四の五の

OFF派生のまとめとか洋ゲーの和訳とか

HOME ver1.0.4 ゾーン3:エリア1&エリア2(Area1 & 2)

故Felix The Judge氏制作のOFF派生作品「HOME (ver1.0.4)」の邦訳記事です。
ゲームのダウンロードはWindowsこちらMacこちらから。
※性別は男性を選択、プレイヤーの名前は「プレイヤー」に置き換えています。
※メインストーリーのみの翻訳です。実際にプレイしている際の補助として使うことを想定して作っています。メインストーリー以外の要素(NPCの会話、謎解きなど)は是非プレイして確かめてください。
※OFF非公式日本語版未プレイにつき個人訳準拠です。意訳・超訳・誤訳あり。
(前→ゾーン2:居住区&図書館
(次→ゾーン3:エリア3&エリア4

 

 

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☆エリア1
エルセン
 ううう……

エルセン
 君たちは、敵じゃないんでしょ?


エルセン
 うっ、うわっ、わっ!


ジャッジ
 プレイヤーよ、この忌わしい顔をした不穏なるモンスターどもを急いでこの寮から消し去らねば。

 

ジャッジ
 寮にいたモンスターどもの殲滅に成功したようだ。

エルセン
 僕を助けてくれてありがとうございました……
 亡霊は良い人たちだと思ってた。しょ、所長は嘘を吐いてたんだ。
 僕たちみんなに……

ジャッジ
 実に気がかりな情報だ。所長のところへ行く道を教えてはくれぬかな?

エルセン
 え? いや……駄目ですよ。駄目です。できません。するつもりも……確かに僕はこの鍵を持ってます。テーブルの下で見つけたんです。これがあればデザートの保管庫に行けます……

エルセン
 僕がこれを使うつもりで……無理だ。職を失っちゃう。僕には仕事が必要だ。これはあなたが持ってていいですよ、あなたは猫ですから。面倒なことにはならないでしょう、多分。

  デザート保管庫の鍵を手に入れた。

ジャッジ
 ありがとう。労働に励みたまえ、善き人よ。君ならこの状況も切り抜けられよう、我輩が請け負うぞ。


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ザッカリー
 御機嫌よう、恐れを知らぬ猫殿よ!

ジャッジ
 ザッカリー……お前は猫ではなかろう。何故そんな仮面を被りたがる?

ザッカリー
 ……。

ザッカリー
 この仮面はお気に召さなかったか? 悲しいなあ。

ザッカリー
 この猫の仮面、似合ってるだろ。俺は猫好きなんだ、知ってるよな?

ザッカリー
 プレイヤーはきっと気にしてないぜ。

ジャッジ
 ……。
 まあよい、気がかりな知らせがある。

ジャッジ
 先ほどこの地の寮に行ってきた。

ジャッジ
 どうやらここの人々は、亡霊を恐れておらぬようなのだ。

ジャッジ
 あの恐ろしき者どもが哀れな従業員たちを脅かしていたゆえ、奴らを寮から駆逐せねばならなかった。

ザッカリー
 ……亡霊を怖がってない? そいつはずいぶん変だ……

ザッカリー
 お恥ずかしいことにこのゾーンにはほとんど客がいなくてな、ここの様子のことは把握してないんだ。

ザッカリー
 多分、エリア2に行ってみた方がいい。みんなはそこを「処理場」と呼んでる。

ザッカリー
 従業員たちは四六時中そのことばかり話してるよ。

ジャッジ
 了解したぞ、ザッカリー。

ジャッジ
 そこへはどうやって行けばいい?

ザッカリー
 簡単だよ。
 地下のモノレールに乗るだけだ。

ザッカリー
 工場の入口まで戻ったら、その右手にある。見逃すことはないと思うぜ、分からんが。


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☆エリア2
ザッカリー
 残念だったなパブロ。寄る年波が肢に来てるんじゃないのか。お前さんがここに来るまでに100年も掛かったような気がするよ。

ザッカリー
 お前さんはこのエリアを探索するといい。疑わしいものを見つけたら、遠慮せずにすぐに俺に言うんだぜ。

 

ザッカリー
 俺の慎ましき拠点へようこそ、プレイヤー。

ヴァレリー
 話の途中すみません、プレイヤーって誰ですか?

