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OFF派生のまとめとか洋ゲーの和訳とか

SpaceCommunist版OFFtale(中立ルート:ウォーターフェル その2)

SpaceCommunist氏作成のOFFtaleの邦訳記事です。
※UNDERTALEについては公式日本語版準拠ですが、OFFの世界観に合わせるため漢字メインにしています。
※OFFについては非公式日本語版未プレイにつき個人訳準拠です。

(前→ウォーターフェル その1
(次→ホットランド その1

●出典OFFtale AU - Waterfall, Part 2

 

 

オメガ
 >:)

* 
 (アドオン=オメガだ。)
 (落ち着いているようだ……あなたが側にいればの話だが。)


 (オメガは敵に与えるダメージ量を上昇させる。)

ぷんすかマネキン
 おい。おい! お い !
 探していたぞ!


ぷんすかマネキン
 オレもきさまも散々だな、ええ!

バッター
 ……。

ぷんすかマネキン
 きさまはオレのいとこに会って何もしなかったな?!
 そしてその後、森をぶち壊したな?!

ぷんすかマネキン
 オレは一貫しないやつは嫌いだ!
 嫌いだ。嫌いだ!
 嫌 い だ !

ぷんすかマネキン
 オレのいとこを無視する失礼なやつがどうなるか、見せてやる!

ぷんすかマネキン
 >:)


 その後……



 (背後にある、ゴミやガラクタの漂着物……)
 (再利用の希望もない、荒れ果てた廃棄物の山。)


 (あなたの脳裏に、大勢の人々が故郷と呼んでいた、壊れた世界のことが浮かぶ。)


 (人形に宿った、怒れるゴースト……)
 (狂気と憎しみに突き動かされていた。)


 (あなたの脳裏に、ありもしないものを監視するセクレタリーのことが浮かぶ。)


 (そして、あの追跡者が持つ多大な影響力……あなたの脳裏に、自らを神とのたまい、そして死んだガーディアンのことが蘇る。)


 (浄化のケツイがみなぎった。)


バッター
 「最終的に、我々はニンゲンに降服した。」
 「ベータ無しでは、彼らには敵わなかった。」

バッター
 「にも関わらずニンゲンは7人の魔法使いを集め、我々を地底の世界へ永遠に閉じ込めた。」

バッター
 「彼らの構築したバリアは何者も通すが、強力なタマシイを持たない者は出られない。」

バッター
 「この忌まわしき魔法を解除する方法はたった1つ。」

バッター
 「7人のニンゲンのタマシイに匹敵する力……」
 「それがあれば、バリアを破壊できる。」

バッター
 「だがこの地には入口もなければ出口もない。」
 「1人のニンゲンさえここに来ることはあるまい、ましてや7人など。」

バッター
 「そして、タマシイの力を増幅させるベータがいない今、我々の力でここを出ることも不可能。」

バッター
 「我々は永遠に、この牢獄に囚われるのだ。」

 さらにその後……



 後ろだ。


アンダイン
 ……。

アンダイン
 7つ。

アンダイン
 7つのニンゲンのタマシイ……

アンダイン
 7つのニンゲンのタマシイで、我らが王は……

アンダイン
 アズゴア=ドリーマー王は……

アンダイン
 ……神となる。

アンダイン
 そしてその力で、我々を閉じ込めるバリアを破壊する。

アンダイン
 分かるか?

アンダイン
 これは贖罪の好機なのだ。

アンダイン
 貴様らが我々にしたことの。
 貴様が、スノーフルの住民にしたことの。

アンダイン
 貴様のタマシイを渡せ……

アンダイン
 ……さもなくば、貴様の身体から引きずり出してやる!

バッター
 虚仮脅しが。
 お前はあの時、私を殺せなかった。
 今回も失敗するだろう。


バッター
 来い。


モンスターの子
 オッス、アンダイン!!
 助太刀するぜ!
 オレもヒーローになりたいんだ!!!


