SpaceCommunist氏作成のOFFtaleの邦訳記事です。
※UNDERTALEについては公式日本語版準拠ですが、OFFの世界観に合わせるため漢字メインにしています。
※OFFについては非公式日本語版未プレイにつき個人訳準拠です。
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●出典：OFFtale AU - FINALE (True Pacifist)
アズゴア
ラー ララー……
アズゴア
……おや？ 誰かいるのかい？
ちょっと待ってておくれ！
もうすぐ花の水遣りが終わるからね。
アズゴア
……よし、できた！
アズゴア
ハロー！
いらっしゃい……
アズゴア
ああ……
アズゴア
……。
アズゴア
こう言えたら、どれだけいいか……
バッター
「お茶でもいかが」と？
アズゴア
……。
アズゴア
ああ……
わたしが言いたかったのは、それだよ。
アズゴア
では……
きみはリセットしたんだね？
バッター
知っているのか？
アズゴア
……。
アズゴア
そうでなければ良かったんだがね。
アズゴア
覚えているんだ……
前に仲間が教えてくれた。
大事なことだと言っていたよ。
アズゴア
それから、いささか強引なやり方ではあったが、あの花……
アズゴア
そしてあの子供たちも……
アズゴア
……。
アズゴア
……。
アズゴア
すまない……
きみをここまで戻らせてしまった。
バッター
いいんだ。
あなたは……大事なことを教えてくれた。
アズゴア
おや……
聞いてもいいかな。
何をだい？
バッター
私が何者かということを。
アズゴア
……。
アズゴア
それは、きみにとって良かったかい？
バッター
……。
バッター
分からない。
アズゴア
では……きみはどうしてここに戻ってきた？
バッター
平和のため。
恐らくな。
私にはまだはっきり分かっていない。
アズゴア
平和な道が、わたしにも選択肢として残されていれば良かった。
アズゴア
だが、運命はそう優しくない。
アズゴア
きみに残されているのは、このバリアだけ。
そうでなければきみはここにはいないはずだ。
アズゴア
これは……
アズゴア
これは果たされなければいけないことなんだ。
本当にすまない。
アズゴア
バリアで待っているよ。
もし何かやり残したことがあるなら……
アズゴア
まずは、それをやっておくれ。
バッター
……。
アズゴア
これがバリアだ。
アズゴア
……しかし、きみは既に知っているね。
アズゴア
……。
アズゴア
では……
準備はできたかな。
アズゴア
……。
アズゴア
わたしはまだだ。
しかし……
国民のため、わたしの義務を果たさなければ。
＊
（奇妙な光が部屋に満ちる。）
＊
（バリアの向こうで、夕焼けの光がきらめく。）
＊
（あなたの使命は、いま放棄されようとしている。）
＊
（あなたに）
＊
（潔白たる決意がみなぎった。）
アズゴア
ニンゲンよ……
アズゴア
きみと出会えて本当に良かった！
アズゴア
さらばだ。
トリエル
何て哀れで愚かな化け物なのかしら、自分の命を不用意にニンゲンに投げ打つなんて……
トリエル
こんにちは、バッター！
本当に久しぶりね！
トリエル
元女王がいきなり戻ってきたときのみんなの表情といったら、きっとあなたには信じられないわ。
トリエル
最初はね、あなたが地底の世界を進んでいく怖さに耐えられると思っていたんだけれど……
トリエル
でもあなたの言葉が、思っていた以上にわたしの心に響いたの……
トリエル
あなたは遅かれ早かれ……難しい選択を迫られることになる。
トリエル
こんな風に……他人の命を奪わなければならないようなね。
トリエル
許してちょうだい、でも……
わたしはもう、あなたに自分でそんな選択をさせたくなかったの。
トリエル
あなたなら分かってくれるわね、バッター。
アズゴア
トリ……！
戻ってきてくれたんだね！
トリエル
黙りなさい！ あなたには話していないわ、アズゴア！
トリエル
あなたは恐ろしい、本当に恐ろしいことをしたのよ、ドリーマー。
トリエル
あなたはみんなに約束をした。あなた自身も信じていない約束を！
トリエル
あなたは６人もの罪のない子供たちの命を奪った！ ６人も！
トリエル