ジャッジ
 我輩に割り当てられた操り手であり、人形使いだ。
 我々の旅において、我輩の行く道を導いてくれておる。

ジャッジ
 あやつの手を借りて、我輩は居心地の良い大事な故郷を離れ、この世界を巡っておるのだ。

ヴァレリー
 おかしな話です。僕は乗っ取られて操られる経験はもうしました。また同じことになろうと構いやしません。

ヴァレリー
 何にせよ、ありがとうございます。
 プレイヤー。あなたは兄を導いて、僕を救い出してくれた。

ザッカリー
 オホン……

ザッカリー
 お二人さん、そのシーンはよそでやってくれないか? お前さんたちにはやることがあるだろう。

ザッカリー
 この建物の左手に工場がある。そこで何か奇妙なことが起きてるんだ、そいつを見てきた方がいい。

アラン
 今回はこの二本足のブサイク猫に同意するぜ。行こう。

ジャッジ
 お前の言うとおりかもしれぬな、ザッカリー。皆、外へ出よう。

ザッカリー
 よし。工場の捜索が終わったら戻って来いよ。


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アラン
 何だこれ……すげえ甘い匂いがする……

ジャッジ
 何だ、この場所は? 酩酊する香りを放つ白き粉末の貯蔵室とは……

アラン
 ああ……何て甘い、ステキな匂い。

アラン
 オレはこいつを食い尽くさなきゃなんねえ、オレの舌がそう疼いてる。

アラン
 ジャッジ、オレはあんたと一緒にあちこち旅してきたな。

アラン
 今こそそのご褒美にあずかる時だ!

ジャッジ
 アラン! 待て!
 愚かな真似はやめよ!

ヴァレリー
 ノータリン……


ヴァレリー
 何と言うか……信じられない光景を見ました……部屋が、完全に空っぽに。

ヴァレリー
 わ……分からない。こういう時にどう反応したらいいのか分からない。

アラン
 あぁぁぁ……何てステキで素晴らしい食い物。オレのタフな胃袋にはもの足りねえけど。

アラン
 ありがとなジャッジ、前はオレ、この旅を抜けるつもりでいたんだけどさ……

アラン
 あんたとそのイマジナリーフレンドに協力するの、続けることにしたぜ。

ジャッジ
 ……。

ジャッジ
 我輩は……うむ、我輩はお前の支援に深く感謝しておるぞ。お前の戦闘スキルは何よりも重要だからな。


エルセン
 砂糖は……僕たちの砂糖はどこだ!?

エルセン
 そんな……そんな……


エルセン
 僕たち、もうデザートが食べられない……


バッター
 ジャッジ? ここで何をしている?

ジャッジ
 走塁の浄化者よ、お前に対しても同じ質問ができようぞ。

バッター
 この工場の所長は従業員に砂糖を与えている。それが彼らを狂気に陥れている。このゾーンを浄化しなくてはならない。

ヴァレリー
 えーと……あなたは?

バッター
 この工場自体が穢れている。
 内部に潜んでいる闇の勢力を殲滅しなければ。

ジャッジ
 待て!

ジャッジ
 ……。

ジャッジ
 行ってしまったか。さあプレイヤー。
 我らが強肩の英雄に追いつかねばならぬ。


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ザッカリー
 うーん……何かとんでもなく変な匂いがするが、砂糖の匂いか?

アラン
 そいつは(*ゲホッ*)ご名答だ。

ザッカリー
 アッハッハ。いやあ驚きだな、そんな物質がこの工場で見つかるとはね。

ザッカリー
 どうしてこんな施設が、そういう中毒的な元素を溜め込んでいたのやら。

ザッカリー
 恐らくそのワケはエリア3で明らかになるだろう……

ザッカリー
 論理的にも二番目の後は三番目に行かなきゃならない。シンプルなデザインであり、流れだ。

ザッカリー
 物事は建設的なやり方で進めて行こうぜ、そうだろプレイヤー?

ザッカリー
 さあ行きな、俺はここに居るから、お前さんは目的地へ向かえ。お前さんの求める答えとガーディアンはエリア4で見つかるはずだ。

ザッカリー
 ちなみにエリア3の施設内では気をつけた方がいい。従業員たちの機嫌がすこぶる悪いんだ。

ジャッジ
 支援に感謝するぞ、ザッカリー。

ザッカリー
 またなプレイヤー、猫のお仲間たちも。


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ジャッジ
 ふーむ。モノレールはまだ駅に着いておらぬようだ……

ヴァレリー
 ま、まさか歩いていかなきゃいけないってことですか? 危ないですよ……

エルセン
 砂糖を返せぇ!!!

ジャッジ
 脱出するなら、速やかにあの冷たき金属より逃げねば……