四の五の

OFF派生のまとめとか洋ゲーの和訳とか

SpaceCommunist版OFFtale(虐殺ルート:ホットランド)

SpaceCommunist氏作成のOFFtaleの邦訳記事です。
※UNDERTALEについては公式日本語版準拠ですが、OFFの世界観に合わせるため漢字メインにしています。
※OFFについては非公式日本語版未プレイにつき個人訳準拠です。

(前→ウォーターフェル その2
(次→ニューホーム

●出典OFFtale - Hotland (Genocide)

 

 

バッター
 OFFになっている。


 (あなたは笑わない。)


メタトン
 おや おや おや!
 大悪党の名野球選手サマではありませんか!

メタトン
 腐りきった怪物め。
 ボクのオーディエンスを奪ったな!

メタトン
 少なくとも、ドクター・アルフィーはこのことが推測できていた。

メタトン
 幸い、彼女はいつ行動すべきかも分かっていた。
 彼女はボクにホットランドの生存者を集めさせ、キミから隠した。

メタトン
 ドクター・アルフィーと生存者たちは今、キミが絶対に見つけることのできないある場所に隠れている……でもキミにとってはみんなのことなんか全然どうでもいいんでしょ?

メタトン
 ボクは違う。

メタトン
 ボクが誰かって、子猫ちゃん?
 ボクはメタトン、大スターのロボットアイドルさ!

メタトン
 そしてニンゲンのスターでもある……
 少なくともスターのタマゴだ。
 そしてその夢をキミみたいな怪物に壊されるわけにはいかない。

メタトン
 ショーは続けなくちゃね、子猫ちゃん!
 そしてショーには演者が必要だ。
 だからボクは行くよ。

メタトン
 じゃあね、子猫ちゃん!
 キミが地獄の炎に焼かれることを祈ってるよ。


バッター
 くそっ! 臆病者め。

フラウィ
 アイツのことなら心配ないさ……
 今はね。

フラウィ
 アイツはいつもコアの近くに居る。
 きっとそこでキミを待ってるはずだ……

フラウィ
 ……つまり、今度はボクらの「お楽しみ」が奪われることはありえないってワケ。

バッター
 気にする必要はない。
 彼は速やかに浄化する。

フラウィ
 いいねえ!
 それじゃ行くとしようよ!


 さらにその後。


フラウィ
 うげえ。
 クモの死体だらけだ、気持ち悪い。



 畜生、ここはマジで不愉快だ!


 何だね?
 わたしたちはあの闇の中に戻った方がいいとでも?


 話を聞いていなかったのかね?
 わたしたちはいずれ闇に戻るのだ!
 実体があるのは今だけだ。


 待って!
 二人とも静かになさい。
 彼が来ました。


デーダン
 浄化者サマは花をペットにしたってワケか?
 このクソ野……

ヤフェト
 静かに!
 デーダン、中傷は結構です。
 揉め事を起こす必要はありません。

イーノック
 調子はどうだね、バッター?
 浄化の意思に満ち満ちているのでは?
 アーッハッハ。

デーダン
 言わせてもらえばあの化け物は罪に満ち満ちてる。
 あとクソに。

イーノック
 ふむ……そうだな、より良い表現とは言いがたいが。

ヤフェト
 バッター。
 この先には大いなる試練が待っています。
 あなたにとって……わたくしたちにとって……
 生きとし生ける全てにとって。

イーノック
 しかし、わたしたちはもう半分死んでいるだろう?
 その論理でいけばわたしたちはその試練からは自由なのではないかね。

ヤフェト
 イーノック、ちょっと。
 あなたならわたくしの言いたいことはお分かりでしょう。

デーダン
 聞け、ケツ穴野郎。
 俺は分かってんだ。
 俺が自分のゾーンをめちゃくちゃにしちまったってことを。

デーダン
 俺の作業員どもに関しても大なり小なり同じことが言えるだろうよ。
 でも俺としちゃ、あいつらは良い仕事をしてたと思うぜ。

ヤフェト
 わたくしの子たちは怯えていました……
 壊れゆく現実をどうすることもできなかった。

ヤフェト
 そして、わたくしもあの子たちの妄想を制御することができなかった。
 わたくしは堕落し、それとともにわたくしのゾーンも墜ちてしまった。

イーノック
 わたしはずっと部屋に篭り、わたしが人々にしてしまったことから目を背け続けていた……

イーノック
 ……わたしのゾーンの苦難がひとりでに終わってくれることを祈りながら。
 それがわたしの罪だ。

デーダン
 振り返ってみりゃあ……
 俺たちの夢と希望に比べて、現実は何て酷かったことか……

ヤフェト
 もしかしたら……
 もしかしたらの話ですが……

イーノック
 わたしたちは間違っていたのかもしれない。
 わたしたちが築いた世界は、元に戻すべきものではない。

ヤフェト
 しかしここは違います。
 この世界には、わたくしたちの王国のような罪は存在しない。

ヤフェト
 この世界には悲劇はあっても不浄はない。ここには邪悪なる者はただの一人もいないのです。

デーダン
 貴様の腕に絡まってるその薄汚ぇ花にも……
 そうなった理由があるんだよ、俺と同じようにな。

フラフィ
 おい!
 ボクは花じゃない!