あなたは自分が正真正銘のモンスターであることを見せ付けたのよ。
アズゴア
トリ……
本当に、本当に……
トリエル
本当にごめんなさい、アズゴア。
トリエル
ずっと、わたしはあなたのしていることが邪悪なことだと自分に言い聞かせてきた。
トリエル
モンスターが大いなる苦しみを負ったのはあなたのせいだと。あなたこそが本当のモンスターなんだと。
トリエル
でも……それは違うわ。間違っていたのはわたし。
トリエル
わたしは、子供たちの死に対してあなたが感情を露わにした時、あなたの邪悪な側面が現れたんだって自分に言い聞かせた。
トリエル
でもわたしは哀しみのあまりあなたのことを、わたしにたった一人残された人のことを見捨てた。その人が、一番わたしを必要としていた時によ。
トリエル
わたしがここに来たのはあなたを心配したからじゃない、あなたの使命が正しくないと説得するためだった。
トリエル
あの子供たちが落ちてきた時、わたしはただ彼らをあなたから守っているだけなんだと自分に言い聞かせてきた……
トリエル
でも結局、わたしはあの子たちを地下に閉じ込めていただけ。あの子たちは、決して自由にはなれなかったはず……
トリエル
わたしはね、あなたがタマシイをひとつだけ取って、地上に出て、それで残りを取ってくればよかったんだと思っていた。
トリエル
でも自分ではそれをしなかった。代わりに、わたしは自分勝手に、モンスターを地下で朽ち果てさせてしまった……
トリエル
わたし……わたし、失格だわ。母として。女王として。妻として。良心を持つ人として。
トリエル
わたしは……
トリエル
これは、みんなわたしのせいよ……
アズゴア
トリ！
お願いだ、そんなことを言わないでくれ……
アズゴア
きみは間違ったことなんて何もしていない！
わたしは……
アズゴア
……。
アズゴア
……この世界は、きっとわたしたちには荷が重すぎたんだ。
トリエル
……アズゴア……
トリエル
わたしがここに来たのは、戦いを止めるためだけじゃない。
トリエル
あなたに、もう一度チャンスをあげるため。
アズゴア
……トリ！
全てが終わったら……
アズゴア
……わたしに、再びチャンスをくれるかい？
トリエル
ええ、いいわ。わたしにも同じようにしてくれるなら……
アズゴア
ああ！ １０００回だってそうしよう！ 絶対に！
トリエル
もう、ゴリイ……
パピルス
こら！ 殺し合いは止めるのだ！
パピルス
遮って申し訳ない、アズゴアと女性版のアズゴアよ、しかし平和は必ず勝つ！！
トリエル
あら！ 知らない人、あなたはどなたかしら？
パピルス
素晴らしい質問ですぞ、女性版アズゴア！ オレさまたちが本当は誰かなのかと？ 本当とはどういう意味で？
トリエル
ああ、いや、つまり、あなたはいったい誰なのかしら……？
パピルス
聞いたことがない？？ オレさまは偉大なるパピルス！ そしてそのニンゲンの友だちです。
トリエル
ああ、あなたがサンズの弟さん！ あなたに聞いてもらいたいジョークがあるの！
パピルス
な……止めて！ ジョークなんかもう聞かない！ これまでイヤになるくらい聞いてきたんだから！
パピルス
それに、ジョークは他の仲間たちが到着するまで取っておくべきですぞ。
アズゴア
仲間？
パピルス
そう！ オレさまはバッターの友だちみんなに電話して、ここに来るように伝えたのです！ そろそろ……
サンズ
よっ。
パピルス
ね？ 言ったでしょ、他のみんなも来るって！
トリエル
あら、その声は知ってるわ！ あなたがサンズなのね！
サンズ
おう。アンタが遺跡の中から聞こえてた謎の声の主なんだな？
トリエル
聞こえていたかしら、アズゴアとわたし……
サンズ
ヨリを戻したんだろ？ ああ、アンタたちの話は１マイル先からでも聞こえてたぜ。おめでとさん！
トリエル
サンズ、あなたがこのことで動揺してないといいんだけど……
トリエル
いーや、冷静だぜ。
第一、オイラはケモ専じゃねえしなあ……オイラの言ってることわかるかな。
パピルス
その調子だぞサンズ！
お次は誰かに乱入して叫んでもらお……
アンダイン
戦うのは止めるんだ！ ぬあああ！！！
アルフィー
あ、あなたたち、やめて！
パピルス
おおお、固い友情の一石が二鳥を落としたぞ！ ステキだ！
アンダイン
