四の五の

OFF派生のまとめとか洋ゲーの和訳とか

Sincere Deceit 【青編】塔(第3階層)

JimJam氏制作のOFF派生作品「Sincere Deceit」の邦訳記事です。
ゲームのダウンロードはこちらから。
※プレイヤーの名前は「プレイヤー」に置き換えています。
※メインストーリーのみの翻訳です。実際にプレイしている際の補助として使うことを想定して作っています。メインストーリー以外の要素(NPCの会話、謎解きなど)は是非プレイして確かめてください。
※OFF非公式日本語版未プレイにつき個人訳準拠です。意訳・超訳・誤訳あり。
(前→【青編】塔(第2階層)
(次→【青編】塔(第4階層)

 


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☆第3階層:過去(Layer3: The Past)
中央・家の前

 私の友人たちを見なかったか?
 そろそろ始める予定なんだが、皆がまだ戻らなくてな。


 私の代わりに探してきてくれないか? 良かったら、ここへ連れてきて欲しいんだ。


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☆4人にSupremeアイテムを渡して進める場合
南部・崖
マラキ?
 星を見に来たのか? 久々だな、一緒にこういうことやれるのも。

マラキ?
 この星、どこから来たのかな。オレたちが来る前からあったのかな? それともこの世界が生まれる前から?

マラキ?
 どうでもいいことかもしれないけど……
 それでも、星を眺めるのは楽しいよ。

マラキ?
 え? あいつが家に帰れって?

マラキ?
 ダメだ。落とし物しててさ、帰る前にそいつを見つけないといけないんだ。

マラキ?
 え、持ってる? 見せてくれないか? 【→Give it to him(渡す)】

マラキ?
 ああ、これだ……

マラキ?
 もう戻らなきゃ。人生で一番大事なものを思い出させてくれてありがとな。

マラキ?
 これ以上、見て見ぬふりしてるわけにはいかない。
 あいつのところに帰ろう。


北部・洞窟
ジェイドン?
 あっち行け! 僕は誰とも話したくない。僕にはもう誰かと話す価値なんて無いんだ。独りにしてくれ!

ジェイドン?
 あ……待って! 君の持ってるそれ! そ、それは僕のだ! 返して! 【→Give it to him(渡す)】

ジェイドン?
 ああ、あった……

ジェイドン?
 これを返してくれるなんて、君は優しいんだね。おかげで安心して家に帰れるよ!

ジェイドン?
 ただ……状況が良くなってくれてるといいんだけどな。希望的観測ってやつだろうけど。

ジェイドン?
 とにかく、本当にありがとう。
 良かったら、他のみんなのことも手伝ってあげてよ! じゃあね!


西部・浜辺
アダム?
 あァ……おまえらも来たのか?

アダム?
 驚くようなことじゃねェけど。あいつらのことで忙しいんだろ、キザ野郎さんよ? なら、おれと一休みしよう。

アダム?
 おれのやってきたことが、おれの世界の全てが、燃えて灰になっちまうとこを眺めてようぜ。

アダム?
 あっ、このコソ泥野郎! おれの牢獄を漁っただろ?

アダム?
 ったく、今おれに返せばコソ泥ってことにはなんねェぜ、どうする? 【→Give it to him(渡す)】

アダム?
 ……。

アダム?
 ありがとよ、キザ野郎。おれが吹っ切れるのに十分すぎるくらいのことをしてくれたぜ。おれは家に戻るよ。謝らないといけない奴らがいるんだ、そいつらが許してくれねェとしてもさ。

アダム?
 モタモタすんなよ。他の連中のとこにも行け、そしたらようやくおれたちはここを離れられる。


西部・浜辺からさらに西(※牢獄でウォーデン撃破を優先し、Lilitheと戦っていた場合)
マグダレーネ
 キザ野郎……何でアンタがここにいるのさ?