モンスターの子
 オッス!!!
 オマエ、バトルの真ん前の席取ってんじゃん!
 オレに言えよな!!

バッター
 ……。

モンスターの子
 ……。

モンスターの子
 ……待てよ……


モンスターの子
 ……アンダイン、誰と戦ってんの???

モンスターの子
 うわっ!!

モンスターの子
 と、とーちゃんとかーちゃんには言わないよね、ねっアンダイン??



 いやあ、ホントに素晴らしいことをしてくれたねえ。
 あのニヤニヤした腕なしと、やかましい騎士サマのことじゃない……


 スノーフルのことさ!
 キミはボクの言ったことを実によく分かってる。
 みーんな、あの恐ろしいほどに純粋な真っ白に変えちゃうなんてね……


 こんなのボクは聞いたこともない!
 すごく気に入ったよ。
 他のみんなも同じ目に遭わせてやれ……


 残念だなあ、あんな能力を使えるのがキミ一人とは……
 そうなんでしょ?


 たぶん、キミだけだ。
 今のところはね!


 (甲高い、大きな笑い声が響く……)
 (……それはすべての花に反響していった……)


バッター
 「だが……」
 「こんな予言がある。」

バッター
 「かの者がこの地に現れるとき……」
 「この山には誰もいなくなるだろう。」

バッター
 ……。


モンスターの子
 よお!
 待ってよ!


バッター
 来ていたのか?
 この先は本当に危険だ。
 転んで落ちるぞ。

モンスターの子
 うん、でもオマエがいるし!
 オマエはオレを怪我させたりしないって、オレ知ってんだ!
 オマエは大人だもん、オレみたいなやつを見ててくれるんだろ!

バッター
 ……私は……
 ……子供の相手はあまり得意ではないんだ……

バッター
 ……早く……家に戻るか、何かしてくれ。

モンスターの子
 でもオレがここに居るの、それが原因なんだよ。
 オレ、家に帰れないんだ……
 その……無くなっちゃったから。
 ハハ、ハ……

バッター
 なら……他のところへ行け。
 私を一人にしてくれ。

モンスターの子
 なあ……
 みんな灰色になっちゃった時、オマエはあそこに居たよな。
 で、アンダインはオマエを追っかけてる……

モンスターの子
 オマエ……何か関係があるの……?

バッター
 頼む……
 行けと言ったはずだ。
 行くんだ。

モンスターの子
 何でだよ?
 理由を教えてくれよ!
 オレ、何か間違ったことしてるの???

バッター
 ……お前を見ていると、思い出す。

モンスターの子
 なあ!
 オ……オレ、オマエがあんなことしたなんて信じたくないんだよ!
 オレを見て言えって!

バッター
 ……断る。

モンスターの子
 何で???

バッター
 恐ろしい話になるからだ。


モンスターの子
 ……。

モンスターの子
 ……本当に、オマエが……
 ……やったんだ……
 ハハ、ハ、ハ……

モンスターの子
 オレ……アンダインに言わなくちゃ……


モンスターの子
 わ、わあ!
 待って!
 お、お、落ちちゃうよお!!!
 ああ!


モンスター
 お、お願い!
 た、助けてえ!

バッター
 ……。


バッター
 平気か?

モンスターの子
 ああ……
 オマエ、オレを助けてくれた……
 そ、それに……

モンスターの子
 オ、オマエ、町を変えちゃったのが自分だって言わなかったな……

モンスターの子
 ……。

モンスターの子
 お、おい!
 アンダイン!

モンスターの子
 オレのトモダチを傷つけるつもりなら……
 オレを倒してからだぜ!

アンダイン
 ……。



 アンダイン 7ATK 0DEF
 決して諦めないヒーロー。


アンダイン
 き、貴様……


バッター
 お前の負けだ、アンダイン、ウォーターフェルのガーディアンよ。

モンスターの子
 アンダイン……!
 そ、そんな……!

バッター
 この地は浄化された。

モンスターの子
 うわああああああああ!


 続く。