何だ、わたしたちが来ないとでも思ったか？
アルフィー
そ、そんなわけないじゃない！ でしょ！
トリエル
バッター！ あなたのお友だちが、この平和の瞬間をお祝いしに来てくれたみたいね！
トリエル
あなたは、しばらくここに留まることになるかもしれない……
トリエル
でも、わたしたちはあなたの味方よ！ それは心に留めておくべきだわ！
サンズ
なあ、気になったんだが……パップよ、オマエどうしてオレたちをここに呼べばいいって分かったんだ？ 彼女はもちろん別として。
パピルス
実はだな。不思議なことに……
パピルス
小さなお花さんに手伝ってもらったのだ！
アルフィー
小さい花ですって？
フラウィ
ハロー、聖人！
フラウィ
キミの友だちのバカさ加減はホンット信じらんないな！
フラウィ
みんなして一箇所に集まってさ……不意打ちってものを知らないワケ？
フラウィ
ああ、ボク「友だち」って言った？ 本当に、キミはこのバカどもを友だちだと思ってんの？
フラウィ
自分を見てみろよ。
こいつらにとっちゃ、キミは自分たちを地下に閉じ込めたヤツらの一員なんだよ……
フラウィ
たとえこいつらがそう思ってなかったとしてもさ。キミはどんなヤツだ？
フラウィ
化け物だ。ボクと同じ。
フラウィ
早口で。いつも武器を持ち歩いてて。ハッ、殺人鬼みたいな目つきだってする！
フラウィ
でもね。それもやっぱり違うとしても……キミはまだボクの欲しいものを持ってる。
フラウィ
力だ。
フラウィ
ああ、けどキミの力が欲しいわけじゃない。もうその必要は無くなったからね……
フラウィ
ボクはニンゲンのタマシイを得た！
フラウィ
そしてこのバカどものタマシイも得た今……キミはボクとの戦いから逃げたりしないだろうね！
フラウィ
そう、ボクはキミの力を試したいんだ……そして、それがボクの前に敗れ去るところを見たい。
フラウィ
ボクが間違ってると思う？
フラウィ
見てみようじゃないか！
パブロ
回りくどい登場と妨害の仕方は許してもらおうか。
フラウィ
な……ああっ！ ボクを殺したクソ猫！
フラウィ
その通りだ、疫病神よ。
だが、我輩が話をしたいのは貴様ではない。
パブロ
バッター。他の者たちと同様、我輩もお前の旅をずっと見ておった。
パブロ
前に一体どのようなことが起きていたにしろ……
パブロ
……今は、お前が邪悪なる破壊よりももっと良いことを成せることが分かった。
パブロ
その花……奴は、お前がやってきたことを全て無に帰すつもりだ！
パブロ
贖罪の時は近いぞ、バッターよ……しかしそこの疫病神を止めてからだ！
フラウィ
へえ、キミたち二人だけでボクに勝てると思ってんの？！
パブロ
否。ゆえに我輩、この世界の者たちを呼び寄せておいた。
モンスターの子
おりゃあ！ こいつはどうだ、よぉ！
メタトン
さあ子猫ちゃん！
この新しいボディのテストとして、ちょっと踊らせてもらうよ！
ザッカリー
よう、アミーゴ！
よくやったなバッター……その調子だ！
ザッカリー
みんなここにいる。
俺たちみんな、お前さんの後ろについてるぜ！
フラウィ
ウソだ！ ウソだ！ ウソだああああ！！
フラウィ
こんなのありえない！！！
フラウィ
信じられない……
フラウィ
……お前らがこんなにもバカだったなんて！
フラウィ
お前らのタマシイはみんなボクのものだ！！！
アズリエル
……もう。
ボクは花でいるのがイヤになったんだ。
アズリエル
キャラ……！ 感じるよ、バッターと一緒に、キミのこと……！
そこにいるんだね！
アズリエル
覚えていないのかい、キャラ？ ボクだよ、キミの一番の友だち。
＊
彼だ……！
アズリエル
いつもながら察しが良いねえ、バッター？
アズリエル
それじゃ、お前がこの絶対神の強さに耐えられるか、見せてもらおうか！
＊
本当の最終戦が始まった！
→ 【ワイドアングル】
＊
アズリエル＝ドリーマー ∞ＡＴＫ ∞ＤＥＦ
絶対神ハイパーデスだ！
アズリエル
アハハハハハ！！
お前のゲームも終わりだ、バッター！
＊
あなたは祈った。
神聖なる潔白の感覚があなたの心の中にみなぎる……
無敵時間が延びた！
アズリエル
キャラ……もう少しでおれたちのゲームが再開するよ！ あまりにも長い間、止まったままだったものが！
＊
あなたは希望を抱いた。