マグダレーネ
 ……どうでもいいか。アタシだって何でここにいるか分かんないんだから。

マグダレーネ
 とりあえず、礼は言っとくよ……あん時のことさ。
 あの化け物にふさわしい最期だった。

マグダレーネ
 少なくとも、アイツを道連れにできただろ? 最期に良いことができたよ。これでもう誰も苦しまなくていいんだ。

マグダレーネ
 あの蛇もここにいるけど、アタシにできることは何もない。ここは……あの世みたいなとこなのかな。それとも天国と地獄の間か。

マグダレーネ
 こんなとこが来世じゃないといいんだけどねえ。まあ、ひとまず……これでゆっくり休めるよ、アンタが無事だって分かったし。

マグダレーネ
 ケガすんじゃないよ、キザ野郎。ここを出て、アタシの分も生き延びておくれよ。アタシはダメだったけど、アンタは生きるんだ。

マグダレーネ
 またどっかで会おう。
 次の人生とかでさ。


東部・墓地
ガイウス?
 ……君もここへ? 避けられないことだったというわけか。は正しかった……当然だな。

ガイウス?
 何にせよ、すまなかった。我々に残された僅かなものと一緒に、君をこのみじめな世界へ引きずり込んでしまった。

ガイウス?
 他の皆には会ったか? 哀れな有り様だっただろう? それに対してやれることはほとんど無い。この世界はそういう場所だ。最初からこうなる運命だったのだ。

ガイウス?
 ああ、でも……君はこんな話は聞きたくないだろうね。君はまだ可能なうちにここを脱出したまえ。

ガイウス?
 我々罪人のことなど放っておいて、自分で撒いた種の後始末をさせればいい。

ガイウス?
 ん? 私のものを持っていると?

ガイウス?
 ああ、確かに君が話しているものが光っている。まさか……? 【→Give it to him(渡す)】

ガイウス?
 それだ……

ガイウス?
 罪の重圧が軽くなっていくのを感じるよ、それを言葉にできる程度のことではあるが。

ガイウス?
 本当に、心の底から感謝する。私たちは悲しみに沈んでいないで、残された大事な時間で寄り添い合うべきだ。

ガイウス?
 状況は元には戻らないとしても、寄り添うことで安らぎを得ることはできる。

ガイウス?
 家で待っているよ。一緒に終わりを迎えよう。


中央・家の前

 友人たちを助けてくれてありがとう。みんな慌てて帰ってきたよ、見ての通り幸せそうだ!


 みんなは先に行った。中へ入って私たちとお祝いしよう! 今日は全員にとって素晴らしい日になるぞ!


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☆4人にSupremeアイテムを渡さずに進める場合
南部・
マラキ?
 星を見に来たのか? 久々だな、一緒にこういうことやれるのも。

マラキ?
 この星、どこから来たのかな。オレたちが来る前からあったのかな? それともこの世界が生まれる前から?

マラキ?
 どうでもいいことかもしれないけど……
 それでも、星を眺めるのは楽しいよ。

マラキ?
 え? あいつが家に帰れって?

マラキ?
 ダメだ。落とし物しててさ、帰る前にそいつを見つけないといけないんだ。

マラキ?
 え、持ってる? 見せてくれないか? 【→Do Not(渡さない)】

マラキ?
 そっか。また今度見せてくれよ。そうしてくれたらすごく助かる。【→Ask to do another favor(別のお願いをする)】

マラキ?
 そいつはオレじゃ力になれない。良かったら……北にいるオレの友だちが家に帰れるように取り計らってくれないかな。

マラキ?
 あいつが帰れたら、オレも帰れるかもしれない。あれを……持ってなくても。


北部・洞窟
ジェイドン?
 あっち行け! 僕は誰とも話したくない。僕にはもう誰かと話す価値なんて無いんだ。独りにしてくれ!

ジェイドン?
 あ……待って! 君の持ってるそれ! そ、それは僕のだ! 返して! 【→Do not(渡さない)】

ジェイドン?
 酷いヤツだな! ならどっか行け! どうせそんな穢れたもの僕にはいらない!


 友だちが会いたがっていたと伝える? 【→Yes】

ジェイドン?
 え……あいつが僕の様子を知りたがってたって? 何が起きてるか知ってるはずなのに! なのに……僕のこと心配してるってのか?

