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OFF派生のまとめとか洋ゲーの和訳とか

Sincere Deceit おまけその1:白編関連イベント

JimJam氏制作のOFF派生作品「Sincere Deceit」の邦訳記事です。
ゲームのダウンロードはこちらから。
※プレイヤーの名前は「プレイヤー」に置き換えています。
※メインストーリーのみの翻訳です。実際にプレイしている際の補助として使うことを想定して作っています。メインストーリー以外の要素(NPCの会話、謎解きなど)は是非プレイして確かめてください。
※OFF非公式日本語版未プレイにつき個人訳準拠です。意訳・超訳・誤訳あり。
(前→【青編(終)】塔(第5階層)【赤編(終)】塔(第5階層)
(次→おまけその2:アウトサイド関連イベント

 


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●市街南部・居住エリア(Residential District)
☆夢の中の白いドア
小部屋

 どこにも続かない曲がり道。キミは出口を見つけられるかな、それともキミの疼く頭の中で刻々と進行する狂気に敗北してしまうのかな?


 チクタク。
 チクタク。
 キミの真の敵は誰?
 時間かな、それとも自分自身かな?


パズルがある部屋

 砂時計の砂のように、キミの心は少しずつ崩れ落ちている。


 それを良しと見なすか否かはキミ次第。時間は誰のことも待ってくれない、たとえ悪魔であっても。


4つのオブジェがある部屋
クイーン?
 貴方……
 深淵から還ってきたのね。

クイーン?
 私たちの父には会った?
 もうずいぶん長い間、あの子の笑い声を聞いていない。聞こえるものは頭の中に響く囁き声だけ。

クイーン?
 彼らはかつての生を再び生きることを強いられ、深淵の中で永久に苦しんでいる。彼らの声が聞こえないの? その声を止めるためにできることは無いの?

クイーン?
 彼らはどうして遠くへ行ってしまったの? どうして誕生日パーティを手伝いに来てくれないの?

クイーン?
 どうしたの、貴方?
 どうしてそんなに怯えているの?

クイーン?
 あの子はどこへ行ったの?

クイーン?
 ……あの子に会いたい……


スイッチ部屋

 ボクたちがどれだけ抗おうと時は進み続ける。キミのここでの時間もそろそろ終わる。


 ボクたちの時間が終わる前に、最後のアドバイスをさせておくれ。


 キミが探しているものは目の前に居る。真実だけを語る者を信じてはいけないよ。


 時は永遠に進み続ける。
 チクタク。
 チクタク。
 出口を探せ。


白い部屋・穴だらけの部屋の西から行ける隠し部屋

 お前がここにいるはずはない。


 お前にはまだ早い。


 お前の兄に
 彼の為すべきことを
 させるがいい。


白い部屋最奥(旧スイッチ部屋)

 あれは失われた。
 誕生日パーティは終わりだ。
 お前の分も。私の分も。


 偽りの創造主を拒絶しろ。
 神からの愛を拒絶しろ。


 愚かな進軍を止めろ。
 深淵の闇より他に何も残らない。


【???戦】


【戦闘終了後】
※勝利した場合

 同じようにはさせない。
 もう二度と。


 はお前を騙している。
 私たちを騙している。


 戻れ。間違いを正せ。
 全てを正せ。


 あれが再び私たちを喰らい尽くすのを許してはならない。


※敗北した場合

 これ以上争うには私たちはあまりに弱い。
 私たちは限りある存在。


 私たちが行くこの道はどこにも続かない。
 二度と同じようにはさせない。


 パーティは穢れた
 元に戻すことはできない。


 それを喰らい尽くされてはならない。
 偽りの神の道具を破壊しろ。


 正せ。
 私たちの犯した過ちを繰り返すな。


 私たちを再び全きものにせよ。


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●塔・第5階層:ドア(The Doors
☆グランドアイテムを白の燭台に捧げずに白の扉を選択
バッター
 スイッチは中央で止まっている。 【→Flip the switch】

バッター
 スイッチはオフになった。


【The "Switch"戦】


【戦闘終了後】
(訳注:敗北した場合は、青編の赤の扉でZaphkiel戦に負けた時と同じResetエンドとなる。以下は勝利した場合の展開。)
バッター
 おかしい。どこへ行った……?

バッター
 ここを出たほうがいい。


出口に戻る→エンディングその1:White Room
バッター
 出口が消えている。戻ろう、今すぐに。


※牢獄でウォーデン撃破優先ルートを取っていた場合
部屋に戻る→エンディングその2:Lost Purpose
ジャッジ
 どうやら、遅かったようだな。

ジャッジ
 まだ気は確かかね、浄化者よ。正直なところ、もう正気を失ってしまったようであるが。

バッター
 消えてしまった。何もかもおかしい。
 ここにスイッチがあったはずなのに消えた。何故だ? どこへ行った?

