Chimakiisane氏制作のOFF派生作品「ONE (Demo4.5)」の邦訳記事です。
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※性別は男性を選択、プレイヤーの名前は「プレイヤー」に置き換えています。
※メインストーリー＋一部サイドストーリーのみの翻訳です。実際にプレイしている際の補助として使うことを想定して作っています。メインストーリー以外の要素（NPCの会話、謎解きなど）は是非プレイして確かめてください。
※OFF非公式日本語版未プレイにつき個人訳準拠です。意訳・超訳・誤訳あり。
（前→ゾーン３：エリア５）
（次→【分岐版】ゾーン３：エリア１～エリア４）
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ブライト
……。
ブライト
おう……いよいよか……
ブライト
待ってろ、悪霊ども。
きっと復讐してやる……
ブライト
よしドゥ、先に行こう。この地を穢すバケモンの他に心配するべきものがあるとは思えねえ。
ブライト
これだけ経った後で前の住人たちが今もまだ生きてるのかは疑問だな。
ブライト
ただ、あの人が……
ブライト
あの人が無事だといいんだが……
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ヴィオラ
こんにちは、みんな。
ヴィオラ
変ね。
ヴィオラ
ここには本当に他に誰もいないみたい。
ああ、あの蔓延ってるモンスターたちは別としてよ。
ブライト
みんな消えちまってても驚きはしねえな。あいつら、住人たちを役立たずだと思って殺しちまったんだろう。
ブライト
クソッタレめ……
ヴィオラ
可能性は高いけれど、どうかしら。もっと奥へ行けば誰か生きている人がいるかもしれないわ。
ヴィオラ
空耳でなければ、わたしは確かにここら辺で誰かの声を聞いたもの。
ヴィオラ
まあ、とにかく……
ヴィオラ
ああ、最後にもうひとつ。
ヴィオラ
理由は分からないけど、ここにいるマネキンは何か喋っているみたいなの。
ヴィオラ
彼らが何を言っているのか、じっくり考えてみるといいんじゃなかしら。役に立つかもしれない。
ヴィオラ
幸運を祈っているわ、小さい子。プレイヤー、あなたを応援してるからね。
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フレッシュイーター
やあ、また会ったね、ボクの小さな友だち！
ドゥ
こんにちわ、友だち！
フレッシュイーター
思うんだけどさ、前に会った時と比べると景色がずいぶん違うよね。
フレッシュイーター
あの他の地獄みたいな恐ろしい場所に比べたらずっとマシだ。
フレッシュイーター
ここを一時的に棲家にしようかな！
フレッシュイーター
ここにはたくさん肉があるんだ……ほとんど腐っちゃってるけど、ここまで来たら何でも食べてやる。
フレッシュイーター
でも、ここはどうも変だってことは認めざるを得ないな。
フレッシュイーター
どの家も居心地はいいのに住人がいないんだ。
フレッシュイーター
その代わり、変なことばかり言うおかしなマネキンがいる。
ドゥ
ね……
フレッシュイーター
ひょっとしたら住人たちはあのマネキンに変わっちゃったのかな？
フレッシュイーター
追放されたってこと以外にはそれしか考えられないけど……あるいはもっと酷いのかも……
フレッシュイーター
……。
フレッシュイーター
きみが強いのは知ってるけど、ボクは心配だよ。
フレッシュイーター
これを持っていって。
フレッシュイーター
今回は何もいらないよ。これはこの家にあったんだ。
ドゥ
ありがと。
フレッシュイーター
気をつけてね、ボクの小さな友だち。
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ドゥ
なんで止まるの？
ブライト
あれは……あれは、あの人なのか？
ブライト
バ、バッター？ あんたなのか？
コープスバッター
……。
ブライト
バッター？ あんたに一体何があった？
コープスバッター
お前たちは……生かしては……おかない！
ブライト
バッター、オレだよ、覚えてないのか？
コープスバッター
私が知っているのは……神だけだ。
コープスバッター
お前たちは神を拒んだ、故に浄化されねばならない！
ブライト
バ……
【コープスバッター＆王冠戦】
コープスバッター
神の前に立ち塞がる者は……私が……皆浄化する……
ブライト
バッター……あいつらは、あんたに何を……？
【戦闘終了後】
ブライト