ジェイドン?
 ……あいつがそうして欲しいなら帰るけど、今は無理だ。大事なものを失くしちゃって。僕の代わりに探してきてくれない? そいつは森に逃げてった。あれがなきゃ僕は帰れない。

ジェイドン
 あのふわふわな毛並みとキラキラした目が恋しい。見つけてくれたら僕は家に帰るよ。

※南西の森の中で「Stuffed Cat」を手に入れた後、「Give him the toy(玩具を渡す)」
ジェイドン?
 そう、それ! それだ! 僕の猫のぬいぐるみ!

ジェイドン?
 大昔、「あれ」が起きた後にあの人がくれたものなんだ。我慢の限界って感じの状況になって、バラバラに引き裂いてやりたい気分になった時もあったけど、捨てられなかった。これのおかげで僕は最悪の時も乗り切れた。

ジェイドン?
 もう心配しなくていいんだ!
 これで家に帰れるよ!

ジェイドン?
 僕がずっと避けてきたこと、あいつが怒ってないといいな……


南部・崖
【→Tell him about his friend(友だちのことを教える)】
マラキ?
 お帰り! オレの友だちのことで何か良いニュースがあるんだろ?

マラキ?
 へえ……そっか。元気になったんだな、良かった。オレ、忙しくてあいつの顔を見に行く時間が取れなかったんだ! あいつが元気だって聞いて、オレ……

マラキ?
 うん、ドキドキしたよ、嬉しくてさ!

マラキ?
 よし、約束だ。あいつも待ってることだし、オレは帰るよ!

マラキ?
 ようやくまたみんなで集まれるんだな、楽しみだ!


西部・浜辺
アダム?
 あァ……おまえらも来たのか?

アダム?
 驚くようなことじゃねェけど。あいつらのことで忙しいんだろ、キザ野郎さんよ? なら、おれと一休みしよう。

アダム?
 おれのやってきたことが、おれの世界の全てが、燃えて灰になっちまうとこを眺めてようぜ。

アダム?
 あっ、このコソ泥野郎! おれの牢獄を漁っただろ?

アダム?
 ったく、今おれに返せばコソ泥ってことにはなんねェぜ、どうする? 【→Do not(渡さない)】

アダム?
 根っからの盗人かよ。なら持ってけ。おれも悪いことしたし、優しくしてもらえるようなご身分じゃねえ。


 友だちが会いたがっていたと伝える? 【→Yes】

アダム?
 ハッ。あいつが帰ってこいって? もうおれとは関わり合いたくないんだと思ってたぜ! ま、おれもとやかく言えねェ。おれだっておれみたいなやつと関わり合いになんてなりたくねェよ。

アダム?
 もう一人のやつのことは知ってるか? 神さまとやらの話ばっかりしてるやつだよ。信じるかどうかはおまえの勝手だけど、これはあいつが始めたことなんだ。おれは一番のダチを煽り立てて、真実を探るように仕向けた。

アダム?
 おれはその報いを受けた。おれは呪われた、仕方ねェこった。実際蛇ってのは脱皮するとその下の鱗が出てくるモンだ。

アダム?
 おれなんて忘れられちまった方がいいんだよ、キザ野郎。
 この世界には、おれみてェな犯罪者はいらねェんだ。籠に閉じ込められてるのがお似合いだ……


東部・墓地
ガイウス?
 ……君もここへ? 避けられないことだったというわけか。は正しかった……当然だな。

ガイウス?
 何にせよ、すまなかった。我々に残された僅かなものと一緒に、君をこのみじめな世界へ引きずり込んでしまった。

ガイウス?
 他の皆には会ったか? 哀れな有り様だっただろう? それに対してやれることはほとんど無い。この世界はそういう場所だ。最初からこうなる運命だったのだ。

ガイウス?
 ああ、でも……君はこんな話は聞きたくないだろうね。君はまだ可能なうちにここを脱出したまえ。

ガイウス?
 我々罪人のことなど放っておいて、自分で撒いた種の後始末をさせればいい。

ガイウス?
 ん? 私のものを持っていると?

