M-256氏制作のOFF派生作品「UNLOAD (Demo3)」の邦訳記事です。
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※メインストーリーのみの翻訳です。実際にプレイしている際の補助として使うことを想定して作っています。メインストーリー以外の要素（NPCの会話、謎解きなど）は是非プレイして確かめてください。
※OFF非公式日本語版未プレイにつき個人訳準拠です。意訳・超訳・誤訳あり。
（前→リージョン２：オフィス）
（次→リージョン１：新ゾーン０（３回目））
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ジンゾ
このゲストブックにサインする必要があるみたい。
イリドンダ
敵のテリトリーのかなり奥まで入り込んでいますから、偽名を使いましょう。怪しまれないように。
８１
いいね。
８１
本が出てきたぞ。これは持っておこう。
８１
この美術館、ずいぶん広いみたいだ。三手に分かれないといけないな。
イリドンダ
いいですねえ！ 競走しましょう！
８１
やめとこう、何か壊したりしたらあのナイトに気づかれちゃうかもしれない。
イリドンダ
おっと、その通り。分かれ道の先に色々なものがあるでしょうからね。
ジンゾ
ジンゾ、きっとふたりに会いたくなるよ。
ジンゾ
ジンゾ、エイトとイリと離れるのやだよ。
イリドンダ
心配しなさんな、ジンゾリーノ。各自よく気をつけて、後でまた会いましょう。ほんのちょびっとだけのお話ですよ。
８１
僕たちなら大丈夫だよ、ジンゾ！ 僕が約束する！
ジンゾ
わかった。
さあ、さあ。ぼくが話す番だ。
永遠の観察者さん、この件についてきみにちょっとした選択権をあげよう。
見ての通り、ここには３人いる。最初についていくのは誰かな？
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☆名無しの兵器（８１）
８１
『……、ここに眠る』 名前の部分は読めない。
８１
しかしこのお墓、ずいぶんと寂しいなあ。だいぶ前から誰も花やロウソクをお供えしてないって感じだ。
８１
『ザッカリー……ここに眠る』 名前の部分がくっきりしてる。
８１
誰かいるの？
８１
す、姿を見せろ！ 僕はオバケなんか怖くないぞ！
８１
出て来い、臆病者！
８１
う、うわっ？！ お、お前、ホンモノじゃないよな。
８１
近づくな！ 警告するぞ！
８１
わあっ！ 危なかった……も、もうダメだ！
＊
……お前。
＊
何故ここに？
＊
危ないぞ。怪我をしていたかもしれない。
８１
僕はっ、なっ、何でっ、あんた……
＊
……別の商人から話を聞いた。
８１
サラか！？
＊
……すまない。私はあんな……
＊
この音は何だ。
＊
深すぎて手が届かん。
８１
ここはどこだ？
８１
たぶん、あのドアがどこかしらに続いてる。
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☆影の住人（ジンゾリーノ）
レピ
お前が来るのは見えていた。
ジンゾ
そっくりさんはだーれ？
レピ
では、自己紹介をした方がいいようだな。
レピ
俺はレピ、ライフの先駆者。死にたがり以外はみな俺を求める。
（訳注：レピはBxEからのゲストキャラ。「先駆者（Harbringer）」とは特殊能力を持つ者の総称で、いくつかタイプがあり、「ライフ（Life）」もそのひとつ。）
レピ
俺の跡を継ぐために。ずっと、いやあるいは永遠に俺と共にいるために。
ジンゾ
わけわかんない。
レピ
馬鹿のフリをするのはやめろ。
レピ
お前はそんな歳ではない。
レピ
まあいい、お前に美味い肉を持ってきた。
ジンゾ
くれるの？
レピ
ちょっとした頼みを聞いてくれればな。
ジンゾ
はあ。どんなの？
レピ
俺の前から消え失せろ。
ジンゾ
でもジンゾが出てっちゃったら、レピは肉をやれないよ！
レピ
そうだ。噓を吐いたんだ。表情や感情を完璧にコントロールすれば、嘘を吐くのはいとも容易い。
レピ
おやおや。残念だが、俺は自分の傷なら簡単に治せる。
レピ
正直なところ、お前は自分が何に巻き込まれているのか分かっていないんだろう？
ジンゾ
……何が言いたいの？
レピ
俺が知らないとでも？ お前はとある余所者の善きサマリア人となった、二人きりになった時にそいつを喰ってやるつもりでな。
レピ
だがその後、お前は本当の両親の真実を知り、二人に会いに死体の沈む湖へ行こうと考えた、そうだろう？