あなたの望みが届き……
素早さが上がった！
アズリエル
そして、お前が誰であろうと……お前はここで敗北する！
＊
あなたは夢を思い描いた。
幸せな世界というものがどうあるべきかを想像した……
体力が全回復した！
アズリエル
鬱陶しい！ 待っているのももう飽き飽きだ。お前の本当の強さを見せてみろ！
アズリエル
バッター、お前の強さをおれに示せ！ そしてそれがどれだけちっぽけなものなのかを目の当たりにするがいい！
アズリエル
チッ チッ チッ……
バッター！ もっとすごいのを期待してたんだがな。
アズリエル
その程度か？ 絶対神も倒せないような力になんの意味がある？
アズリエル
いや、思うにお前の力は、お前よりももっと強いヤツに渡すべきだ。
アズリエル
このおれ、アズリエル＝ドリーマーがお前の力を使ってやろう！ お前に対して！ あらゆるものに対してな！
アズリエル
フン。ここまでやってもまだ生きてるのか？ しかも無傷で！
アズリエル
どうやらヒーロー殿は本当に「純粋な心」をお持ちのようだ！ ハハハ！
アズリエル
でもうぬぼれるなよ。お前の力はおれの足元にも及ばない！
アズリエル
さあ！ お前たち３人に、おれの究極の姿をお見せしよう！
ハアアアアアアアアアアアアアア！
アズリエル
アハハハハハ！
我が最後の審判へようこそ、バッター！
アズリエル
死神の神罰、とくと味わえ！
→ 【もがく】
＊
あなたはもがいた……だがあなたの身体は自由にならない！
アズリエル
理解したか？ 役に立たない器に閉じ込められる気分がどんなものかをさ？！
アズリエル
一生そんな風にして生きていく羽目になるところを想像してみろよ！！
＊
あなたはもがいた……だがあなたの身体は自由にならない。
アズリエル
ああ、心配しなくていい。
お前が死んだらおれは全てをリセットして、お前をこの地獄に放り込む……
アズリエル
何度も！
何度も！
何度でも！
アズリエル
その間、お前を花にしてやってもいいかもしれないなあ！ ヒヒヒ！
＊
あなたはもがいた……だが、あなたの身体は自由にならない……
＊
あなたはセーブファイルに手を伸ばした……
しかし、それも徒労に終わった。
＊
どうやらもう、この世界を救うことは叶わないらしい。
＊
……。
＊
でも……
＊
まだひとつだけ、あなたが救えるものがある。
＊
恐らく、あなたが救わなければいけない、唯一の存在……
→ 【ワイドアングル】
＊
バッター ５６８ＡＴＫ ４９５ＤＥＦ
意味を失った浄化の具現者。
バッター
私はバッター、ある神聖なる任務を負っている。
→ 【ダンス】
＊
あなたは彼に、妻とのダンスを思い出させた。
彼は遠い目をし、頷き、背筋を伸ばした。
バッター
この世界は穢れ、邪悪なる者に満ちている。私はそれを、永遠に浄化する。
→ 【漫画の話】
＊
あなたは「ボクサー」という名のスーパーヒーローが登場する物語を語った。
この話は実に……くだらない。
バッター
穢れた悪魔の子よ。
→ 【ホームラン】
＊
あなたは敵に与えた一番の攻撃を真似た。
彼は動かない。
バッター
消えぬ恐怖と罪に満ちた世界より他に良い世界など存在しない。
→ 【父】
＊
あなたは彼に、父の名を尋ねた。
彼は身を震わせ、目を逸らした。
バッター
ここからはもう、暗闇など存在しない。
→ 【浄化】
＊
あなたはその最後を覚えている……
そして彼も。
バッター
我らが瞳は恐怖に満ちている。
→ 【救う】
＊
アドオンを従え、あなたは浄化の具現者に手を伸ばした……
＊
バッターは救われた！
バッター
……この方が良かったのだろう。
＊
あなたは自分自身を救った……
しかし他には？
＊
……突如、あなたは気がついた。
＊
心の奥底から……
もっとも愛情を必要としていた者。
＊
……。
→ 【フラウィ】
アズリエル
は？ 何をしてるんだ……？
アズリエル
ど……どうして、そんなこと思い出させるんだよ？
バッター
お前は、自分が何者なのかを思い出す必要があるからだ。
アズリエル
ボクが？ そんなこと知ってるよ！ ボクはアズリエル＝ドリーマー、闇に閉ざされしこの世界の王子だ！
→ 【フラウィ】
アズリエル
なに、この気持ち……？
アズリエル
こ……こんなの、感じたことない……