ガイウス?
 ああ、確かに君が話しているものが光っている。まさか……? 【→Do not(渡さない)】

ガイウス?
 欲しいと言うなら止めない。それはもっと良きもののためにあるのだろうから。

ガイウス?
 私がこの世界と人々に対してやってしまったことを思えば、そのような慰めを得る権利は私には無い。


 友だちが会いたがっていたと伝える? 【→Yes】

ガイウス?
 が家に帰れと? 駄目だ、帰れるわけがない。
 あんな罪を犯した後なのに……

ガイウス?
 ……しかし、私が嫌だと言っても君は立ち去りそうにないな。なら、分かった。ただその前に、最後にひとつ我儘を聞いてくれ。

ガイウス?
 北に迷いの森がある。そこに、私の友人たちと家族の魂が迷い込んでいるようなんだ。

ガイウス?
 遺体を埋めてやれば私の罪から解放してやれると思っていたが、彼らはまだここに囚われている。

ガイウス?
 だから、頼む……どんなやり方でもいい、彼らを見つけて苦しみを終わらせてやってくれ。彼らが解放されたと分かるまでは、私は家に帰れない。

ガイウス?
 君がやり遂げられれば私は戻ろう。頼む、急いでくれ。


迷いの森
※左上の方にいる魂
ネイサン
 アンタ、バッターか? そうだ、工場でアンタを見た記憶がある。

ネイサン
 ガイウスに頼まれて俺たちを探しに来たんだろ?
 あのバカ、優しすぎるんだよ。

ネイサン
 他の連中はどうか知らんが、俺は自分に起きたことに関してアイツを責める気なんか無い。フン、ありゃくだらねぇミスだった。俺のミスであってアイツのじゃない。

ネイサン
 俺の心臓が吹っ飛ぶ前にそれを伝えるチャンスがあったら良かったんだがな。ま、少なくともこれでアンタを通じてアイツにその話ができる。

ネイサン
 気をつけろよ。他の連中のことも見つけてやってくれ、そうすりゃガイウスも自分で飛び込んだ狂気から解放されるかもしれねえ。


※右の方にいる魂
ローズマリー
 あ、見たことある顔! 君、バッターでしょ! ちょっと前に工場で会ったね!

ローズマリー
 ああ、ガイウスがヘコんでるんだ。あたしは心のケアみたいなことはあんまり得意じゃないけど、彼が元気になりそうなことならひとつ知ってるよ!

ローズマリー
 あたしが死んだ件で自分を責めるのは止めろって、あの泣き虫に伝えてやって! あたしは研究途中で自爆する運命だったんだよ。

ローズマリー
 彼を怒れるわけないじゃん!
 カッコよく逝けたんだからさ!

ローズマリー
 そのこと絶対伝えてあげて!
 あたしたちのことなら大丈夫!

ローズマリー
 頑張れ! 君のこと信じてるよ!


※右上の方にいる魂
ローランド
 あ……あなたでしたか。バッターさん。

ローランド
 あの時のこと……ごめんなさい。ぼくは行き過ぎました。

ローランド
 みんなの信頼を裏切って、ぼくがみんなをその手から守っていたはずの敵そのものに、ぼくがなってしまった。

ローランド
 ぼくは……牢獄のラボで恐ろしいことをしました。ガイウスさんが本当のことを知った時、ぼくを許してくれるといいんですが。

ローランド
 あなたがここにいるなら……あの人を助けてあげられるのではありませんか? お願いします、何があってもそれは絶対にあなただけの責任ではないと、あの人に伝えてあげてください!

ローランド
 あの人は、責任を背負い過ぎです……

ローランド
 ガイウスさんは皆を守ろうと尽力していただけです。良い結末にはなりませんでしたけど、あの人が悪人ではないことはみんな同意するはずです。

ローランド
 できる限りでいいですから、あの人を助けてください。ぼくたちが側にいると伝えてください。

ローランド
 それと、ありがとうございました……ぼくたちの周りで起きていたことの真相を見せてくれて。


※左上の方にいる魂
マーガレット
 あら、こんにちは。あなた、ガイウスが手を貸してもらいたがってたあの良い人ね。ようやくちゃんとお話ができて本当に嬉しいわ。

マーガレット
 ガイウス……本当に可哀想な、私の旦那さん。あの人の悲しみも絶望も終わらせてあげられないまま、ずっとあの人のことを見てた。

マーガレット
 でも今は、あなたの力があれば、囚われのあの人をこの穴から出してあげられる!