レピ
お前は命令に従っているだけだ。お前が計画を立てているんじゃない、お前には先のことなど考えられないからな。
レピ
己の愚かさを誤魔化そうとしても無駄だ。
ジンゾ
君には分かってるんだね。
ジンゾ
ホントのことを言えば、エイトが僕を抱きしめてくれたときに食べるのは諦めたんだ。
ジンゾ
ジンゾはただ、ママとパパにもう一度会いたかっただけ。
レピ
だが結局のところ、そうする価値はあるのか？
レピ
知る苦しみから目を背ける幸せを捨てると？
レピ
選択肢は、林檎の中に。
レピ
リージョン１へ戻り、両親の記憶を押し殺して、何事も無かったような振りをするか……
レピ
道中で負ったいかなる傷も永遠に消えることはないと知りながら、８１とイリドンダと共に真実を求めて旅を続けるか。
ジンゾ
ジンゾは二人について行くよ。深入りしすぎた。
ジンゾ
パビーはもう歳だし、それにジンゾはちょっと興味が湧いてきたんだ。
ジンゾ
何があっても、僕は８１とイリドンダと一緒に行く。
レピ
面白い。
レピ
俺は行く。さあ、肉をやろう。
レピ
持っていないというのは噓だ。味わって食えよ。じゃあな。
レピ
ジンゾリーノ。
ジンゾ
何？
レピ
お前の父は、お前をもっとも長く育て上げた父は、お前の道化を知っているのか？
ジンゾ
いや。あの人は寝てばかりだから。何一つ疑ったことはないよ。
レピ
お前が奪った命のことを彼が見逃してくれると、お前は本当に思っているのか？
→ 【「分からない」（※何を選んでも同じ）】
レピ
喰らう前にお前は考えないのか、ジンゾリーノ。
ジンゾ
何も？
レピ
お前が喰らったものにはみな命があった。家族を持つものもいた。たった一人の恋人や、あるいはペットがいたものも。
ジンゾ
で？
レピ
飢えろというのではない、感謝の心のことを言っている。生者の立場を理解したなら、俺の話もよく分かってくるだろう。
ジンゾ
へえ？ でもジンゾには全然どうでもいいや。
レピ
何で俺はわざわざこんなことを。
レピ
ところで、このような男には警戒しろと忠告しておく。
ジンゾ
何で？
レピ
そう伝えろと命令されたんだ、ぐだぐだ言わずに従え、お前は質問する立場にない。
レピ
やっと来たか。遅かったな。
レピ
ジンゾリーノ、お前は自分自身を救おうとしているのか？
ジンゾ
そうかもしれない。ジンゾはとにかく目の前のことを片づけたい。
レピ
この外にいる者も片付けられればいいがな。
ジンゾ
やってみるよ。
ジンゾ
消えちゃった？ あの人が何を言おうとしてたのか全然分からなかったな。ジンゾには何にも分からないや。
ジンゾ
ボクはウソつきかもしれない。でも考えてるヒマはない、エイトとイリが待ってる。
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☆聖杯のエース（イリドンダ）
イリドンダ
おやおや、可愛いハートちゃんだ！
イリドンダ
一体何をしているのでしょう。
イリドンダ
苦しみから解放された気持ちになったのは何故？
イリドンダ
誰かいるのですか？ もしもーーーし？
イリドンダ
大きい方だ。何かお困りですか？ あなたのオーラ、なぜ変わった色をしているのです？
イリドンダ
お喋りな性格ではないみたいですね？ いいですよ！ 話したくなったら話してください！
イリドンダ
ちょっと！ 泥棒はいけませんよ。
イリドンダ
やってしまいましたねえ。どうしちゃったんです？
＊
……
レニー
そこにいたのかあ！
レニー
ハァ、ハァ、ハハハのハ……僕からあんま離れるなって言ったじゃん！ まだやることがあるんだから！
イリドンダ
すみませんが、あなたは？
レニー
うわわ！ うわ！ うわ。こんにちは、お姉さん。僕の名前は……レニーです。
イリドンダ
レニーですか……面白いですね、思ったよりずいぶん小っちゃい。
イリドンダ
そこの大きな方は？
レニー
あなたは知らなくていいですよ。というか、まだ名前をつけてなくて。
イリドンダ
あなたたち、どこか見覚えがあります。よく分かりませんが。
レニー
見覚えが？ 僕たちにぃぃぃぃ？
イリドンダ
ええ、でも分かりません。ワタシの頭はすっかりボンヤリ、技を使ったせいで眩暈もする、だもんでやっぱりよく分かりません。
レニー
ゆっくりしたいのは山々ですけど、僕もこのデカブツもしばらく忙しくなる予定なので。じゃあさよならーーーっ！
レニー
さよならーーーって言っただろ！ 頭足りてないの？ さよならーーーっ！