馬鹿な真似はやめろよ！
ブライト
オレの話を聞いてくれ！
コープスバッター
……。
ブライト
オレの知ってるバッターはまだいるんだろ！
ブライト
あのクソッタレどもがあんたを惑わしたんだ！
あいつらがあんたをこんな……こんな風に変えちまった！
ブライト
お願いだ……あんたはまだそこにいるはずだ……
コープスバッター
ああ……
コープスバッター
お前は……思い出した……
ブライト
あいつらが間違ってるんだ！
ブライト
オ、オレは失敗作なんかじゃない！
ブライト
違う！
ブライト
失敗作はあいつらの方だ！
ブライト
大っ嫌いだ！
バッター
おい。小さい子。
ブライト
何の用だよ？
ブライト
あんたも、オレのこと失敗作だって詰りに来たのか？
バッター
違う。
バッター
彼らの話に耳を貸すなと言いに来た。
ブライト
でも、何で？ どうしてあんたはオレに構ってくれるの？
バッター
正直に言えば、私にもよく分からない。
バッター
私からすればお前は穢れた魔物に過ぎないんだがな。
不浄なる忌わしき者に。
ブライト
それって救いになるのか？
バッター
しかし。
ブライト
……。
バッター
同時に、お前の中には何か違うものも感じられる。
バッター
恐らく、それはお前がザッカリーを模したからだろう……
ブライト
そんな人にはなりたくないよ……
ブライト
オレじゃない奴になるのなんか嫌だ……
バッター
そうしなければいけないなどと誰が言った？
ブライト
どういうこと？
バッター
彼らがお前のことを失敗作だとか他の者に見ているからとて、それを聞き入れてやらねばならないわけではない。
バッター
本当に大事なことは、お前が自分自身をどう見ているかだろう？
バッター
お前の目には自分はどう映っている？
ブライト
オレには自分のことなんか分からないよ……
バッター
いずれ分かる。
バッター
私と違って、お前は自由だ。
バッター
私は自らの道を選んだ。お前にもお前の道を選択するチャンスはある。
ブライト
……。
ブライト
ありがと、バッター。
ブライト
あんたはそんなに良い奴じゃないと思ってたけど、それは違うってことが分かったよ。
バッター
それを当たり前だと思うな、小さき子。
コープスバッター
お前に何があった？
コープスバッター
まだ４年しか経っていないのに。
コープスバッター
前よりずっと酷い有様ではないか。
ブライト
最後に会った時よりもどんどん状態は悪化してる……
ブライト
身体も心も自分の歳よりずっと早く成長してるんだ、こいつはもう止まらない。
ブライト
ここまで来たら、オレはもう長くない……
コープスバッター
そうか……
ブライト
ブライトだ。
コープスバッター
何と？
ライト
あの時、あんたはオレに自分自身を見つけろって言ったよな。
ブライト
オレはブライトだよ。
コープスバッター
ブライト、か？
コープスバッター
あまり前向きな名前とは思えんが。
ブライト
そんなことより、あんたはどうしたんだよ？
どうしてそんな風になっちまったんだ？
コープスバッター
……。
コープスバッター
彼らが、私にこの身体を与えたのだ……
コープスバッター
私の使命を続けるようにと。
コープスバッター
世界の再建を妨げる者を、浄化せよと。
ブライト
そんなの聞き入れてやる義理は無かったじゃねえか……
コープスバッター
だが……
ブライト
あの時あんたがオレに言ったのと同じさ。
ブライト
自分の道は自分で選んでいいんだ。
コープスバッター
私はもう道は選んだ。
ブライト
初めはそうだったんだろうが、状況は変わる。
ブライト
最後は、あいつらがあんたの選択を強制したんだ。
ブライト
あんたは、あいつらにされるがままになって幸せなのかよ？
コープスバッター
……。
ブライト
あんたがそれでもあいつらの考えに従うとしても、オレたちはあいつらを止めなくちゃならねえ。
ブライト
あいつらこそ、この世界を穢した不浄な存在なんだから。
コープスバッター
……。
ブライト
あんたはまだオレたちの使命を邪魔する気か？
コープスバッター
いや。
コープスバッター
お前が正しい。
コープスバッター
お前と会った時から事情は変わった。
コープスバッター
私はもう誰も傷つけたくはない。
コープスバッター
お前を止めはしない。
コープスバッター
しかし頭が冴えてきたところで、お前に警告をしておこう。
コープスバッター
彼らは何としてでもお前の旅を終わらせようとするだろう。彼らの話には決して耳を貸すな。
ブライト
忠告ありがとよ、バッター。心に留めておくぜ。
ブライト
行こうぜドゥ。大事な、運命の時が近づいてる……