デーダン
 そうだな、てめえはイカレたチビだ、黙って大人しくしてやがれ。

フラウィ
 ちっとも怖くないねえ。

デーダン
 いい度胸だ、ガキ。
 俺は大人だ。
 てめえの挑発なんて効かねぇよ。

フラウィ
 ……ガキ?
 なんで……

デーダン
 おい勘弁してくれ、誰かあの草野郎を黙らせてくれねえか?
 気が狂いそうだ。

イーノック
 ヤフェトよ、一つ例外がある。
 ここには一人だけ邪悪なる者がいる……いや、いずれそうなる者がいる。

イーノック
 バッター、使命を捨てるのだ。
 それだけではない、そのタマシイを捨てるのだ。

イーノック
 君が使命を続ければ、君の持つそれが……
 皆を苦しめることになる。

デーダン
 全員が。

ヤフェト
 皆が。

イーノック
 誰もが。

フラウィ
 へーえ? どうやってボクたちを止める気なのさ、え?

ヤフェト
 小さき花よ、あなたには話していません。

フラウィ
 でもボクの質問には答えてないよ。
 キミたちは何をするつもり?


デーダン
 おう。
 俺たちは何をすりゃいいんだ?
 俺たちはただ実体があるだけだ……

ヤフェト
 そうですね……
 ……わたくしたちは……
 ……いえ、それはいけませんね……

イーノック
 うーむ……
 どうやらわたしたちは本当に何もできないようだ。
 それは良くない。

イーノック
 少なくとも、わたしたちは君に警告した。
 それで十分だと思いたいね。

デーダン
 貴様が「使命」を続けるほど……
 未来は闇に包まれていく。

ヤフェト
 そして、全ての命あるものの光が消える。

イーノック
 わたしたちに言えることはそれだけだ。
 そしてそれこそが、君が考えなければいけないことだ……
 君が自分を御せなくなる前にね。


バッター
 ……。


 コア最奥にて。


メタトン
 おやおや。
 とうとうここまで辿り着いたわけだ、ボクの……拠点、みたいなところへ。

メタトン
 少なくとも、拠点になるはずだった場所だ。言うなればラスボスのゾーンだったのさ、ボクの新しいショー……
 「進撃のキラーロボット」のね!

メタトン
 残念ながら、キミのおかげでそいつはもう叶わない。
 オーディエンスのいないショーに何の意味がある?

メタトン
 残る視聴者はこの上にいる人か……
 あるいは後ろにいる人だ。
 キミにはどちらにも会わせたくない。

メタトン
 でもね、そんなの全部放っておいても良かったんだ。
 キミと一緒にショーをしていたって良かった!

メタトン
 ……キミがボクのいとこを殺していなければ。

メタトン
 ブルッち……
 この世界が灰色になったとき、彼は消えた。
 他のゴーストと同じように……

メタトン
 ボクは違った。
 この外装がボクを守ったらしい。
 あるいはボクを閉じ込めたと言うべきか……
 ボクは家族が死ぬのを見ているしかなかった。

メタトン
 子猫ちゃん、その罪は絶対に許せない。

メタトン
 幸いにも、ボクはキミみたいなストイックな人殺しに対する裁き方を知ってる。

メタトン
 ドクター・アルフィーは……
 不器用だけど、地下でただ一人、本当に賢い人だ。

メタトン
 当初、彼女はこのボディにニンゲン殲滅プロトコルを搭載した。
 でも彼女は気付いたんだ、それでは不十分だってね。

メタトン
 この外装じゃ、ニンゲンとまともに戦うことなんかできない!
 だから彼女はボクにスマートな新型ボディを作った……

メタトン
 彼女の成果を見たくはないかい?
 ……これは綺麗な言い方だよ、子猫ちゃん。ボクはこれからキミを殺す。

メタトン
 覚悟はいい?
 イーーーーーーッツ ショータイム!!!



 メタトンNEOが立ちはだかった!


メタトン
 ぐっ……

メタトン
 キミは、ボクのファンクラブに入るつもりは無いようだね……?