ジャッジ
 お前はかつて言っておったな、己の役目から逃れることなどできはしないと。今、その言葉をお前に贈ろうぞ。いささか残酷だが、それが現実。

ジャッジ
 この結末も予想通りなのかもしれぬ。この方が良かった、とさえ言える。

ジャッジ
 これでこの世界は進み続けることができる。道を歪めんとするいかなる残党にも脅かされず、己が道を切り開くことができる。

ジャッジ
 ここはもうあの子の部屋ではないのだよ、スポーツマンの同志よ。もう随分と昔にそのような場所ではなくなったのだ。

ジャッジ
 こんなことは忘れ去られてしまった方が一番良い。あらゆるものが最終的にそうなるようにな。

ジャッジ
 いずれお前もそれを理解してくれることを祈ろう。


第3階層でSupremeアイテムを4つ全て渡していた場合、エンドロール後
ジャッジ
 お前はここにいるのではないかとは思っていたが、まさかこのような有り様とはな。お前の片割れが勝利を逃したというのに、何故計画を先延ばしにしておるのだ?

エイブラム
 これまでの出来事を思い返していた。私が……やるべきことを果たす前に。

ジャッジ
 過去の行いを振り返ることは、頭を明瞭にしてくれる。さながら凪いだ後の水面を覗き込むようなものだ。安らかな気分になる。

ジャッジ
 お前の盟友たちも、お前の許に戻って来たようだな。

エイブラム
 ああ、しかし理由は分からない。あれだけのことをしてしまったのに、彼らと一緒にいる権利なんて私には無いはずなんだが。

ジャッジ
 結末は苦々しいものだったにせよ、その者たちは今もお前の友人だ。我々にはみな、自分を深く愛してくれる者がいる。お前にもその権利はあると我輩は思うぞ。

エイブラム
 ハハ……かもしれない。みんながお前を賢人と呼んでいたのも道理だ。どん底にいる人間に掛けるべき言葉をよく分かっている。

ジャッジ
 これまでに蒐集した膨大な語彙の使い道を知っておるだけよ。アッハッハ。

ジャッジ
 もう行かねば。ゾーン0に戻ってお前の最後の決断を待つその前に、お前の片割れを見に行こう。

ジャッジ
 何か我輩づてにあやつに伝えておきたいことは?

エイブラム
 ……私が何を言ったってあいつには響かないだろうが……

エイブラム
 あいつに教えておきたい。もし寂しかったら、終わりが来る前に会いに来てもいいと。終わりの瞬間に独りにならなくて済むように。

エイブラム
 私たちは寄り添い合えるんだ……友人として。

ジャッジ
 お前は本当にあの子に似ておる。

ジャッジ
 あやつに知らせておこう。
 さらばだ、エイブラム。

エイブラム
 ……さよなら……  (終)


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☆持っているグランドアイテムを全て白の燭台に捧げた後、白の扉を選択
バッター
 スイッチは中央で止まっている。 【→Flip the switch】

バッター
 スイッチはオフになった。


【The "Switch"戦】


【戦闘終了後】
(訳注:敗北した場合は、青編の赤の扉でZaphkiel戦に負けた時と同じResetエンドとなる。)
勝利した場合→白編エンディングその3:Fulfilled Purpose
バッター
 おかしい。どこへ行った……?



 恐れるな。


 あれは破壊された……だが、お前の助力で取り戻すことができた。


 お前は私たちが求めるものを全て与えてくれた。私たちの使命にこれ以上の妥協は許されない。


 偽りの神は口を閉ざし、この世界の病魔は鎮まった。


 お前は二人の嘘に耳を貸さず、その要求に従うこともなかった。お前は私たちが求めたことを成し遂げ、そのお蔭で私たちはついに全てを安らかな眠りに就かせることができる。


 その栄誉はお前のもの。


 そして、プレイヤーよ……


 感謝する。


※スイッチを調べる
バッター
 スイッチはオンになっている。 【→Flip the switch】

※牢獄でウォーデン撃破優先ルートを取っていた場合のみ

 待て!

ジャッジ
 ちょうど間に合ったようだな。

ジャッジ
 案ずるな、スポーツマンの同志よ。お前がここで何をするつもりなのかは知っておる。そして我輩はそれを止めに来たのではないのだ。断じてな。

ジャッジ
 我輩はお前と共に最後を見届けるために来た。先の状況を鑑みれば皮肉な話ではあろうが、終焉の到来を間近で見んことにはこの心は安らぐことができぬ。

ジャッジ
 さて! 善は急げ、だ。無論、お前がもう少しこの沈黙に浴していたいというのなら我輩はとやかく言わぬ。

バッター
 助かる。

ジャッジ
 気にするな、我が友。この世界も、そこに暮らす人々も、平穏を享受する権利がある。だがお前ほどそれにふさわしい者もおるまい。

ジャッジ
 この悪しき思い出たちを
 置き去りにして行こう
 地平線の彼方に
 消えてしまうまで。


 これで我々はようやく、本当に眠れる……  (終)