イリドンダ
消えちゃいました！ これは凄い！
レニー
やれることはまだたくさんありますよ！ でも誕生日パーティのサプライズを台無しにしちゃいますから、これ以上は言えません！
イリドンダ
誰の誕生日なんです？ ワタシも行っていいですか？
レニー
おや、ダメったらダメですよ！ とっても内輪向けのパーティなんですから！ でもあなたの分のケーキは取っておいてあげますね。
レニー
僕はもう行きます、では！
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８１
ずいぶん経つな。二人とも無事だといいけど。
ジンゾ
ジンゾとうちゃーく！
８１
ジンゾ！ 大丈夫だった！？
ジンゾ
うんうん、ジンゾは大丈夫だよ。
８１
ああ良かった。君が無事か心配してたんだ！
８１
でも、イリドンダは？
イリドンダ
はいはいはーい、到着したのは誰でしょう？ ワタシです！
８１
イリドンダ！ 無事だったんだね！
イリドンダ
えぇえぇワタシは元気も元気、元気印ですよ。そりゃあもう無事の無事、無事オブ無事。
８１
これでもう用は済んだかな？
イリドンダ
多分ね、あなたには何か考えが？
８１
また三人組になって先に進もう。この奥で何かが待ってる気がするんだ。
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８１
プラスチックナイト！
プラスチックナイト
そうだ、わたしだ！ 驚いたね、ずいぶん早く着いたじゃないか！ 残念だがそれで結末は変わりやしない。
イリドンダ
またしてもモンスターをけしかける気ですか？！ 実にワンパターンな！
プラスチックナイト
かもしれない、しかし見たまえ、実に美しいモンスターじゃないか？ よく作られているだろう？
８１
いま、作ったって言ったか？！
プラスチックナイト
あーあそうとも、作ったんだ！ この魚やサーバントは何で出来ていると思う？ セクレタリーだけじゃない！ 教えてあげようか？
プラスチックナイト
かつてこのリージョンとリージョン１は一つだった。わたしと妹のスモークは、あの四角頭の住民たちにちょっとした悪戯を仕掛けたんだ。妹は天の声を演じ、わたしはそれを伝える石像を作った。
８１
ま、まさか……
プラスチックナイト
程なくしてやつらが文化を形成したころ、妹は我が身を捧げよと伝えた、そうすれば「女王」は罪を許すってね、やつらは躊躇もしなかったよ！
プラスチックナイト
あの猫が全て台無しにしたのは残念だった、あいつはあのころからカミサマとグルだったからな、リージョンは分割、わたしはそれで「罰」を受けた。
プラスチックナイト
大したことじゃない、計画に必要な死体を手に入れて自分だけの完璧で美しいサーバントを作ることができたんだからね！
ジンゾ
……そのモンスターは……ジンゾのママとパパなの？
プラスチックナイト
二人だけじゃない！ きみのお隣さんや懐かしい友人たちもだ！ けど、くだらないマネキンにお祈りしているよりこっちの方が断然役に立つだろう！
８１
あんた、超えちゃいけないラインを、超えたな。
イリドンダ
８１！
ジンゾ
エ、エイトッ！
プラスチックナイト
馬鹿だな、きみが何をするかわたしが気づかないとでも？
プラスチックナイト
まあいい、わたしは部屋へ戻るよ。
ペトロサーバント、害虫どもの相手をしてやれ。
８１
さっきの一撃は何とか避けたぞ、これ以上時間を無駄にはできない！
【ペトロサーバント戦】
イリドンダ
このモンスターは……！ こんなことをする心があるとは信じられません！
８１
あのプラスチック野郎には絶対に報いを受けさせてやる。
ジンゾ
……ママ、パパ？
イリドンダ
弱ってきましたね。トドメを刺してしまいましょう！
ジンゾ
……うん。
【戦闘終了後】
ジンゾ
ママ、パパ……
ジンゾ
ごめんね。
８１
……こんなことになって残念だよ、ジンゾ。僕にはどうすることもできなかった。
イリドンダ
……気の毒に。
ジンゾ
こんなの終わりにしよ。
８１
……早くあいつを捕まえよう。
ジンゾ
うん。
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８１
うーーーーん、何が起きたんだ？
８１
ここどこ？！ ジンゾリーノ、イリドンダ、二人とも大丈夫？
イリドンダ
まあ。ちょっと身体が痛いですし、精神力も削りましたが。
８１
ジンゾ、君は？ ジンゾ？
ジンゾ
