SpaceCommunist氏作成のOFFtaleの邦訳記事です。
※UNDERTALEについては公式日本語版準拠ですが、OFFの世界観に合わせるため漢字メインにしています。
※OFFについては非公式日本語版未プレイにつき個人訳準拠です。
●出典：OFFtale AU - RUINS (Genocide), Part 2
その後。
フラウィ
ハッ。
あのマネキンがいなくなってる。
こんなところでじっとしてるほどグズじゃなかったってわけか。
フラウィ
もちろん、バカなことに変わりはないけどね。
他の連中と同じように。
フラウィ
ねえ。
キミがどこから来たのか教えてくれない？
バッター
断る。
フラウィ
ちょっと、そんな態度はないだろ！
大親友に隠し事なんかしないでよ！
バッター
私たちは友達ではない。
フラウィ
そんなこと言っちゃダメだって。
ボクの心が傷ついちゃうじゃん！
フラウィ
……そんなのがあればだけど。
フラウィ
キミが地上から来たってことはありえない。
あの場所から来たにしてはキミは強すぎる。
フラウィ
キミはグズだけど、その力はニンゲンすら足元にも及ばない。
ヘヘ。脳筋ってやつだ。
フラウィ
本当に聞きたいのは……
キミは何者？
どこから来たの？
フラウィ
何より……
そんなタマシイをどうやって手に入れたの？
フラウィ
キミのタマシイがあるとボクはセーブができない。
そういう能力を持っていたのはボクが知る限り一人だけ……
フラウィ
……けど、その子は……
……死んじゃった。
だいぶ前に。
フラウィ
つまりキミは本当はそいつを盗んできたんだ。
まあ、ボクもきっと同じことをしたさ。
バッター
私もこれがどこから来たのかは知らない。
こんなもの、以前は無かった。
フラウィ
別に驚くことじゃないねえ。
フラウィ
フン。
フロギーまで居ないのか。
フラウィ
あのバカども、一体どこへ行っちゃったんだ？
遺跡を出ることすらできないのに！
バッター
恐らく、死んだんだろう。
フラウィ
……ああ。
そうだね、そうかもしれない。
フラウィ
まあ、キミが前に話してたことを考えると……
少なくとも苦しんで死んだだろうね！
バッター
そんなはずはない。
フラウィ
何だよ、もう日和っちゃったの？
あいつらが生きるべきか死ぬべきかって話をしてたのはキミでしょ。
バッター
私は自らの責務に従う。
死ななければならない不信心な者や邪魔者は死ぬべきだ。
バッター
だが無用な死はあってはならない。
我が神聖なる道に立ち塞がる者だけだ。
フラウィ
へーえ。
寝惚けたこと言うね、聖人。
キミが寝るのならの話だけど。
さらにその後。
フラウィ
……えっ？！
泣き虫ゴーストも居ない！
なんであいつまで消えるんだよ、死にやしないのに！
バッター
いや、死ぬぞ。
フラウィ
……。
フラウィ
……。
フラウィ
待ってよ。
キミ、本当に前回あいつを殺したの？
バッター
ああ。
フラウィ
……。
なるほど、ワオ。恐れ入った。
そいつはすごいや。
フラウィ
ボクでもあいつは殺せなかった。
……。
フラウィ
……。
フラウィ
キミ、本当はこの世界の人じゃないだろ？
バッター
……。
フラウィ
……。
お城にて。
フラウィ
信じらんない！
殺す相手がただの一人もいない！
フラウィ
あのバアさんがまだここら辺にいるといいんだけど……
フラウィ
……ねえ、ちょっと待って。
あれは何？
木の前に何かある……
バッター
塵だ。
フラウィ
モンスターの塵だ。
フラウィ
……トリエルは、このお城に来る唯一のモンスターだから……
フラウィ
……これは彼女だ。
フラウィ
……サイコーだね。
フラウィ
誓ってもいいよ、もし地底の世界がみんなこんな感じなら……
バッター
他の部屋を確認するか？ → 【いいえ】
フラウィ
ああ、いや、いいよ……
大したものはないから。
バッター
お前には聞いていない。
フラウィ
え？ じゃあ誰に……？
フラウィ
いや、忘れて。
そういえばキミはクレイジーなやつだった、今更な話だ。
フラウィ
やっと出口だ。
外に出て本当のお楽しみと行こうじゃないか！
バッター
……待て。
何か来る。
フラウィ
何だって？ バカどもの一人がついにお出まし？
バッター
……。
バッター
来たか。
＊
……。
フラウィ
……。
フラウィ
ボクが見てるのはいったい何……？
フラウィ
あ……あんなの知らない……
あれは……
ああ……
フラウィ
……うわあ。
キミは嘘なんか吐いてなかったってことか……その……
目の前のアレのこと。
＊
あれは私たちを憎んでいる。
フラウィ
……待ってよ。
いま喋ったの誰……？
＊
YOU WIN！
０ＥＸＰと０ゴールドを獲得！
フラウィ
……。
フラウィ
……ねえ。
ちょっと待って。
フラウィ
キミのタマシイについて考えてたんだけど……
まったくわけが分からない。
フラウィ
キミは以前はそれを持っていなかった……
そいつはボクが知っているどんなものよりも強力だ……
フラウィ
それから、さっきのバトルの時……
アレが何だったのかはどうでもいいけど……
フラウィ
キミに話しかける声が聞こえた。
ボクたちに話しかけてた。
フラウィ
ボクには何も見えなかった……
でも何を聞いたかは分かる。
その声はどこにいても分かるよ。
フラウィ
……キャラ？
キミなの？
キミがどこかにいるの……？
フラウィ
……。
信じらんないや……
……思ってもみなかったよ、キミが……
フラウィ
こんなバカにタマシイを盗られちゃうほどグズだったなんてさ！
フラウィ
ねえ、キミがいるって分かって本当に嬉しいな！
どうやったのかは分からないけど……キミは帰ってきた……！
フラウィ
聞いて？
ボクはキミのために最高の「おかえり」パーティを開くよ！
キミが帰ってきたのをお祝いして……
フラウィ
この場所を瓦礫の山に変えるんだ！
フラウィ
しかもね？
ボクたちには今、それだけの力があるんだ。
こいつが武器で、ボクがブレーン。
フラウィ
そしてキミが、栄えあるゲストだ！
フラウィ
さあ、外に出て楽しもうよ。
バッター
……。