マーガレット
 あの人に伝えて。私が早くに死んじゃったことについて、あなたを責めてなんかいないって。

マーガレット
 私たち2人とも、あの実験にのめり込みすぎて安全確認ができてなかったんだわ。

マーガレット
 あれは事故よ。不運な、ひどい事故。

マーガレット
 あの人はあれを呪いみたいなものと考えてるようだけど、わたしはそうは思わないわ。物事って起こる時は立て続けに起こるものよ。

マーガレット
 あ、話し込んじゃった。あなたはお仕事に戻って! ガイウスに伝えてあげてね、あなたは何も悪いことなんてしてないけど、それでも私はあなたを許すって。

マーガレット
 それと……何があってもあなたをずっと愛してるって。


東部・墓地
【→Tell him you healed his friends(友人たちを癒したと伝える)】
ガイウス?
 戻ったか。頼んだ仕事は無事済んだようだな。不思議と……心が軽いよ。皆は君と何か話をしたのか?

ガイウス?
 ……私を許した? そ、そんな……理解不能だ。どうして……?

ガイウス?
 手を貸してくれて感謝する。問題は全て解決した、これで家に帰れる。君は、君が思っているより遥かに慈悲深いことをしてくれた。

ガイウス?
 ありがとう……本当にありがとう。


西部・浜辺
※ガイウスがいたところに落ちていた「Letter and Photo」を取っている場合のみ、一通り話した後

 手紙と写真を渡す? 【→Yes】

アダム?
 ジジイのとこにそれが? らしくねェな。けど、あの仏頂面の裏に傷ついた心を隠してたってことなんだろう。そもそもそいつを渡したのがおれじゃねェってのが悲しいよなァ。

アダム?
 見せなくていいよ。
 あいつらの本当の顔はよーく知ってんだ。

アダム?
 おれ、ガキの頃から盗みは得意でさ。おれが生まれた時からあいつはそういうものを大事にしてた。けど、主導権が取れねえのを後悔してちゃ死んじまうと思うんだよ。

アダム?
 よし。おれも戻ろう。

アダム?
 こんな状況じゃ、これ以上憎い気持ちにすがってもいられねェ。明日には世界が消えて無くなっちまうような時には、どうでもいいことは脇に置いとくもんだ。

アダム?
 じゃ、あいつに付き合ってやるか……最後に一回だけな。


西部・浜辺からさらに西(※牢獄でウォーデン撃破を優先し、Lilitheと戦っていた場合)
マグダレーネ
 キザ野郎……何でアンタがここにいるのさ?

マグダレーネ
 ……どうでもいいか。アタシだって何でここにいるか分かんないんだから。

マグダレーネ
 とりあえず、礼は言っとくよ……あん時のことさ。
 あの化け物にふさわしい最期だった。

マグダレーネ
 少なくとも、アイツを道連れにできただろ? 最期に良いことができたよ。これでもう誰も苦しまなくていいんだ。

マグダレーネ
 あの蛇もここにいるけど、アタシにできることは何もない。ここは……あの世みたいなとこなのかな。それとも天国と地獄の間か。

マグダレーネ
 こんなとこが来世じゃないといいんだけどねえ。まあ、ひとまず……これでゆっくり休めるよ、アンタが無事だって分かったし。

マグダレーネ
 ケガすんじゃないよ、キザ野郎。ここを出て、アタシの分も生き延びておくれよ。アタシはダメだったけど、アンタは生きるんだ。

マグダレーネ
 またどっかで会おう。
 次の人生とかでさ。


中央・家の前

 友人たちを助けてくれてありがとう。みんな慌てて帰ってきたよ。でもみんな何かが……変なんだ。


 まあ、みんなが中で待っている! 手伝ってくれて本当に助かったよ! 入ってくれ、一緒にお祝いしよう!