アズリエル
すごく強くて、でも……ボクを無力にする……！
アズリエル
や、やめてよ！ 何をしようとしているのか知らないけど、やめてくれよ！ 今すぐに！
バッター
駄目だ。
お前は思い出さなくてはならない。
アズリエル
だっ、だから言ってるだろ！ 自分が何者かは知ってる！ ボクはフラ……アズリエルだ！ アズリエル＝ドリーマーだ！！！
→ 【フラウィ】
アズリエル
当たりもしないなんて……！
アズリエル
ああ！ 集めたタマシイが……！
アズリエル
……。
アズリエル
バッター……
キャラ……
知らない人……
アズリエル
キミたちには、ボクがこんなことをする理由は理解できっこない。絶対に。
アズリエル
記憶があるのに、どうしてボクがアズリエルじゃないなんてことがあり得る？ ボクは絶対にそうなんだ！
アズリエル
愛情のない人生になんか戻れない！ バカな花だった人生になんて……
アズリエル
少なくともアズリエルとしてなら、ボクにはキミという良い友だちがいるんだ、キャラ！
アズリエル
だからもう消えてくれよ！
ボクを放っておいてよ！
他のヤツらがそうしたようにさ！！
→ 【フラウィ】
アズリエル
お願いだよ、キャラ……ボクはキミに会いたいんだ……
アズリエル
ボクが元の身体に戻ってしまったら、キミはもうボクのことを愛してくれない……ボクもキミを愛せない！
アズリエル
そんなのイヤだ！ ボクはキミのことを他の誰よりも想ってるんだ、キャラ！
アズリエル
だからもう、ボクに勝たせてよ！
アズリエル
……ダメなのか……
→ 【フラウィ】
アズリエル
……お願い……自分が誰なのかは知ってるから……
→ 【フラウィ】
アズリエル
ボクはあいつじゃない……ボクはアズリエルだ、そうでしょ？ ボクはアズリエル＝ドリ……アズリエル＝ド……
→ 【フラウィ】
アズリエル
ボクはアズリエル……ボクはアズリエル……ボクはアズリ……アズ……
→ 【フラウィ】
アズリエル
ボクは……
アズリエル？
ホントに、ごめん……
アズリエル？
ボクがアズリエルじゃないとしても……
ボクたちはどっちも泣き虫みたいだね、ねえ、キャラ？
アズリエル？
分かってる、分かってるよ。
キミはボクには答えられない。
分かってる。
アズリエル？
みんなのタマシイを取り込んだおかげで……
いろんなものが見えるんだ。
アズリエル？
たとえば……
キミの物語とかね、バッター。
バッター
……。
バッター
大丈夫か？
アズリエル？
ふふ、ご覧よ。
キミはいろんなことを経験してきたのに……
地下でも、キミの世界でも……
アズリエル？
それなのに、「ボク」のこと聞いてくれるんだよ？
アズリエル？
キミは自分が思っているよりずっと強いんだ、バッター。
バッター
しかし、お前は大丈夫なのか？
アズリエル？
もちろん！
だって、また何かを感じられるようになったんだからさ？
アズリエル？
……それが短い間のことに過ぎなくたって。
他の誰かとしての話でしかないとしたって。
アズリエル？
おかしいよね。
そんな風な言い方が、ってことだけど。
アズリエル？
ボクは地下のみんなの思いやりの気持ちを感じたんだ、バッター。
みんな、キミに感謝してたよ。
アズリエル？
でも……他にももうひとつあった。
激情だ。
燃え上がるような！
アズリエル？
この力で……
ボクは、モンスターが地底の世界に来た日から待ち望んできたことをする。
アズリエル？
……さあ、ついにやった。
アズリエル？
……。
アズリエル？
ボクにはもう時間が無い。でしょ？
アズリエル？
ボクはモンスターたちのタマシイを解放した……
みんなすぐに目を覚ますだろう。
アズリエル？
たぶん……
それと一緒に、みんなの色もきっと戻る。
アズリエル？
……。
アズリエル？
うん、そこまで穏やかな気分ではないね。
アズリエル？
いずれにせよ、ボクはまだ６つのニンゲンのタマシイを持ってる……
でも、永遠にボクの中に留めておくことはできない。
アズリエル？
それを解放すれば……
ボクはまた元通り。
アズリエル？
それは……
アズリエル？
……。
アズリエル？
こんなことにならなかったらって心から思うんだ、キャラ……
バッター
……。
→ 【ATONEエンド】
→ 【GIVE UPエンド】
