たのか? だから訪ねてきてくれなかったのか?

ジャッジ
 もっと早くに来なかったとは、我輩としたことが。弟は決して賢い猫ではない……彼を見守ることが我輩の役目だったというに。

ジャッジ
 バッターを探さねば。プレイヤーよ、悔しいが我々にはあやつの手が必要だ。

ジャッジ
 ショッピングモールに戻ろう。
 バッターは今、そこにいるはずだ。


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☆ショッピングモール
ジャッジ
 これは……なかなか変わったものを見た……

ジャッジ
 ショッピングモールの中で一体何が起こっているのか、見てみようではないか?

 

ザッカリー
 おかえり友よ。バッターが来たぜ、残念ながらもう行っちまったけど。

ジャッジ
 あやつはここの亡霊を鎮圧できたのか?

ザッカリー
 あいにく駄目だった。大打撃は与えたが、あいつら次から次へと湧いてきやがる。

ザッカリー
 ショッピングモールの一番奥には本当にタチの悪い亡霊がいる。
 親愛なる旧知の友よ、あいつを倒してくれないか?

ザッカリー
 お返しに遊園地のチケットをやるから。

ジャッジ
 我々はそこへ向かわねばならぬからして、亡霊の侵略に対して我々に何ができるか見てみようぞ。


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ジャッジ
 おお……なかなか獰猛な様子の亡霊が我輩の前に顕現した。

ジャッジ
 かような亡霊が何の目的でこの場所に取り憑いておるのだ?

ジャッジ
 まあよい、商品に溢れるこの場所からお前を消し去ってくれようぞ、幻影よ……

ジャッジ
 消え失せよ!

 

【クロスファントム戦】

 

【戦闘終了後】
ジャッジ
 素晴らしい働きぶりだ、プレイヤー。
 さて……ショッピングモールは脅威となる亡霊から解放されたようだ。

ジャッジ
 我輩を次なる目的地へと導いてくれ、プレイヤー。

 

ザッカリー
 で、何か新情報はあるかい?

ジャッジ
 ショッピングモールに巣食っていた亡霊はなかなか凶暴だった。あのような化け物、自然に現れるものではない。

ジャッジ
 あのような強力な幻影が何故ここに送り込まれたのか、その答えは図書館の最上階で明らかになるであろう。

ジャッジ
 我輩はバッターを探さねばならぬ、悔しいがあやつの手が必要だ。

ザッカリー
 当たり前のことだが、お前さんは主人公としての役目を立派に果たしてるな。
 プレイヤー、あんたも悪くない。

ザッカリー
 あと、その……お前さんの友人もな。元気そうじゃないか。多分。その調子で行けよ。

アラン
 ……。

ザッカリー
 忘れるところだった、こいつが遊園地のチケットだ。そこの亡霊の居所も調べてみるといい。

ザッカリー
 ひょっとしたら、バッターも居るかもしれない。

ザッカリー
 アトラクションは好きに乗れよ、要チェックってやつだ。

  遊園地のチケットを手に入れた。

ザッカリー
 感謝するぞ、親愛なるザッカリー。では我々はお暇しよう。


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☆遊園地
エルセン
 よ……ようこそ。

エルセン
 楽しい楽しいバルーンゲームへ!

エルセン
 あ……あなたが勝ったら、景品ゲット。

エルセン
 で……でも負けたら、泣いちゃうかも。
 だから……その……気をつけて。

エルセン
 ルールは簡単。鳥一匹で、バルーンを三つ割ってください。

エルセン
 印のある場所に立って、鳥を投げて。


エルセン
 お見事……

エルセン
 ……やったね。

エルセン
 景品をどうぞ……


エルセン
 ぼく……ぼく、クビだ。嫌だ……

エルセン
 嫌だ!


ジャッジ
 さて……プレイヤー。我らが友バッターはここには居ないようだ。他の場所を当たってみねば。

ジャッジ
 図書館の壁の向こうへ行くにはあやつの手が必要だ。

アラン
 あんたはイマジナリーフレンドとよく喋るな。

ジャッジ
 おお、我が戦場の同志よ。アランだったかな? そのように黙っておるから時々お前が居ることを忘れてしまうぞ。

アラン
 疲れてんだよ、オレは食い物を探しに行くと思ってたんだぜ、あんたのイマジナリーフレンドと一緒にゲームするんじゃなくてよ。

ジャッジ
 そのうちな、アラン。

ジャッジ
 しかしだ。我輩は有言実行の猫。このゾーンの居住区へ向かおうではないか。

ジャッジ
 そこでなら、お前の底なしの胃袋を十二分に満たすだけの豊富な肉や食料品が見つかるやもしれん。

アラン
 オレたちを導いてくれよ、イマジナリーフレンドのプレイヤーとやら。オレの胃袋はもうぶっ倒した敵の生肉には飽き飽きしてんだ。