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☆家の中
中央
エイブラム
 美しい朝だな、ザフキエル。あの太陽を見ろ! 清々しい気分にならないか?

エイブラム
 え? ああ、お前があれを元に戻してくれたことに感謝しないとな! 何もかもコピーするなんて凄いことをしたものだ。前と全く変わらないよ!

エイブラム
 とにかく、他のみんなにも挨拶してくれ。みんなお前に会いたがってる!

エイブラム
 ほら行け。私はここにいるから、お前の用が済んだら我々の計画について話そう。


南部
マラキ
 ゾーン1には星なんか無かった。夜になることすら無かったんじゃないかな。記憶にある中で恋しく思えることはこれくらいだ。

マラキ
 ああ、どうも! ザフキエル……だったっけ? ようやく会えて嬉しいよ! オレはマラキ。

マラキ
 仕事を始める前にちょっと空を眺めてたんだ。君は世界を作り直すのを手伝ったんだってね、ここに星を作ることってできるかな?

マラキ
 あの日、星が爆発して何もかもが真っ暗になった。また星を眺められるようになれば素敵だと思うんだ、どうかな?

マラキ
 ま、まあ、後でもいいよ、うん。

マラキ
 とにかく、オレたちの故郷をどういう形にするか、ガイウスが計画を立ててるところだ。人が住む場所を作るのにも手を貸してくれるはずだ。

マラキ
 ちょっと……彼に聞いてみようかな。


北部
ジェイドン
 あ、あの……は、初めまして。僕……

ジェイドン
 ごめん、君の名前、ちゃんと覚えてなくて……

ジェイドン
 そう、ザフキエル! 変わった名前だね。僕はジェイドン。僕は……新しいゾーンを作るお手伝いをする、のかな? 合ってる?

ジェイドン
 うん、そうだと思う。僕はここに何か作ることになってる。みんながリラックスして楽しめるような場所ってどうだろう?

ジェイドン
 僕はゾーン2が大好きだった。だから、あそこにあった遊園地みたいなのがいいかも! そうだ、馬もどうかな? 馬、見たいなあ。

ジェイドン
 牛じゃダメだよ! 確かに牛も可愛いけど……違うよ。

ジェイドン
 後でエイブラムとガイウスに聞いてみよう。まず僕の担当場所について、もっとアイデアを出しておかなきゃ。


東部
ガイウス
 ふむ、この余った資材は島の拡張に使える。
 もう少し資材を集めてもいいな……

ガイウス
 ああ、どうも! 失礼。メモを取るのに夢中になっていた。私に何か用かな?

ガイウス
 ……建築物について後で話したい? もちろん構わないよ! 私がその担当だ!

ガイウス
 だが、今話してもいいのでは? 君の要望に応じて簡単な下絵を作ることもできるが。

ガイウス
 そうか、なら後にしよう。都合のいい時を教えてくれれば君のところに行くよ。

ガイウス
 詳しい話はその時に。


西部
アダム
 ……パ、パパ?
 ここどこ?


 お前はの子ではない。

アダム
 ……こ、こわいよ。
 たすけて……


中央
エイブラム
 挨拶が済んだのか? よし!

エイブラム
 しかし、中に入って少し休んだ方がいい。話は明日にしよう。

エイブラム
 来てくれてありがとう、ザフキエル。我々にとって完璧な再スタートになるぞ。


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ザフキエル
 物事を正す何かができると考えるなど、あの時の彼らの夢は実に子どもじみていた。

ザフキエル
 そんなことはこれまでもこれからも不可能だった。彼らはあの方が私に遺してくださった完璧な世界に疵をつけたのだ。

ザフキエル
 それは私の役目であり、私だけでやるべき役目だった。
 あの日、あいつが無の世界から魂を引き上げるのを許すべきではなかった。止めていれば事態はもっと単純だったろうに……

ザフキエル
 私もこんなことをする必要はなかった。
 世界がこんな風に苦しむ必要もなかった。

ザフキエル
 全てはあいつの責任だ。だが私は再びピースを集め、世界を全きものにする。

ザフキエル
 必ず終わらせる。