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SpaceCommunist版OFFtale(平和主義ルート:遺跡 その2)

SpaceCommunist氏作成のOFFtaleの邦訳記事です。
※UNDERTALEについては公式日本語版準拠ですが、OFFの世界観に合わせるため漢字メインにしています。
※OFFについては非公式日本語版未プレイにつき個人訳準拠です。

(前→遺跡 その1
(次→遺跡 その3

●出典OFFtale AU - RUINS (True Pacifist), Part 2

 

 

トリエル
 地上の暴力がどんなものかは知らないけれど、残念なことに、きっと大勢のモンスターたちがあなたに襲い掛かってくるわ。

トリエル
 悲しいけれど、彼らはあなたのタマシイを欲しがっているの……
 でも断言するわ、彼らは良い人たちよ。

トリエル
 だからさしあたってもしあなたがこの地下にいるつもりなら、このマネキンで練習しておくのがいいと思うの。

バッター
 しかし、私は誰も殺すつもりはない。

トリエル
 ええ!
 だから、このマネキンと穏便にお話してみて欲しいの。

バッター
 ……。



 マネキンはあなたのタマシイを見つめている。

 → 【何もしない】


 (あなたは、このマネキンのような人形の中に宿る穢れた亡霊を消し去りたいという激情を抑えている。)


 (邪悪なる亡霊はあなたの葛藤に気付いたようだ。)
 (手を出さなかったお礼に、亡霊はあなたを見逃してくれている。)


 YOU WIN!
 0EXPと10ゴールドを獲得!


トリエル
 素晴らしいわ!
 親切な心は、この地下ではきっと役に立つはずよ。

バッター
 どうでもいい。
 いいから先へ進んでくれ。


 その後……


トリエル
 うーん……
 ちょっと思ったのだけれど。

トリエル
 ニンゲンさん、あなたは電話を持っていないの?

バッター
 ああ。

トリエル
 あら!
 それは可哀想だわ。
 さあ、これをあなたにあげましょうね。


 (あなたは携帯電話を受け取った。)

トリエル
 さて、わたしは……

トリエル
 ……!
 忘れてた!
 わたし、オーブンにパイを入れっぱなしだわ!


バッター
 ……。



 ケロケロ。
 (もし、親切な人。)


 ケロ。
 (アドバイスするけれど、気をつけた方がいいケロ。この短い間に、危険な出来事がいっぱい起こったケロ。)


 ケロケロ。
 (例えば、ちょっと前に地底の世界に何人かニンゲンが落ちてきたらしいんだケロ。)


 ケロケロ。
 (そのうちの二人に会ったケロ。)
 (二人とも親切だったけど、とんでもなくおかしな人かもしれないって気もしているケロ。)


 ケロケロ。
 (三人目はまだ見たことがないケロ。)
 (ぼくたちを傷つけるつもりが無いのを願うばかりケロ。)

バッター
 ……。

バッター
 ……その最初の二人だが。
 彼らはまだ遺跡に?


 ケロケロ……
 (分からないケロ。一人目はもう出て行っちゃったかもしれないケロ……)

バッター
 どんな外見だった?


 ケロ……ケロ。
 (一人目は、仕事着みたいなものを着ていたケロ……)
 (すごく不安そうに、オドオド歩いていたケロ。)


 ケロ……ケロ。
 (二人目はとても落ち着いていたケロ、マスクを被って、真っ白なシャツを着ていたケロ。)
 (その人はついさっき通り過ぎていったケロ。)



 ……ケロ……
 (……どうも……)

バッター
 ……感謝する。


 さらにその後……


バッター
 ……。

バッター
 あの亡霊。

バッター
 ……。

バッター
 あなたは絶対に、私たちがあれを浄化するわけにはいかないと思っているんだろう?

バッター
 ……。


バッター
 穢れた亡霊よ。
 お前はこの世における、恐ろしき不浄なる害毒。
 お前の存在は罪だ。

ナプスタブルーク
 ……知ってるヨ……

バッター
 だが。
 私はお前を見逃そう。

ナプスタブルーク
 ……そっカ……

バッター
 つまり、私が千の天使の力を以ってお前を打ち据える前に、そこを退けということだ。

ザッカリー
 アッハッハッハ!
 上出来だぜ、バッター!


ザッカリー
 また会ったな!
 ハハハハ。

ナプスタブルーク
 ……この人ハ誰?……
 ……こんなにたくさんの人に囲まれるの、好きじゃないヨ……

ザッカリー
 お前さんが新しい目的の下に、この亡霊を見逃すことを祈ってたんだ。
 俺は正しかった!

バッター
 ここで何をしている?

ザッカリー
 おう。
 この前に登場したのが大層ウケたんで、作者がもう一度俺を出してくれたのさ!

バッター
 この前?

ザッカリー
 ああ、そうか。
 これは虐殺ルートじゃないもんな、筋書きは覚えてないか。
 俺の言ったことは忘れてくれ。

ザッカリー
 とにかくだ。
 他にも俺は、ある役割があってここに居るんだ……商人よりも、もっと補佐的な役割が。

ザッカリー
 作者は、お前さんがあんまり優しくしないモンスターもいるかもしれないと考えたんだ。
 例えば亡霊とかな。

ザッカリー
 お前さんが自分の使命に従ってなかったら、俺はその場でお前さんをぶち殺してたところだったぜ!

ザッカリー
 ハハハハ。

ザッカリー
 けどそうはならなかったわけで、俺たちはお前さんにロードさせてもう一度やり直させる必要は無くなった。

ザッカリー
 心配すんな!
 俺の役割はアメとムチなんだよ、バッター。

ザッカリー
 側で檄を飛ばしたりもしてやるよ!
 必要なら、アドバイスやご褒美だってあげちゃおう。

ザッカリー
 俺の力が必要になったら、いつでも俺に電話してくれ。
 番号はもうお前さんの電話に登録してある。

ザッカリー
 それじゃ気をつけろよ、バッター!
 ちょいと失礼して、俺は妻とお散歩に出かけるぜ。


ナプスタブルーク
 ……もう行くネ……