ジンゾはヘーキだけど、やる気は落ちちゃった。
ジンゾ
閉じ込められちゃったね。
８１
そうだね……この壁、ずいぶん硬そうだぞ！
８１
プラスチックナイトが閉じ込めたんだ。何らかの方法で僕たちを殺すつもりでいる。
８１
うわっ、何だ……この黄色い靄は何？
イリドンダ
これはただの毒ではない！ パルシドミドです！ 猛毒ですよ、ワタシたち３人とも１分と経たずに殺されてしまうでしょう！
イリドンダ
しかも治療には技を使うしかないのに、ワタシにはもうその精神力が残っていない！
８１
何だって？！ ああっ、そういや指の感覚がどんどん無くなってる！
８１
逃げよう、イリ！ やるしかない！
イリドンダ
駄目です、お止めなさい！ 事態を悪化させてしまう！
８１
ダメだ……でも、頑張ったよ……
イリドンダ
どうやらワタシも限界のようです。もはや運を天に任せるしか……
イリドンダ
ガスが消えた？ しかし、一体誰が？
パブロ
倒れた仲間を連れてすぐに部屋を出よ、お前の運命を終わらせたくないのであればな！
イリドンダ
あのときの猫さん！ 今は彼に従いましょう！
イリドンダ
二人とも起きてください、毒ガス問題が解決しましたよ！
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●プラスチックナイトの神殿
８１
パブロ！ あなたが僕たちを助けてくれたんですね？
パブロ
我輩の手柄は一部だけだ。大きい二人組が手伝ってくれてな、部屋の壁を脆くしてくれたおかげで一度技を使うだけで破壊できた。
パブロ
君が壁を引っかいていなかったら、第二のナイトが君たちを隠した場所を推測することなどできなかっただろう。
８１
引っかいてたのは僕です。でもお喋りはもういい、僕たちにはぶっ壊したい水槽野郎がいるんです。
ジンゾ
パビーも来るよね？
パブロ
すまぬがノーだ、我輩はユーゴア卿の命により干渉できぬ。
パブロ
いずれにせよ我輩は塔で待っておるぞ。君たちを信じておる、近いうちにまた話そう。クリスタルを破壊した後は、サラが塔まで連れてきてくれるだろう。
ジンゾ
じゃあね、パビー＝タビー！
パブロ
さらばだ、我が息子よ。
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プラスチックナイト
わたしの罠を抜け出した者がいたか！ これは想定外だ！
プラスチックナイト
諦めの悪い冷血漢だよ、きみたちは。
プラスチックナイト
しかし今度はわたしも逃げない。きみたちは本当に色々と使いようがあったよ、面白かったけどどんなものにも終わりはあるのでね。
プラスチック
故に……
プラスチックナイト
不要な物を片づけるとしよう！
【リージョン２ボス：プラスチックナイト戦】
プラスチックナイト
分かってるだろうね、この水槽の鎧は無敵なんだ！
役立たずの肉袋にわたしを倒す方法なんか無いよ！
イリドンダ
何か手があるはずです。
プラスチックナイト
う、うわっ！ こんなはずでは。
８１
あんたの頑丈ぶりもここまでらしいな！
プラスチックナイト
アッハッハッハ。
８１
嫌な笑い声だな。
プラスチックナイト
ああ、そうだろうね。
プラスチックナイト
サプラーイズ！ 言っただろう。失われるものなど何もない、すべては形を変えるのみ。
プラスチックナイト
わたしは永遠の波、変換の革命者。戦いを始めよう！
【戦闘終了後】
プラスチックナイト
これが最期というわけか、フフ……何にせよ、わたしは自分のしたことを何一つ後悔していない。
プラスチックナイト
きみはやり遂げたのだ、誇りに思うといい！ 心配しなくても、次の番を待つわたしが常にいる。
プラスチックナイト
そしてわたしはかつての姿に戻ろう、万物は流転するのだ。
８１
せいせいした。
ジンゾ
ジンゾは、なんにも感じないな。
イリドンダ
あっちに光るクリスタルがありますよ、何でしょうね。
８１
さあ、こいつを壊しちゃおう。
８１
急いで戻るぞ！
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ぼくが覗く月明かりの窓は傷一つなく美しく、遠くから光が差し込んでいた。ぼくはもう大丈夫、もう混沌を恐れることはない。
堅牢なる紛い物のディスプレイ、二人目は後悔もなくプラスチックとなって溶けた。
週末まではあと２日。
準備はいいかい？
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